メインシステム(オリンパスシステム)は非常に「音質」に拘っています。
特に出てくるサウンドの70%以上、エネルギー感の80%以上を放つ「ウーハーユニット」には強いこだわりを持ちます。オリジナルのJBL:オリンパスにはLE15Aが標準的に使われていますが、LE15A自体、30年間に渡って同じ型番が作られています。その初期型と後期型では「音質」や「癖」・「質感」が全くの別物位違っています。(外見や重量は同じでも) シリアルNo(製造No)で5回ほど追っかけて音質比較をしましたが、シリアル番号が若くなるほど音質が良くなる傾向がハッキリしています。
古いユニットですので、オリジナルの白ゴムエッジは劣化していました。(製造後40年以上経っている)そこで、クロスエッジに張り替えました。ウレタンエッジでは10年で交換しなくてはなりません。クロスエッジなら半永久的に使えます。
LE15A遍歴でたどり着いたのが(5セット目) シリアルNo1305&1306番のLE15です。ユニットのフレームの色は「ブルー」です。この前に使っていたのがLE15Aでシリアル番号#7000番台(16Ω仕様)。#7000番台のユニットも良かったのですが、このLE15は更に素晴らしいユニットでした。ほとんど癖がなく、D130見たいな音の出方をして、低域の下限が更に深いのです。
このユニットを手に入れてから「150-4C」の入手をためらう様になりました。このLE15が有れば十分なサウンドが得られていると感じます。音質に拘ると「ウーハーユニット」にも拘る様になると云う事。メーカーオリジナルで気にいるサウンドが出るのは古いスピーカーかも知れません。