オリンパスやRCA箱システムの音質チェックをして、アンプの入れ替えや配線の取り方等のチェックをしていますが、こちらは表の事。裏では自宅でDVDやHDDで映像を見れるように準備をしています。ようやくDVDだけは見れるようになりました。自宅では「2chステレオ」専門で、ほとんどDVDを見る時間がないと言うか見てこなかったと言うべきでしょう。
パワータップを追加したり、モノラルアンプを引っ張り出したりと「電源ケーブル」の準備が大変です。その上にDVDシステムとなりますと更に電源ケーブルやSPケーブル・ラインケーブル・・・とケーブル類の追加が出てきます。全て自作で対応しますがプラグ類は購入になりますので結構物入りになります。
今回新設したシステムは、アンプにサトリのプリメイン、DVDはSD-9500、SPはテレフンケンRB46、SPケーブルは「試作品」を作成しました。
オリンパスのアンプを思い切って交換しました。どうしてもA-30を入れてからの「違和感」が気になりました。今回A-30を撤去しました。交換には1時間もかかりません。
上の写真が今回の交換前です。低域にCA-2200、中域にGE6550シングルアンプ1号、高域にA-30を使っていました。
高域の質感に「違和感」を持っていました。具体的には高域の帯域が「ひしゃげた」様に感じ音量を上げると「うるさくなる」と感じていました。
こちらが交換後になります。低域はCA-2200で同じ、中域にEL34ppモノアンプ、高域に今まで中域に使っていたGE6550シングルアンプ。
音量を11時の方向(120dbサウンド)に上げても「うるささ」を殆ど感じません。中域の音の厚みと質感が大幅に改善されています。空気が震えて音が出て来るのが実感できます。(実在感が違う)音数と雰囲気音の数が全然違いますし、空気感がまるで変わっています。こちらの方がSNも透明感もはるかに上を云っています。A-30の様に40万円以下のアンプでは太刀打ちできない世界です。
アキュフェーズの最近のアンプは、あちこちでA60やA65等も聴いていますが、これみよがしの「分解能」を前面に押し出したサウンドの様に感じます。一般受けし易い様に思いますが、その次元の上の音が・・・・。
ご近所のマニアの方が20年近く眠らせていた(エアーベースのプラグ破損でハウリングが出た為修理不能で眠っていました) マイクロ SX-8000フルシステム +SME3012+SPU-GEのシステムを甦らせたそうだ。SPU-シグネチャー?(当時10万円)していたカートリッジが固着してしまった様で、前述「SPU-GEを分けてくれ」とおいで下さいました。
新品で入荷した当時聴かせていただきましたが、一般のアナログプレーヤーとは一線を画す音の次元の高さを聴かせいただきました。音数は「サワサワ感」が出るほど多く、質感もビロードの質感でした。さ来週にはOFF会で久しぶりに聴かせていただけそうです。
そんな訳で久しぶりにLPを聴いて見たくなりました。ソニー・クリスの「プレイズ・コール・ポーター」、軽快なJAZZをかけています。私は若い頃からクラシック専門で聴いて来ましたので、JAZZの方は詳しくは知りませんが、なかなかの演奏で気分が晴れて行きます。
使っている針はSPU-GEです。本体部のゴムラバーを取り去って、感知レバーをむき出しで使っています。感知レバーがしなってトレースしているのを見ると安心感が有ります。マットはリンホフ製の純毛マットをサンドウィッチで使っていますので、ハウリングは殆ど有りません。非常にSN比が高く、CDと切り替えても殆ど判りません。
先週から使い始めているipod用アナログケーブル「NEW スバル」の音質確認を続けています。どうやら「使える」音質を確保している様です。
銀線を使っている為、径が細くなって取回し性も良くなり音質アップもしています。個人的には「OK」の判断をしていますが、強度的にもう少し考えたいと思っています。
音質は私の装置では一般のCDPと遜色ないレベルです。ご近所のスーパーマニアのお客様(kf6gtk様)にも本日聴いていただきましたが「これだけの音が出せれば十分」とのお墨付きをいただきました。但し、音量は低いのでボリュームで補ってやる必要が有ります。ipodの出力の問題ですのでケーブルとは関係ありません。
オーディオ機器の電源に付いて述べておきたいと思います。ブレーカーから屋内配線はそのままでも「壁コンから機器間」への対策で大きくサウンドは改善します。
壁コンの取り数は使用する機器の電気量(W)で一応の目安をつけています。1個の壁コン(2口)で約1000W以下と捉えています。例えば自宅では1個の壁コンで全ての電源を取っています。 CDP(1A)+プリ(1A)+パワー(3A)=5A=500W の要領ですから1口でも十分対応できます。壁コンにはフルテックのロジウムメッキ FT-D20A(R)を使っています。
壁コンから機器間の間には「パワータップ」と言う「電源トランス 100V→100V」付きのタップを使っています。ここでもFT-D20A(R)を2個使って4口仕様にして、3台の機器を接続しています。「電源トランス」を使っているのは「200Vの電圧から100Vへステップダウンして使うと音質が良い」と言う事を確認した上で、「電源トランス」の有効性を確認して導入しました。またこの「電源トランス付きタップ」の箱の強度でも音質が大幅にアップする事を確認しています。この「電源トランス付きタップ=パワータップ」を使いますと「音数」や「エネルギー感」等が飛躍的にアップします。
各機器(CDP・プリ・パワーアンプ)は電源ケーブルと一体になって「性能」が出来ていると言う事。どんなに高価なアンプでも電源ケーブルが貧弱だとその性能はフルには発揮できない。中級機に良い電源ケーブルを使うとアンプの価格差以上に性能は上に来ます。
イメージとして捉えていただきたいのですが、「電気の流れに信号を乗せて送る」事がオーディオでは行われていますので、ベースになる電気の流れと信号の電気の流れの2つの「電気の流れ」が有ります。ベースの電気の流れ(電源ケーブル)と信号の電気の流れ(ラインケーブル・SPケーブル)共に、沢山流せる事が「情報量」や「質感」となって現れてくると考えています。
最近のメーカーオリジナルのSPは、SPユニットをはめ込む様に作られているので、なかなか手を入れるのが難しい。そのSPの性能に満足しているのならそのままでも良いが、不満を持っているなら次のSPを考えられると思う。この場合「機器の入れ替え」になり、経済的負担も大きく、また望む性能が得られるとは限らない。
オーディオマニアと云われる方達は、「音楽を楽しむ事」と「機器やケーブル他を変更する事での音質の変化を楽しむ」事を合わせて楽しんでいると思います。
「音楽を聴くなら良い音質で・・・」とは誰でも望む所です。オーディオの要は「スピーカー」だと私は思う。この「SPで音楽の表現能力が決まる」と感じています。
「SPの入れ替え」(機器の入れ替え)は1か0かの選択の様に当たり外れが出る事が予想されます。それに対して「SPを自作してユニットを交換や追加して行く」方法では「成長」が見込まれます。そう云った意味で私は「自作SPの作成」の方向で取り組んでいます。
自分が使っている①オリンパスシステム ②SP-707Jシステム ③RCA箱システム はウーハー箱を入手して、JBLのユニットを選定し組み上げたシステムです。アセンブリーのシステムです。ですからお好みの帯域分割で使えますし、SPユニットの追加も簡単です。足りない部分をいつでも補える事が出来ます。
自作でSPを組み上げて行きますと、今まで判らなかった事が判って来ます。帯域分割一つとっても500Hzと800Hzでは違います。人の声(ヴォーカル)を一つのユニットでカバーした時と2つのユニットでカバーした時の差が良く判ります。こう云うノウハウを持つ事が大切だと思います。
既存のSPでは自分の欲しい音質が求められないと思った方は是非「自作SP」に挑戦してください。その為のノウハウの提供は惜しみません。
初めは小型SPのフルレンジから始められる事をお勧めします。10cmや20cmクラスからでしたらそんなにコストはかかりません。