Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質アップ」するには、特に重要なのはケーブル類

2022年03月31日 | ピュアオーディオ


ケーブルに拘ると「電線病」と云う人もいます。雑誌の影響で機器の入れ替えは結構な回数やりました。機器には「グレード差」が有り、全く「音質差」が無い訳では有りませんが、総じて「若干の音質アップ」になると思います。

処が、「ケーブル類」のグレードアップは「劇的な音質変化」をもたらします。但し、「グレード」が変わらないといけません。良い線材を見つけ出すのが一苦労です。そのケーブルで電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線・・・と必要なケーブル全てを交換します。ここまで来ると、「自作」しないと完了しません。私のメインシステム2セットは、写真の一番右側の太さのケーブルにしています。チャチな端子では、機器の方が壊れます。結構な硬さと重量・断面積が有ります。ここまで来ると「オトキチ」になります。

モニタースピーカーに求めるモノ

2022年03月30日 | ピュアオーディオ


当初はモニタースピーカーにALTEC#614(604-8G入り)を使っていました。箱が小さい上に合板製ですので重低音は出ません。人の声が上手く出れば良いと考えていました。ヴォーカルを中心に、サロン的なJAZZやクラシック音楽を流していました。「内部配線」の交換をシンプルで簡単に出来る点が、当方の選んだ理由の一つです。上手く鳴り始めたら、お客さんが欲しがり、持って行かれました。今でもそのお客さんは時々顔出しをされます。


ALTEC#614(604-8G入り)は2セット目でした。1セット目も同じ様に持って行かれました。次に選んだのがSP-LE8Tです。このSPも20cmフルレンジですので更にシンプルです。このSPの内部配線を交換した後は後ろのRCA Wフロントロード箱のスピーカーがなっている様な、スケールのでかいサウンドがしていました。専用トレールを使えばその様なサウンドが出ます。現在は木材価格の高騰で制作不能です。

最初に作った管球アンプ

2022年03月29日 | ピュアオーディオ

SS誌の「上杉佳郎の作る管球アンプ」の掲載が有り、部品表を見てトランス類を少しづつ集めていた。(サラリーマン時代)そのトランスを使ってEL34ppモノラルアンプをゴッドハンドに作っていただきました。


音が出る事を確認して「内部配線」を「ブルースーナー」で配線し直しました。硬く太いケーブルを使っての最初の1号機でした。


出て来たサウンドは「予想以上」に「音質アップ」したサウンドです。まず「音圧が上がる」、音数の増加やヌケ・キレ・ノビが全くの別物で、自分の体験した事のないサウンドに仕上がりました。(その為には、電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブルのグレードを揃える事が前提)


SP端子類も色々試して、最終的にはフルテックロジウム使用の最高級品が1番音質が良かった。音数や音のヌケ・キレ・ノビが全く違って来ます。

また、EL34(6CA7)もメーカーや年代で音質や質感ががらりと変わります。小さなミニチュア管1本でも同じ事が言えます。良い球を見つけて使う事も「音質アップ」の基本になります。この改造で色々なノウハウを手に入れました。実際にやって見ないとフェイズが変わりません。新たな出会いの発見です。

6L6ppパワーアンプをGE6550に変更

2022年03月28日 | ピュアオーディオ

6L6ppパワーアンプを入手したのは2008年。端子類を「私仕様」に変更して使っていました。球も英国球に交換してかなりの音質アップをさせました。


当時からとんでもない太さのケーブルを使っていました。電源ケーブル・RCAラインケーブル・SPケーブルの太さは半端ないものだと思います。現在は、もっとスマートな特殊な銀線にしています。太過ぎるのも使いづらい処が有ります。


6L6(KT66)ppから内部回路定数を変更して、GE6550(KT88)ppパワーアンプに作り替えて現在に至ります。ゴッドハンドの手を借りました。



BNCケーブルも自作して見たが・・・

2022年03月27日 | ピュアオーディオ

フルテックのロジウム仕様の高音質タイプのBNC端子を購入して、BNCケーブルを作成した事が有ります。何処に使うのか? CDPの外部クロックを利用して、「クロック」をより強力にして「音質アップ」させ様と考えました。


BNC端子は仕事でも、測定工程のテスターで使っていました。実際に作って見て「大した代物ではない」事に気付きました。BNC端子自体接続性に問題が有ります。おまけに半田付けする部分が窮屈で、「太い配線」が使えません。

当時作成していた最高級のRCAケーブルの方が「音質」は遥かに上でした。この場合は「RCA→BNC変換プラグ」を使いました。余計なプラグを介しても良いRCAケーブルを使った方が音質は上に来ます。BNC端子自体「簡易型」の範疇を否めません。現在は「RCA→BNC変換プラグ」を使って、最上位クラスのRCAケーブルを使っています。

ハーベス モニターⅢMK2のサランネットは溶ける

2022年03月26日 | ピュアオーディオ

2008年当時、ハーベスを手に入れましたが、サランネットはなく新規に設計して「特注」して作成しました。ウレタンエッジと同じ素材が使われていた様で、10年もすれば溶けてしまう様です。


サランネットの枠を設計し、布張りで作成しました。外形寸法にはノウハウが必要な様で「嵌め合い公差」のノウハウで作成しました。枠も中央にユニットを避ける様に「補強栓」を入れました。

2008年頃のサブシステムのスピーカー

2022年03月23日 | ピュアオーディオ

2008年頃のサブシステムのスピーカー達。写真に写っている物は①サンスイSP-LE8T ②タンノイ ⅲLZシステム ③ALTEC#612 ④RCA Wフロントロードsystemと4種類のSPが有りました。置くだけのスペースがないと持てません。


開業当初からALTEC#614システムをモニターシステムにしていましたが、欲しい方が現れて貰われて行きました。2セット目の#614モニターを作りましたが、こちらもまた欲しい方が現れて貰われて行きました。そこで、ALTEC#612システムを作り出しました。その間、サンスイSP-LE8TをモニターSPとして使っていました。ただ単体では15KHz以上の高域が不足して、ALTEC#604-8G程使い勝手が良くありません。高域のノビを感じるケーブルの試験が出来なかった。

タンノイⅢLZはバッフルの作りが甘く、個人的にイマイチの処が有り、新しい箱を探す事も考えましたが、出番が少なく手放してしまいました。


2018年頃は50年前のアンプに凝っていた

2022年03月22日 | ピュアオーディオ

2018年頃は、50年前の国産高級機の音質確認をしていた。写真の2機種は私がオーディオを始めた頃の高級機でした。安サラリーでは買えない憧れのアンプでした。当時のアキュフェーズC200+P300は「透明感」の高いサウンドでした。実際に当時C200は使っていました。50年ぶりに同機種を手に入れて、サウンドを確認しましたが、50年も経ってしまうと初期性能を出してくれるのか?感じれなくなりました。サブシステムで2セットを同時に「2000Hrの鳴らし込み」は無理でした。どちらかを選択せざるを得なくなり、パイオニアのC3+M4の組み合わせを選択しました。


こちらのC3+M4が2000Hrの鳴らし込みが終わって、「活眼」(活性化)したのは、導入してから2.5年かかりました。「活眼」したのがハッキリ分かるのは、それ以前のsoundから一気に高みのサウンドに変化してきたからです。ただ、サブシステムで使うにはサイズや重量が大きすぎ、且つ、M4の電気代や発熱量が半端なく、手放してしまいました。活性化する直前にSONYのアンプに凝りだして、SONYのアンプを揃えてしまったのも原因の一つです。


C200+P300とC3+M4と同時期にラックスマンのM-06αも購入していました。こちらは、息子宅で高域に使っていると思います。XLR端子が有るので生き残りました。このアンプは自宅でも使いましたが、0.05Wぐらいの表示が、自宅での平均音量です。D130や#375を使ったシステムでは、「1W出力」でも「爆音」になります。

2セット目のJBL#4311は4311Bを使った

2022年03月21日 | ピュアオーディオ

1セット目のJBL#4311SuperTrail仕様は2015年4月に作成した。写真の2セット目はJBL#4311B SuperTrail仕様です。


中音用のスコーカーのユニットの形状がノーマルの4311と異なります。初期型の中音ユニットは逆カーブコーン型でしたが、4311Bではセンターコーン型に代わっています。ネットワークのツマミの大きさも変わっているので、ノーマル型のネットワークを4311B型にはそのまま取り付け出来ません。またその逆も出来ません。


内部配線自体は殆ど変わりません。配線も取り回しも殆ど同じですが、ユニットの端子が変わっているので、配線の端末処理が違って来ます。やはりこのサイズが使い易く長く使えますね。低域の30cmコーン型はクロスエッジですので数十年は持ちます。ウレタンエッジのモノは避けています。

JBL#4311のSuper Trail仕様の問い合わせが2件あるが・・・

2022年03月20日 | ピュアオーディオ

2015年に当時横浜にいらしたお客様から「良いスピーカーを探している」との事で、当方がお勧めしたのがJBL#4311SuperTrail仕様のスピーカー。D208システムと一緒に送付し、聴き比べをしていただきましたが、予想通り、#4311SuperTrail仕様を選択されました。ちなみにD208システムもSuperTrail仕様でした。都会では低音が出過ぎるとご近所迷惑にもなる事も有るので、その点も勘案しての選択をお願いしました。



その後、自分様に2セット目の#4311も作成しましたが、こちらは岡山市の常連さんに気に入られてしまいました。貸出試聴のつもりが二度と帰って来ません。もっと金額の高いSPをお使いでしたが、#4311SuperTrail仕様がメインになった様です。最近は別の方から、過去の記事を読まれたり、直接電話してこられて「質問攻め」にされたりしています。


左側がJBLオリジナル配線、右の2個が当方のSuperTrail仕様の内部配線。一目瞭然ですね。配線材の太さが極端に違います。また素材も特殊な銀線で伝送力が違います。#4311(30cmウーハー)で38クラスの低域を出して来ます。STM-22型のトレールを併用すると更に音質アップと低域の豊かさや響きの良さ、移動の簡単さを手に入れます。



注文が有ったからと直ぐには作れません。程度の良い4311を入手して、内部配線の交換やネームプレートを新品に交換しないといけません。一応ネームプレートはストックが1セット分有りました。(自分用に取って置いたものだと思います)



現在の問題点は、自分のやる気が無くなっている点です。面倒臭い作業をしなければならないので避けているのです。それよりも、増えすぎた機材を整理しないと次に進めません。



自分様にSTM-22も1セット確保しています。結論から言うと「自分様に作成」して、タイミングが良い時だけ手に入るスピーカーだと云う事です。私が作らなければSuperTrail仕様のスピーカーは出来ません。