Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ようやく管球プリ2号のボリュームが決まった

2013年11月30日 | ピュアオーディオ

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自宅システムで使用している管球プリ2号のボリュームがようやく決まった。A&Bの250KΩ、500KΩ、クラロスタット500KΩと使って来たが、ボリューム位置がなかなか合わなくて、更に質感の関係も有り、気に入らない状態が続いて、自宅システムそのものを聴く事からも遠ざかっていた。

ようやく国産のボリュームに落ち着いた。左右の誤差が殆どなくバランスを心配しないで使える。ボリュームの常用域は6時30分(6時の方向でゼロ)と位置的には非常識な処。これは自宅システムもオリンパスシステムも超高能率システムだから致し方ない処。90dbぐらいのSPならば9時~10時の方向で使えます。ボリュームの調整には他の方向で対処する事にしました。

久しぶりに自宅のシステムで昨夜は2時間ほど聴きました。モーツァルトの協奏協奏曲(パイヤール盤)を聴きましたが、音の鮮度が有って、弦楽器がしずるを引く様な質感で鳴りだして久しぶりに嬉しくなりました。音楽を聴いている感じがします。機器が安心して使える事は非常に大事だと感じました。


サブシステムの再構築

2013年11月29日 | ピュアオーディオ

「聴くなら一番良い音で・・・」や「お守に疲れた・・・」との理由で、4セット程有ったサブシステムをすべて処分して、メインシステムだけに絞ったはずなのに・・・。メインシステムがまだ完全に仕上がっていない事が理由でもあるが、またぞろサブシステムを作ろうかと思い直した。

メインシステムも設置スペースの関係で、色々な実験をするのに触り辛い処が有るし、ミステイクでトラブルの発生も出て来て、修理費用も馬鹿らしく思える。

思い切ってサブシステムを作って遊ぶ事にしました。現在機器を買い込んでいます。一応必要なモノは手に入りそうですが、SPを何にするかで迷っています。予算が非常に少ないので大した機器は買えません。年内一杯に揃えば良いぐらいの気持ちでやっています。メインシステムは有りますので、小型やミニのSPで良いと思っています。

私がオーディオに手を染めだした頃は「4チャンネルステレオ」の全盛時代でした。CD-4方式やQS・SQ方式等各社が競い合っていた頃で、もう40年以上前の事になります。今でも4チャンネルには興味が有ります。でもさすがに40年前の機器を揃えるのは難しいとも思います。中古で探して有ったとしても、基本性能を保持しているかは判りません。別な方法で多チャンネルSPシステムを考えて見たいと思います。


なかなか思う様なサウンドにならない

2013年11月28日 | ピュアオーディオ

田舎の法事も終わり、「馴らし込み」を続けていますが、なかなか思う様なサウンドになってくれません。低域のキレが悪いのと高域の繊細感が出てこない。また「ふん詰まり」を感じる様になって来た。

現在のオリンパスシステムではクラシック系は何とか聴ける様になって来たが、JAZZ系はまどろっこしいサウンドで、ほとんどJAZZが聴けなくなって来た。プリアンプが管球式なのでこの辺が問題なのかと疑心暗鬼になって来ている。

「弦楽器」系は艶やかでなめらかさが有り聴き易い。一方JAZZ系はパルシブな音が丸くなってキレが悪く、聴いていて楽しくない。自宅システムに求めている様な質感になってしまった。同じ様なシステムが2つも有っても仕方がない。次のプリアンプを模索しないといけないのかもしれない。


この頃ようやく新しいCDを買いたくなって来た

2013年11月25日 | ピュアオーディオ

22~24日まで田舎で親父とおふくろの3回忌と7回忌の合同法事に行って来ました。何処に仕舞って有ったのか、今まで見た事のない古い写真が見つかって、おやじとおふくろの若い時の結婚写真や、戦前の家族の写真等が沢山出て来ました。70年~60年前くらいの写真ですので、現在80歳代の生存者に聞いて、私の祖父の若い時の顔を初めて知りました。お昼の部と夕方の部と2回に渡って一族揃って賑やかな法事になりました。

法事も終わって昨日帰って来ました。帰る早々オリンパスの音楽部屋に直行して音楽を楽しんでいます。システムの活性化も終盤に入り、新しいCDを聴くゆとりが出て来ました。音楽を聴ける音質になったと云う事でも有ります。

最近シベリウスの交響曲全集やブーニン、ユンディ・リのショパンやリストの曲を買いました。現在それらを聴いています。強い打鍵のピアノタッチでも音崩れせず、ビビりもなくなめらかに再生できるようになり、強弱の激しい曲でもこなしてくれる様になっています。これくらい活性化してくれますと新しいCDが欲しくなって来ます。長かった「馴らし込み」もようやく後一息の所まで来ている様です。もうかれこれ累計1000Hrを越えているでしょう。「馴らし込み」だけでシステムのサウンドが一変しています。


音の「間合い」がまだ違う

2013年11月24日 | ピュアオーディオ

音の「間」を私は大事にしている。「間合い」とは演奏者と聴き手の距離の事。オーケストラの演奏なら指揮者の位置で聴きたい方や、コンサートホールのど真ん中で聴きたい方、やや前列で聴きたい方・・・と個人の好みで「間合い」が出来て来ると思う。

個人的に、自宅システムではホールの真ん中辺りよりチョッと前列、オリンパスシステムでは、指揮者の位置の「間合い」を求めている。JAZZを生演奏に近い状態で聴きたいと思うとどうしてもオーケストラは指揮者の位置になる。

自宅システムではほぼ狙い通りの「間」で聴けているが、オリンパスシステムではまだ間合いが違う。管球プリではこの辺がチョッと奥まってしまう可能性が有る。Tr型プリアンプでないと求めている「間合い」に入らない可能性も有る。悩む処です。どちらにもメリットとデメリットが有り、最後は好みの問題になる可能性も有ります。

チャンデバの活性化も最近は随分と進んで来て、音のノビについてはかなり良くなって来ている。ヌケとキレが出てくれば「活性化」も完了で有る。しかし、このキレとヌケを得るにはまだまだ「馴らし込み」が必要です。


SPのセッティングに付いて

2013年11月22日 | ピュアオーディオ

従来から「SPのセッティング」については重要だと云う認識と、フロアー型は「そのままポン置き」で十分だと云う考え方が有りました。SPのセッティングについては、「ブックシェルフタイプ」だけの様に考えられていますが、フロアー型でも随分変わります。

「SPセッティング」の仕方で、「活きた音」と「死んだ音」に分かれる様に感じます。以前トレールを製作する時に色々と実験した事が有ります。ソースやアンプ・ケーブル類はそのままでも、SPを開放的に鳴らすように工夫すると「生命感あふれる」サウンドが出て来ます。一方、メーカーオリジナルのままでは「死んだ音」の様に、何を聴いていても楽しくならないサウンドになってしまう場合も有ります。ついついボリュームを上げて、音数を稼ごうとしてしまいますが、結局は聴くのも辛くなってしまいます。

フロアー型SPにはメーカーオリジナルで「袴」(台座)や「スパイク」等の設置がして有るモノが多くみられます。大型SPでも「直置き」では良くない事はメーカーも判っているのでしょう。でも「袴」や「スパイク」の用い方に吟味が十分か?は疑いを個人的に持っています。それを実践して確かめたのがトレールの製作です。

トレールの製作を通して、「SPの受け」(支持)と「床面への設置」(接地)は分けて対策が必要だと認識しました。「4点支持4点接地を異軸で・・・」が基本的な到達点です。原理的なモノをほぼ習得して、現在では6点支持6点接地でも使えるように理論を完結しました。

トレールも模造品が出て来るようになりましたが、「外見」をいくら真似ても、「SP設置の理論」もない状態では「活きた音」の再生は望めません。


気分転換

2013年11月21日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

昨日は「気分転換」で一日ドライブに行っていました。八女インターの所から星野村経由浮羽へ、そして日田市を通って耶馬渓の青の洞門へ、→一目八景→九酔渓→九重長者原→牧ノ戸経由黒川温泉→竹原峠経由で帰って来ました。

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「青の洞門」は10年振りくらいですね。
昨年の洪水からようやく立ち直った様でした。
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「一目八景」では紅葉の最盛期で心洗われるひと時を過ごしました。
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観光客が多く、展望台も満杯でした。

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九酔渓も回りましたが、こちらは盛りを過ぎている様でした。
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こちらは絶壁の上からの眺めになります。
下を通る自動車が小さく見えます。
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最後は長者原から見た「三俣山」です。
こちらは「雪化粧」でした。
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もう冬が来ていました。道端にも雪が積んでいました。

強行軍でしたが一日秋を満喫し「気分転換」には十分です。


少しづつ質感が良くなっている

2013年11月19日 | ピュアオーディオ

管球プリアンプ2号の不具合はちょっとやそっとでは直らないと判断し、後日クラロスタットのボリュームは交換する事にしました。併せて1号を復帰させました。

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DECCAリボン型SPユニットの上に、EV系のツィーターを追加して音の変化を楽しんでいます。EV系のツィーターを加えて、ツィーター合計5セットの駆動でも高域用アンプの負担は少ない様に感じます。

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「馴らし込み」もそろそろ累計1000Hrになりつつ有ります。「質感」はこの何日かで随分良くなって来ています。先月まではチャンデバのF-25Vの音色だけの様な感じでしたが、「琴線」に触れる様な弦楽器の質感が少しだけ多くなって来ました。ただ低域の質感は「管球」と「半導体」のデバイスの違いが出て来てどうしようもないのかもしれません。

自宅システムと現在のオリンパスのサウンドは雰囲気が似ています。同じ様な音が2セット有っても仕方がないし、元々オリンパスシステムは「オールダウンダー」を目指していますので、プリアンプの交替も視野に入れ始めています。


またプリアンプを管球プリ2号へ

2013年11月17日 | ピュアオーディオ

昨日はオリンパスシステムのプリアンプを交換して楽しんでいました。管球プリ1号から2号にまた交換して見ました。1号と2号では音のバランスや情報量が若干違いますが、「どちらがオリンパスに合うか?」をチェックしたいと思います。

オリンパスに管球プリ2号の組合せは、せいぜい4日程の組合せしか試していません。ようやく本領発揮し始めた頃に交替させていますので、本当の実力を計りかねていました。管球プリ2号には「不具合点」が有ります。この不具合点の為、今まで長期の使用は止めていたのです。

2号には「クラロスタット」の500KΩのボリュームを使っています。このボリュームの左右のセパレーションのズレが大きく(単純に定位がLch側に大きくズレる)、しかもボリュームの角度によってそのズレ方が変化する様な処が合って、毎日聴くには使いづらい処が有りました。自宅でしばらく使いこんで、少しは扱い易くなりましたので、オリンパスに持って来て「使い込み」で馴らして見ようと云う段取りになりました。

左右のセパレーションのズレは、規格が±20%の時代ですので致し方ありません。クラロスタットの500KΩのボリュームはマランツ#7の初期型にも使われているボリュームです。瑞々しい質感を持っている様に感じます。素性は良いのですから、使えるように「癖」をマスターすれば良いと思います。

60年以上前のボリュームのデッドストック品を使っていますので、保管状態で酸化膜を被った可能性も有ります。使っている中でそれらが正常な方向に向かってくれるのを期待しています。

前回4日間使った感想では、管球プリ1号と同じグレードで使えると判断しています。元々こちらの2号が「オリンパス用」で有って、1号は自宅システム専用に仕上げて、フォノの昇圧トランスもSPU専用に内蔵させています。2号にもフォノ系統が2系統有りますので、いつでもアナログを繋ぐ事が出来ますが、殆ど使わない現状では無用な機能です。


まだ「テヌート」を一度も感じない

2013年11月15日 | ピュアオーディオ

良い音質になっている時は「テヌート」(音を十分に伸ばして)を感じるが、今回の「鳴らし込み」ではまだ一度も感じていない。

8段目の活性化後、「音の厚み」が増えている(情報量が増えている)が、「ヌケ」ていることを感じられない。もちろん「テヌート」を感じない訳なので、「鳴らし込み」が完了している筈もない。

「良い音」が出始めると「動きたくなくなる」のが常だが、「聴いていられない」とうろうろと席を立ってしまう。毎日2時間は席に座って聴くようにしているが、それ以上は座る気になれない。

今日はブーニンの「東京コンサート」をじっくり聴いて見た。モーツァルト/ピアノ協奏曲23番とショパン/ピアノ協奏曲1番。強烈な打鍵音が出ても、以前のように#375からビビリ音は出なくなった。ほぼピアノはクリアした様だが、「ヌケ」を感じないのでトキメキがない。もうしばらくはまた苦行が続きそうだ。