Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

欲しいスピーカー

2009年06月29日 | ピュアオーディオ

現在38cmクラスのウーハーシステムを5セット、20㎝クラスのウーハーセットのSPを4セット持っていますが欲しいSPが有ります。手に入れては嫁に出しを繰り返して現在1セットも持っていません。

それぞれにアンプシステムやCDPが付きますので維持管理が大変です。実際には3セットも有れば十分なのでしょうが、「方式の異なる」と出てくるサウンドもイメージが随分と変わります。

AVシアターで出るような心臓に悪い「爆音」(作った音)は必要ないと割り切っています。「音楽」(楽器)が歌うように流れてくれれば・・・・と思います。

お金が有る時は「物」がなく、「物」が有る時はお金がなく・・・とうまくかみ合いません。何とか手に入れたいと考えていますが競争相手も多そうです。


#981 復活できず

2009年06月28日 | ピュアオーディオ

今日はオーディオ道場に6L6Gシングルアンプの修理完了との事で引き取りに行って来ました。

5月に修理に出したEMT#981は復活できないとの事で、合わせて引き取って来ました。

6L6Gシングルアンプはアンメーター回路の不具合で「うなり」が出ていましたので、これを点検していただきました。こちらは完全に良くなっており「ノイズレス」の状態になりました。これなら自宅で使えそうです。出力も5W以下なので100dBオーバーの自宅のSPとは非常に相性が良いのです。前回試聴時に「うなり」は知っていましたが、リスニング位置に行けば聴こえない程度でしたので「音楽鑑賞」には差し支えない状況でしたが、深夜このアンプの電源を入れると「ブーン」と云う音が出ますと気になります。完全に良い状態にして置きたいので今回点検をお願いした訳です。

EMT#981は「開閉不良」との事で「ジャンク品」を安く手に入れましたが、「確信犯」の出品者の様でした。電源回路は5VのICを使わなければならない処に9VのICが使って有り、復元をしましたが治らなかったとの事です。「ピックアップ部が弱っている?」との事で、別の処に修理に出そうかと考えています。


ipod+スバルのサウンド

2009年06月26日 | ピュアオーディオ

ipodの「音質」を改めて見直しています。昨夜と今朝、自宅でipod+アナログケーブル「スバル」との組み合わせでヴォーカルやJAZZを楽しんでいましたが、D732程の切れ込みはないが非常に聴き易い「音質」に魅力を感じています。

現在MP3の圧縮ファイルの一般的な形で使っていますが、「非圧縮だったらどんな音質になるのだろうか?」と思います。

昨日までに事務所のCD約300枚をMP3でダビングしましたが、今朝WAVに切り替えて見ました。他に良いソフトをご存じの方が有ればご教授をお願いします。

さすがに300枚もダビングをやり直すとなると大変な時間と負担がかかります。ロックボックスのソフトも有効だとお教えいただきました。色々試して見たいと思います。

CDPとipodの音質の最大の違いは「聴き易さ」だと思います。「実在感」を求めるとCDPに軍配を上げますが、CDPでは高域の「キツサ」を感じます。周波数レンジが大きい事も有るのでしょう。

これに対してipodの音質は周波数レンジは遜色ないのですが、高域の「アバレ」がなく非常に聴き易いのです。分解能に不満は有りませんが、もっと良くなればと思います。

マイクロのSX-8000MKⅡフルセット+SME3012R+SPUの組み合わせで聴いた「音数」の多さを再現できるのではないかとPCオーディオに期待しています。

正直言ってこれほどipodの音が良いとは驚いています。前述のアナログ機器でしか出ない質感に近いモノを感じます。


RCA箱システムについて

2009年06月25日 | ピュアオーディオ

RCA箱システムとは、1920年代のRCA純正のフロントロードホーン箱(ALTEC#817箱の元祖?みたいな箱の事)にOLD JBL のD130 (16Ω)をダブル(W)で使っている低域に、JBL#375+HL90(#2395 通称お化けホーン+ESSハイルドライバーの中域、LE175+HL97ホーン(小型蜂の巣)+#2405+ビクターリボンスーパーツィーターの高域の7SPユニットを使ったSPシステムです。現在はネットワーク方式でJBLの#3160+#3105で組んでいます。

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SPシステムとしては個人的に一番気に入っているシステムです。オリンパスやSP-707Jシステムも中域以上はほぼ同じシステムで構成していますが、低音の質感はこのRCA箱システムが1番です。

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オリンパスのLE15Aでは「重すぎる低音」ですし、707JのD130の1発では「薄い低音」です。軽く反応の良い低音と#375の組み合わせになりますので一番自然に感じます。

今までは「オリンパス」や「707Jシステム」、「UREI813Bシステム」作りに一生懸命に精を出していましたが、これからはこのRCA箱システムに集中して作り上げたいと思っています。

ipod+wadia 170iの組み合わせで「鳴らし込み」をはじめています。組み合わせる機材は現状ではCDP:SD-9500、プリ:WE310Aラインプリ、パワーアンプ:マッキン MC2600 の組み合わせで出発です。

現状でもオリンパスや707JシステムやUREI813Bシステムと同じぐらいのグレードと思っていますが、CDPの実力から「いまいちおよばない」サウンドでしょう。CDPのグレードを揃えるとビックリするくらいのサウンドに変化すると思います。

直ぐにできるかどうかは判りませんが、専用リスニングルームを作ろうと考えています。その時はこのRCA箱システムがメインになると予測しています。現在は純正ラバーで覆われた箱で見てくれも大したことは有りませんが、ゆくゆくはラバーを剥いで塗装をやり直して使いたいと考えています。


CDのダビング

2009年06月24日 | ピュアオーディオ

Ipodとワディア 170i トランスポート+SD-9500(DAC)の組合せで、RCA箱システムを終日鳴らしています。

SPとしては5月1日に完成していますが、「鳴らし込み」が十分出来ていないのが判っていますので、鳴らし込んで4セット目のメインシステムに育てあげないといけません。

Ipod クラシック120GBを使っていますが、現在の所8GBぐらいしか使っていませんので、昨日から手持ちのCDをMP3で圧縮し、200枚以上取り込んでいます。

この取り込み作業がなかなか大変です。1枚当たり約3分程かかりますので、200枚となると600分(約10時間)かかります。その間ずっとパソコンの前に座って操作しなければなりません。運動不足になってしまいますね。

まだ事務所のCDも全て終わっていませんし、自宅のCDはまだ手付かずです。まだまだやらなければなりませんが、自宅の分は毎日少しづつやらないと時間が作れません。


LPかCDか?

2009年06月22日 | ピュアオーディオ

WADIA 170I TRANSPORT も揃いipodサウンドも十分楽しめるようになりました。今後の商品が楽しみです。

自宅でも聴けるソースがLPとCDの2つに限定されていましたが、DVDやHDD、ipodと増えて来ました。

しかし、本気になって「音楽」を聴くのはやはりLPとCDですね。DVDプレーヤーがブルーレイに変わってもこの基本は変わりそうに有りません。

ADもCDPももっと高級品を使いたいと思っていますので急がずに機器を探して挑戦して行きたいと思います。

自宅(707Jシステム)、専務宅(UREI813Bシステム)、オリンパスシステムRCA箱システムの4セットは、壁コン、元電源ケーブル、タップ、各機器の電源ケーブル、インコネケーブル、SPケーブル、SP箱内ケーブルの「インフラ対策」とSP端子、オーディオグレードヒューズ、半田材入れ替え等の「音質対策」が完了していますし、「機器の活眼」も済んでいますので、新しい機器を導入すればその音質の変化はすぐに察知できます。

4月末に導入したスチューダーのD732もやはり「機器の活眼」までに1ヶ月半を要しました。新しい機器に交換しても直ぐに「本領発揮」させる事は物理的にも難しい事が有ります。この辺のノウハウがないと誤った判断をしてしまいます。

今回のD732も何度も「素っ気なさ」に襲われ、「本当に良くなるのかしら?」と疑問に感じたこともしばしばでした。でも「活眼」の理屈が判っていたので辛抱強く「苦行」を重ねました。

おかげで現在では素晴らしいサウンドを獲得できました。従来はLPのサウンドが1番でしたが今ではCDのサウンドが1番です。今後LPではフォノイコを良いモノにグレードアップして行かないとCDにかないません。


フランツ・W・メスト/クリーブランド響「ブルックナー7番」

2009年06月21日 | ピュアオーディオ

フランツ・W・メスト/クリーブランド響「ブルックナー7番」の演奏をNHK教育放送でやっていました。

金曜10:30分からの「芸術劇場」でクラシックを時々やっていますので東芝のHD DVDレコーダー RD-A600でHDD録画しています。この機種の出力端子は強度が無いので手製のBELDEN#88760のRCAケーブルで自宅のメインシステムに接続しています。

画面では重厚な演奏陣が映し出され、ブルックナー特有の弦楽器の重厚なユニゾンや管楽器のファンファーレが鳴り響くかの様ですが、昨夜実際にSTREOで鳴らして見ましたが「さびしい音」で画像とのギャップが大きすぎてショックでした。

CDPでカラヤンのブルックナー7番を鳴らしますと「本来」のサウンドです。音数が全く違います。DVD機では所詮この程度しか出せないのか?とガッカリします。これならipodのアナログ出力やwadia の170iトランスポートを使ったサウンドの方がはるかにましです。

映像は非常にシャープでクリヤなのですが、サウンドはどうも二の次にされているような気がします。


WADIA 170I TRANSPORT のデジタルケーブル

2009年06月21日 | ピュアオーディオ

ipod用WADIA 170I TRANSPORTのデジタルケーブルを交換して「音質」の変化具合を確認していますが、あまり変化しません。

170i1

こちらのデジタルケーブルはスーナー5芯ケーブルを使ったもの。安物のBELDEN#8412や88760のケーブルを使ったものと比較しても「大幅」なグレードの変化は有りません。

電源はDC12Vラインでとても貧弱に見えます。使う電気容量が小さいのでこれで十分なのかも知れませんが個人的には「なんとかしたい」気分になります。

組み合わせるipodによっても若干変化します。第二世代のnanoの場合、低域の量感でクラシック120GBに及びません。

170i2

WADIA 170I TRANSPORTには色々なipodに合わせる為に受け皿が4種類くらい入っており専用スタイルが出来るようになっています。

最初の音出しでサウンドは非常に気に入りましたので更にもう1セット欲しくなりましたが、よくよく手持ちのCDPの音質と比較しますと、改めてセットを追加するのは止めようと結論しました。

それは「WADIA 170I TRANSPORT」の作りが今一なのと、将来もっと良い製品が出て来ると推察されるからです。

アナログケーブルを1本追加するだけで得られる音質とそう大きな差が無い訳で、投資効果に対して得られる効果がもう少し欲しくなります。


WADIA 170i トランスポート がやって来た!!!

2009年06月20日 | ピュアオーディオ

WADIA 170i トランスポート がやって来ました。早速開梱して設置です。

Wadia_170i1

170iのアナログ出力を使って最初の音出し確認をしましたが、とても使い物になりません。先日開発した「スバル」のアナログ出力のサウンドに遠く及びません。

次にSD-9500のDACを使ってデジタル出力のサウンドを確認しましたが、こちらは「大当たり」でCDPが要らないと云えるくらいのサウンドです。

Wadia_170i2

デジタルケーブルは、間に合わせでBelden#8412+ノイトリックの安物RCAケーブルを使っています。

組み合わせるDAC次第で「音質」が決まる様に感じます。今回のSD-9500も相当な実力を持っていますので、DACの実力がそのまま引き出される感じです。

もう中級CDPは非常に苦しい立場に立ったと云うのが率直な感想です。ipod+wadia 170ⅰ+DAC の組み合わせで数千曲の連続演奏が可能なのですから。

170ⅰ専用デジタルケーブルを作って見たいと思います。本体重量が1.1Kgですので「シリウスクラス」の重量級ケーブルは使えません。BELDEN#88760+フルテック最高級ロジウム仕様RCAプラグのケーブルを準備中です。

Wadia_170i3

出来ましたので早速交換です。8412に比べ音数や周波数レンジの上下の伸び、実在感等が上がっているのがすぐに判ります。音のキレ・ヌケはシャープで早いです。

このサウンドを聴くとハイエンドクラスに近いサウンドで、高級CDPの存在価値さえ疑いたくなります。

パソコンが使えて、DACを持っているなら、ipodとwadia 170i トランスポートを加えると「自動演奏システム」が出来上がります。それも音楽鑑賞に堪え得る十分な音質を持って。

音質とCPを考えると先日作成した「3.5mm アナログケーブル」が良いですね。170iトランスポート+DACのサウンドには少し及びませんがほぼ互角の音質グレードを持っています。170iトラスポートは組み合わせるDACの出来で、音質が大きく変化しそうな感じです。


最近のSPの傾向と不満な点

2009年06月20日 | ピュアオーディオ

最近のメーカーオリジナルのSPの完成度は確かに上がっている。JBLの最高級SPはそのままではうまくならない事が有名であったが、最近のDD-6000(エベレスト)当たりは結構まともな音で最初から鳴ってくれる、

アバロンのダイアモンド当たりもそのままでけっこうな音質で素晴らしいと思う。

ただJBLを除く各社の中・高域は「コーン型」のユニットを採用されており、低域も20cmクラスのW仕様となっているものが多い。

個人的にはこの中・高域の「コーン型」の質感がまず気に入らない。低域も20cmクラスで30Hzや40Hzクラスを本当にに出そうとすれば「能率を犠牲」にしなければならず、反応の悪さと、ドライブするアンプに高額商品を要求しています。

ソナスのSPも大型のものを聴いた事が有るが「中型SP」の範疇であり、これで500万円くらいのプライスが付いているのにビックリします。

はじめから「完成品」みたいに作られている事はメーカーとしては自信が有っての事でしょうが、メーカーの技術内容が偏った物である場合は「手の付けられない」不具合を共有しています。

ビンテージSPに対して最新のSPが、その「出来栄え評価」としての再生音で勝っているとは個人的には到底思えません。

オリジナルのSPを作成できる「アッセンブル」のスキルを持つユーザーに対しては、選択の「対象外」にならざるを得ません。まだまだメーカー製で「満足」出来るSPは非常に少ないか、無い状態です。

アンプも大して音質向上もしていないのに「価格のみ」が一人歩きして高額化を突っ走っています。

オーディオの常識には一部は正しいと思いますが、根本音的な部分で「常識が違う部分」が有ります。

数千万円のシステムで最高の技術を投入できれば最高の音質が得られます。これは必然の理ですね。

でもそういう数千万円掛けられる方は一握りです。しかも「頭が固い」状態の方が多いです。またお金持ちほどケーブルもとっかえひっかえしますので、「未知の領域」に踏み込む事が出来ない方が多いのも事実。

中級程度のシステムで「勘所」を押さえ、「苦行」を積んだ方のシステムのサウンドは数千万円かけた方の遥か上のサウンドを出す事も出来ます。面白い物です。