Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今の機器で「仕上げ」る時期に来ている

2014年05月31日 | ピュアオーディオ

友人宅への訪問や、アドバイス等で新しい機器の誘惑が有ります。数年前は機器をとっかえひっかえ悪戦苦闘した時期が有ります。38cmウーハーを使ったSPシステムだけでも5~6セットが常時有り、中型SPシステムも5~6セット有りました。

システムセレクターでSPを切り替えて遊ぶような事はしませんので、当然CDPやアンプシステムも5~6セット以上所有していた時期が有りました。しかし、機器は使ってやらないと劣化が早いので、ローテーションで2時間づつ鳴らしてやる様な事を何年も続けて、ほとほとくたびれました。本当に聴きたいシステムは1セットで良いと思う様になり、順次処分して行きました。

最後まで残したシステムはSuperTrail仕様(特殊銀線)で組み上げ、ユニットもほぼ揃えた3セット。1セットは息子にやり、残る2セットを現在使っている。但し、お遊び用の小型SP・超小型SPのシステムも作っている。

これからは、1セットづつ技術やパーツの「水平展開」を考えており、資金を集中させて1セットづつ仕上げる段階に入っている。差し詰め「オリンパスシステム」を納得行くレベルに仕上げたいと思っている。やる事は既に決めているので、着実に実行して行くだけと思う。ただ「障害」も有るので、それを乗り越えなければいけない。

現在でも相当グレードの高いサウンドで有るが、更に「完成形」に仕上げて行きたいと思っている。機器との出会い(縁)も大事だと思っている。


自宅システムがなかなか聴けない

2014年05月30日 | ピュアオーディオ

以前は夜中の2時頃まで良く聴いていた自宅システム。最近は「音楽部屋」のオリンパスシステムを1日中聴いて満腹状態になっている。健康の為にと云う事も有り、23時ぐらいには寝る様に「品行方正」になって来ている。

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夜聴く時間が作れないので、灯を入れる回数は若干減ったが、「音を出す」事が少なくなった。最近は夜早く寝る分早起きにもなっているので、朝からちょっと大きめの音量で聴いて見たらどうか?・・・と思い、久しぶりに午前中やや音量を大きくして鳴らして見た。

夜中しか聴かなかったので「小音量」では音数が少なく、オリンパスとの落差で「余り聴かなくても良い」と云う気持ちになっていたが、久しぶりに鳴らして見ると、音量が大きくなった分「音数」も増えて、「これも良いなあ・・・」と思える様になった次第。

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自宅システムは、管球アンプのプリとパワーアンプの組合せ。やはりこのシステムの「質感」は独得のモノが有る。鳴らし出して1時間程しないとその「質感」は出てこないのだが、弦楽器のなめらかさと艶っぽさは非常にお気に入りです。このシステムもまだ最終仕上げに至っていません。プリアンプのボリュームはまだ予定のモノが手に入っていない。最後はこの機器達にもFXヒューズを入れたいと思っています。


音質アップしている

2014年05月29日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムも、5月上旬に高域用パワーアンプへFXヒューズ導入したのが効いて、15日辺りでも「ほぼ満足の行くサウンドになった」と思っていたが、更に音質アップして来ている。まだ現在進行形の様だ。

現在の「音楽部屋」に来て、「旧事務所のサウンド」を越えるのは難しいのかな?と半ば思ってしまっていたが、ここに来てようやくそれを上回る様なサウンドになって来た。音数がまだ増えている。見通しに良さや解像度が上がっている。いままで感じれなかった演奏の「ステージ」が見えて来た。「リアルさ」も非常にアップして、CDの中に入っている「暗騒音」がリアルで、「誰か来たのか?」と思ってしまう。

今年になってからも色々と対策をして来たが、良く考えてみるとプリアンプも漸く半年になるのだ。全体的な音質アップと部分的な音質アップが組み合わされ、「鳴らし込み」の効果が出て来ていると思う。

引っ越して来てやっと1年が過ぎ、「この部屋ではだめか?」と何度思った事か!ようやく目指していたサウンドに近づいて来た。次なる対策をすれば確実に「機器は終わり」に出来る。


私のサウンドの特徴

2014年05月28日 | ピュアオーディオ

私は「音質追及派」です。機器の潜在能力を出来るだけ引き出す様にしています。その為SP系にはアッテネーターは1個も入っていません。チャンデバのアッテネーターさえ「ゼロ」ポジションです。唯一使っているのは中・高音用のパワーアンプの音量調整用のゲインコントロールのみです。さすがに「音量調整」だけはしないと低域と中域・高域の音のバランスが取れません。

私のサウンドの特徴は「制御された音」になるのではないかと思います。良くコントロールされた音と捉える事が出来ます。殆どの機器やSPに手を入れ、ケーブルも全て自作、アンプ類には管球式有り、トランジスター式有りと混在して使っています。SPユニットも基本はJBLのオールドユニットですが、ハイルドライバーやデッカのリボンツィーター・ビクターのリボンツィーターを組み合わせています。「音質追及」した結果の選択であり、質感に違和感は有りません。

「音数」は出来るだけ多くと追求していますが「余計な音」は殆どない様に聴こえます。SN比も非常に高いと思います。音場の見通しや音の通りも申し分ないと思っています。自分なりに「徹底的な音質追及」した結果であり、特に不満のないサウンドに仕上がったと思っています。

後、手を加えるのは低域用パワーアンプのみだと思っています。これが完了すればほぼ完成になると思います。その先は「プリアンプ」選びに入ります。現在のプリよりもっと表現力の多い機器にしたいと考えています。


オーディオ装置は遺産に出来るか?

2014年05月27日 | ピュアオーディオ

時々オーディオ機器に神経質なくらい「美観」を求める方に出会う。それこそ「キズ一つ許さない」潔癖さを感じます。高価な機器を買って「使い古したくない」と云って、珠にしかアンプの灯を入れない方もいらっしゃいます。モノを大切にする気持ちは大変良く判るのですが、度が過ぎるのか?勘違いをされているのか?と思う時が多々有ります。機械は使ってやらないとコンデンサー類等劣化して行きますし、「良いサウンド」を求めると機器を動かす回数も増えます。動かす回数が多ければキズを付ける確率は格段に上がります。美観と音質には反比例の関係が歴然と有ります。

オーディオ機器(CDP・アンプ・SP・ケーブル等)は、一度使っただけで「中古」になります。その時点で「評価額」は相場的に半分以下になるでしょう。ヤフオクの出品例を見ていますと、使っていたご本人が他界され、ご遺族の方が機器の処分の為に出品されているのを良く見かけます。オーディオ機器は「趣味」の機器ですので、同じ趣味を持たない限り、親から子へその機器達が伝承されて行く事は有りません。

今使っている機器達も自分が居なくなったらどうなるのだろうか?・・・と思う事が有ります。幸い息子には同じ趣味を理解させていますが、彼には彼の好みが有りますし、既に私のメインシステムと同グレードのシステムを持っていますので、私の装置は別に要らない訳で、おそらく処分される運命だと思います。せめて自分が使っている間は「自分好み」のサウンドにして使いたいと思っています。

WEのSPやアンプ等「プレミア」が付いて、現在でも高額で取引されている機器達も有ります。これからどんな機器達にプレミアが付いて行くのでしょう?個人的な推察では、JBLやALTEC・タンノイの古いユニット達にプレミアが付き始めています。JBLのSP系でも既にプレミアが付いているモノが有ります。蜂の巣(HL88)は発売当時¥12万円/個(1970年頃)でしたので、ペアで¥24万円。現在は¥30万円以上出さないと奇麗なモノは手に入りません。

しかし、オーディオの趣味をする方がドンドン減少している現状で、将来的にプレミアが付いて行くかは疑問です。

首題に帰って、「オーディオ装置は遺産には出来ない」と思いますが、処分する時に「オリジナル」で「美品」で有れば、少しはお値段が高く付く可能性は否定しません。自分が死んだ後の事まで考える必要が有るのだろうか?


何処まで追い込めるだろうか?

2014年05月26日 | ピュアオーディオ

「音質追求」して何処まで追い込めるだろうか? オリンパスシステムの現時点での「追い込み不足」を感じるのは「低域用パワーアンプ」だと思っている。5月の初旬に高域用パワーアンプにFXヒューズを導入して、中高域は音の質感が揃い、音の厚みやキレ・ヌケ・ノビもほぼ満足行くようになった。(中域パワーアンプへは4月上旬にFXヒューズ導入済)

フルテックのヒューズで統一していた頃より、音の厚み等の「音質指標」は数段上がっている。以前でもかなりの音質だと思っていたが、まだまだ上がりそうな勢い。

私の「音質グレード」に対する評価は、非常に厳しい見方・採点をする傾向にある。何処まで良くなっても「80点」までしか行かない。残り「20点」はまだ見えないモノの為に残している。100点を付けてしまえば「成長」が止まる。残り20点も有れば、まだまだやる事が有ると思える。

この10年の間に「激変」と云う「音質変化」を何度も体験して来ている。おそらく普通のオーディオマニアが一生掛っても体験できない様な回数だと思う。しかしだからと云って何を得たのだろう。オーディオ機器の使い方やグレードアップ術を手に入れたとしてもそれが何になるのか? 自分の手に入れたモノは「実践」で得られたもので、「再現」出来る技術として積み上げて来たが、「音質」に対する認識の違いで「蛇足」ではないかとも危惧もしている。

残るは「低音域」への対策になる。FXヒューズ2本は既に入手しているので、アンプの蓋を開ける事が目下の課題となった。レビンソンのアンプは特殊な工具でないと蓋を開けれない様になっているので、専用工具を探すか?自作するか?になる。いよいよ考えなくてはならなくなって来た。


DSP6chシステムの気に入らない処

2014年05月25日 | ピュアオーディオ

2週間程前にL-26、213PRO、コントロール#3のSPを使って、DSP-3000で6chシステムを作りました。当初パワーアンプのMX-55の不具合(活性化未了)が有りましたが、現在ではノイズもなく正常なサウンドになっています。一通りの調整も終わりました。しかし、出ているサウンドには大いに不満を持っています。

どんな不満かと云うと、
1)音の線が細い
2)音の厚みが薄い
3)音が硬い
が大部分です。「音のうるおい」みたいなものがなく、無機的な音に聴こえます。L-26の2chにDSPの4chを加えたシステムにした方が良さそうだと思っています。ただ現在はプリアンプの444staラインプリの出力が1系統しかないので、もう1系統増やしてやる必要が有ります。変換アダプタープラグで増設する事も出来ますが、プラグの伝送ロスが大きいので躊躇っています。ここはやはり出力をもう1系統増設してやった方が良さそうだと思います。

L-26他小型SPを使ったシステムですのでBGM程度に聴ければ良い訳で、何もそこまでムキにならなくても・・・と自制心も働きます。もうしばらくは思案して見ます。

良い処は、夏場の暑さ対策に使えそうです。SW ONで直ぐに使える処かな? 2chで音質追求して来て、ほぼ完成形に近づいたシステムと比べてもしようが有りません。

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変換アダプタープラグでプリアウトを2系統にして、L-26をプリからダイレクトにパワーアンプをドライブする様にしましたら(+DSP 4ch方式)、チョッとは聴ける様な雰囲気になって来ました。DSP-3000のメインSP用の出力は使わない方が良さそうです。


JBLのプロ用ユニットと民生用ユニット

2014年05月24日 | ピュアオーディオ

1973年頃、JBL社から#4320と云う有名なスタジオモニターSPが出て来た。それ以前はALTEC#612箱(銀箱604E入り)がスタジオモニターSPとして殆どの処で使われていたと云う。

この#4320は「低域」の再現能力で#612を上回っていた。最低再生周波数が40Hz→30Hzぐらいまで下がって来た。#4320SPは#2215ウーハー(LE15A系)と#2420ドライバー(LE85系)の2ウェイで500Hzのクロスで使われていた。後日、ALTEC#612銀箱(604E)を使った事が有るが、#4320の低音を出すのは難しいと感じた。音の傾向も違う。どちらを取るかはユーザーの好みの部分かもしれない。

当時は「プロ用ユニット」は「民生用ユニット」より優れていると雑誌では盛んに紹介されていた。価格も民生用より高く設定されていた。

「本当にそうなのか?」と30年経って、自分で確かめて見た。民生用のLE15Aとプロ用の#2215、2231A、2205を比較すると、プロ用の方は「おいしい音」の部分がざっくりと無くなっていた。測定器が発達して「歪み」として出て来る部分がスパッと切られていた。歪みではなく音の成分の部分までもが削ぎ音されていて、非常にシャープに感じるが、音のうるおいや余韻感に通じる部分が無くなっている。

ドライバーの方も#375(民生用)と#2440、2441、2482、2445等を比較すると、同じ現象を感じた。SS誌の評論家のS氏も#375から#2440に交換して、また直ぐに元の#375に戻している。JBLの1970年以前のSP(民生用)は、周波数特性が表示されていなかったが、プロ用は表示されていた。ただそれだけの事だと私は捉えている。


昨日はバイクの日 九重ツーリング

2014年05月23日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

昨日は午前9時から17時まで、阿蘇・大観峰 経由 九重(牧の戸・長者原)経由で壁湯に久しぶりに浸かりに行きました。

気候的にも気温的にも申し分ない日和でした。午前中はひたすら大観峰へ向かいました。お昼頃到着し、一休みと同世代の方とのおしゃべりを楽しみました。結構平日にもかかわらずバイクが到着します。但し、60歳の定年組ばかりのようです。若い人は土日の休日しか動けませんが、定年後の方たちは、土日を避けて動く傾向が有りそうです。かく云う私もわざと土日を避けています。休日はお出かけになる方がどうしても多くなりますので危険度が増します。

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昼食は九重の牧の戸峠で済ませました。おにぎりと豚マンを1個づつで納めました。本当はこの辺りの「ミヤマキリシマ」がお目当てでしたが、1週間ほど早かった様で花は見れませんでした。しかし、周りの木々の緑の鮮やかさに心和みました。

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平日でも結構登山する方が居ます。一応駐車スペースに収まっていますので、丁度良いくらいかも知れません。
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木々の緑がとても綺麗でした。
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この方面(長者原方向)には、季節が来ればミヤマキリシマが沢山見れます。

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長者原から三俣山を望む。ミヤマキリシマで斜面に赤いじゅうたんを敷いたような風景に「豊作」の年には出会えます。

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こちらの駐車場はスペースが随分開いていました。時々日出生台の自衛隊の訓練の爆発音が稲妻の様な轟をしていました。

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これが、我が愛車XR-250。98年式ですのでもう16年前の機種になります。機能的にも不具合もなく、外観も綺麗にしています。

長者原から宝泉時方面に久しぶりに山道を通っていきました。湧太山の裾野は春満開の状況で、木々の若葉が開いたばかりの薄緑で綺麗でした。くねくねと曲がった道をのんびりと走り、ようやく壁湯に着きました。壁湯で1時間たっぷりと湯に浸かり、小国経由で帰ってきました。

壁湯の特徴は洞窟風呂と云うのでしょうか?川の横の壁を掘って作って有ります。広さは8畳程度かな? つくりは綺麗では有りませんが、お湯は天然賭け流しのラジウム温泉です。「湯温が37~38度ぐらいしか有りませんので長湯が出来ます。湯を上がる時は「寒い」感じがしますが、後でぽかぽかに暖まってきます。真冬でも湯温は変わりません。それでも1時間も水分補給しながら入っていますと風邪をひく事は有りませんでした。

走行距離:225Km。帰ってきましたら結構身体が疲れています。心地良いつかれです。良い気分転換になりました。


T35系ツィーターをまた撤去

2014年05月22日 | ピュアオーディオ

一昨日追加した「T35系ツィーター」をオリンパスシステムから撤去した。質感が全く合わない。追加してプラスになる面も有るけど、マイナス面の方が大きい。おそらく「グレード」が不足していると思う。追加すると全体のサウンドの反応が遅くなるし、「もや」がかかった様になる。

「T35系ツィーター」をL-26に取り付ければ、ホーン型の能率の良さと質感の良さで、チョッと質感が浮いた存在になる。合わない。「帯に短し、たすきに長し」で使い道に悩んでしまう。

オリンパスシステムには「何でも足せば・・・」なんて事は通用しない。反応の速さや質感・ヌケ・キレ・ノビのベクトルが合わないと使えないのだ。