Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

この頃事務所で良く聴くCD

2009年11月14日 | ピュアオーディオ

Shafrahunof

この頃事務所で良く聴いているCDに、「ウラジミール・シャフラフノフ トリオ」が有ります。現在3枚所有しています。

このCDは「澤野工房」製のCDです。演奏家はロシア人の様ですがなかなか良い演奏と録音です。オーディオ的なCDではなくて「音楽的」なCDです。

ちょっと聴きには「BGM]的な感じに聴こえるかもしれませんが、RCA箱システムやオリンパスシステムで聴きますと「生演奏」の雰囲気で、目の前で演奏している様な感じでなります。

お暇な方は自分の装置でご確認ください。BGMに聴こえるようでしたら「音数」が不足していると思います。


オーディオ遊び

2009年11月14日 | ピュアオーディオ

35年前はメーカー製のSPが現在ほど整備されていなく、グレードの高いSPを求めるには年収の何倍かを出せばJBLやアルテックのフラッグシップクラスのSPは手に入りましたが、「出来るだけ安価に」と云うと「自分で組み合わせて作る」しか手がなかった。この作業を今も続けている方たちが多いのに驚きます。

現在は「中古のユニット」がヤフオクとかで安く手に入ったり、「粗大ごみ」としてかつての高級ユニットが処分されています。これらをうまく手に入れて楽しんでおられるようです。

しかし、でてくるサウンドも「35年前」のサウンドではついていけません。元々ユニットの持っている性能の1/10も取り出せていない状況でいくらハイスペックのユニットを使っても同じ事です。多少の「ニュアンスの違い」は有っても「懐かしいサウンド」だけでは時間の浪費の様に思います。

こう云った方たちは決まって「ケーブル」は、旧態依然のメーター数十円~数百円の平行線やどうでも良い様なものを使って遊ばれています。お金のかからない遊びかもしれませんが「どこどこの何と云う高級ユニットを使っている」と自慢されるので苦笑してしまいます。

私個人としては、「古いユニットには古いユニットの良さも悪さも有り、新しいソースや録音を楽しむには技術的進歩が必要だ」と思っています。

「CDがLPに音質でかなわない」と云う言葉も多く聞きます。「デジタル臭い」とか「アナログは立体的な自然なサウンドがする」とか・・・・。これも「工夫」や「技術的アプローチ」が足りないと私は思います。進歩的な考え方がなかなか出来ないのが原因だと思います。

私のシステムでは「LPよりCDの方が良いサウンド」がします。CDの再生は「二次元」の表現になり易い事は事実ですが、WEのライントランスや管球アンプのトランスを通すとこの辺のデメリットがアナログクラスには直ぐに出来ます。

メーカー製で有ってもSPを変え、アンプを変え、CDPを変え・・・と機器の交換ばかりでは35年前の状況と何ら変わりが有りません。その頃なかった「技術」が今では有りますので早く気付くべきだと思います。ケーブルに対する認識を改めないと新境地には絶対にたどり着けないと感じています。

ケーブルに対する「嫌悪感」も理解できます。一部の業者で「金額ばかり高くて・・・」で失敗された事のある方も数多く聞きます。ただ使う側も「ケーブルの原理」(伝送の原理)を理解されていない事も非常に大きなファクターを占めます。