Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

電源ケーブルの重要性

2009年11月15日 | ピュアオーディオ

今まで「電源ケーブル」についてその「音質」に与える役割やSN比等の特性を色々試して見ました。

まず「壁コン」の重要性。一般家庭のコンセントとオーディオグレードのコンセントでは「音質」が違います。一般建築仕様では音が曇っています。ホスピタルグレードのコンセントは一般家庭用よりはサウンドがしっかりしますが「冷たさ」や「無機質」な感じが残ります。オーディオグレードの最高級品クラスになると「音の奥行き表現」や「音のヌケ」等の「音楽表現」が格段に良くなります。

CDPやアンプの電源を「壁コンから直接」取っているから「伝送ロス」が少ない・・・と思っておいでの方もいると思いますが、これが不思議とタップから取った方が良いサウンドがします。壁コン~タップ間のケーブルを吟味して使うともっと効果が有ります。どうも「壁コン~タップ」の間で「ノイズの吸収」と「電気の吸い込み力のUP」がなされているようで、フィルターの効果を持っているようです。

次に、CDPやアンプの電源ケーブルについて。機器のサウンドの傾向や音質を雑誌等で読みますとほとんどが「電源ケーブルの音」をそのまま書いて有ります。機器の聴き比べのはずが使って有る電源ケーブルの音質の事をほとんど書いて有ります。特に「メーカー直出し電源ケーブル」の音質がそのまま機器の音質傾向になっています。

試しに「直出し配線」をインレット方式にソケット交換して、電源ケーブルを交換すると「音質」や「音のグレード」がころころ変化します。面白いです。好きな音色・グレードに変えられます。

最も大事なのは「電源ケーブル」で「機器のグレード・性能・質感」が概略決まると云う事です。もちろん「回路」や使って有る「部品の材質」でも音色を持っていますが・・・。

例えばアンプは50万円クラスでも電源ケーブルに良いものを使えば軽く100万円クラスの機器の音質を超える事が出来ます。また電源ケーブルの「伝送容量」が大きいと「機器の活性化」(活眼)を推進します。この辺が良く知られていない点です。「機器が活性化」するという事は「今まで潜在能力として眠っていたものを引き出す」と云う事で、一般のケーブルではその性能の3割程度しか使っていないのでは?と思うこともしばしばです。

「電源ケーブル系」が良くなって来ますと、システムのSN比が上がり、無音時の静けさが良くなりますと同時に「見通しの良い音」(濁りがない)になります。