Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

マルチアンプとネットワーク方式の音質の違い

2013年06月30日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムをマルチアンプからネットワーク方式へ、ネットワーク方式からマルチアンプへ切り替えて、その音質の違いを改めて確認した。

私のシステムではマルチアンプにすると「音のエッジが立つ」のである。これがネットワーク方式にすると「音のエッジがあまい」のである。RCA箱システムでも同じ現象を確認している。「音のエッジが立つ」と一つ一つの音にエネルギー感が感じられる。音のノビもしっかり伸びて破綻がない。音のヌケ・キレ・ノビが最高の状態でブレンドされているような状態になり、音楽の真髄に触れたような錯覚に落ちる。

現在オリンパスシステムは最終鳴らしこみに入っており、現状では「音の詰まり感」と「バランス感」がおかしいと感じている。これが完了したら前述の二つの欠点もなくなってくれると思う。


「苦行」ばかり

2013年06月30日 | ピュアオーディオ

昨日は一日中オリンパスシステムの鳴らしこみ。「音質アップ」の対策をするといつも「苦行」が待っている。それも最低一ヶ月以上掛かる。3週間ほどは良くなったり悪くなったりの振幅を繰り返しながら、少しづつ振幅幅が小さくなると同時に右肩上がりに音質も上がって行く。3週間から約1ヶ月も経つと振幅が無くなり、右肩上がりにじわじわと音質アップしていく。約半年後ぐらいにある日突然今までのグレードとは違う音質レベルに飛躍する。これを私は「活眼」(活性化)と呼んでいる。

今までに色々な機器で体験してきているが、今回のレビンソンは初めてなのでその通りになるとは何の保証もない。ただ聴き続けて信じて待つのみである。

プリアンプの選択は難しいですね。自作真空管プリからレビンソンのN0380SLに交換しても、音質面でのメリットとデメリットが有る。メンデルスゾーンのシンフォニーの1番を聴いていて、弦楽器の質感は管球プリの時の方が断然良かった。弦がさざめくのです。これに対してN0380SLは音数や分解能、繊細感、低域の力感等は良いのですが、弦楽器の質感に乏しい。私の知っている「活眼」をしてくれればかなり改善できるのですが・・・。こればかりはやってみなければ何とも云えない。

大概の方は「半年も待つ」などと云うことはしないと思う。原理原則を考えると「有り得る」と自分は考えているし、既に何件も同じ体験をしてきているので今回も期待をしています。この辺が「壁」なのだと思う。


プリへの音質対策後のオリンパスシステムのサウンド

2013年06月29日 | ピュアオーディオ

レビンソンNo380Lへの音質対策を実施して鳴らしこみに入っています。4時間ほど鳴らしてチェックCDで確認して見ました。

従来のC-290の時の音数よりははるかに多くなっています。それでも現状では何処か?(F-25V?)詰まっているような感じが少し有り、「音のバランスがまだ十分ではない」と感じました。

「音質対策」の基本は「低抵抗値化」です。オームの法則から行くと、電圧が一定の場合、抵抗値を下げると電流値が大きくなります。「電気の流れる量が少ない」と感じる時に「ふん詰まり」を感じます。

今回の対策で、プリアンプ自体の活性化にも時間が掛かりますが、伝送量が増加していますので、後ろの機器やケーブル類が馴染むのにも時間が掛かります。現在のシステムではF-25Vが導入後約1ヶ月なのでこの部分がネックとなっていると推定しています。


No380SLプリに音質対策実施

2013年06月28日 | ピュアオーディオ

昨日No380SLへの交換後の音質確認をして、「自然観」が足りないと感じました。この原因はほぼ予測が付いていましたので、本日対策を実施しました。

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対策実施後、直ぐには対策効果が全て出る訳では有りませんが、「自然観」=「ただの音」に随分と近づきました。レビンソン特有に「線の細さ」が解消され、低域はより力強く、前後方向特に奥行き感が改善されています。音数もこれから増えて行くだろうと推測でき、現在でも十分繊細ですが更に余韻が増え空気感が変わっていくと思います。

対策内容については以前のC-290でも行っていましたので、特に目新しい事では有りませんが、するかしないかでは機器の音質グレードが変わります。実施内容はトラブルの元になりますので秘密にさせていただきます。


No380SLプリを使って

2013年06月27日 | ピュアオーディオ

先日入れ替えをしたプリアンプも10Hr以上鳴らし込みましたので、今日はチェックCDでサウンドの確認をしました。

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従来のC-290プリを使った時のサウンドを覚えていますのでこちらと比較になります。音数は非常に増えています。音のキレやヌケもアップしています。シンバルの余韻は「ジジジ・・・・」と繊細で力感が有ります。ノーマルなプリの状態ではこの程度出れば十分な性能だと思います。

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ただ音数が増えて解像度は上がっているのに「自然観」がまだ足りません。「ただの音」にするにはまだもう少し時間がかかる様です。


鳴らし込みを続けて・・・

2013年06月26日 | ピュアオーディオ

昨日オリンパスシステムのプリアンプを交換して、鳴らし込みに入っています。昨日まではやや線の細さを感じていましたが、今日辺りから細さがなくなって来ています。ケーブル(プラグ)が馴染んで来ている様です。昨日4時間、本日7時間鳴らし込んでいます。まだこれから6~7時間程毎日鳴らし込んで行きます。お盆頃には本領発揮してくれると思います。


プリアンプ交換

2013年06月25日 | ピュアオーディオ

久しぶりに午前中雨が降っていません。約1週間待ちました。予定通りオリンパスシステムのプリアンプ交換です。

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今までは自作の管球プリを使っていました。

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レビンソンのチョッと古いNo380SLプリアンプです。今まではRCA箱システム用に使って活性化させて有ります。

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交換後のサウンドはメリットとデメリットがやはり有りますが、気になっていた部分は解消してくれました。低域の立ち上がり性の向上と音数の増加は顕著です。以前C-290を使っていた時に出ていたサウンドはそのままに、更に音数が増え余韻が多くなっています。

交換して判る事ですが、今まで使っていたプリの良さも良く判りました。グレードはC-290やNo380SLとほぼ互角です。RCA箱システムに使っても(こちらはパワーアンプはすべて管球)違和感なく聴けると思います。特に音の立体的な出方と艶やかな表現は素晴らしかったと思います。

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レビンソンのNo380SL(No38系)は電源インレット部が底面(腹面)に有りますので、オリジナル電源ケーブルしか使えない様な仕様です。良い電源ケーブルを使う為に「アンプ台」を設計し作成して、ストレートタイプの電源ケーブルを使える様にしています。機器の性能を出来るだけ引き出して使うのが私流です。電源ケーブルの質で、その機器の音色や性能が決まって来ますから・・・。


オーディオの機器選び

2013年06月24日 | ピュアオーディオ

毎回雑誌には新商品のアンプやCDP、SPシステムが紹介されます。例えばSS誌が発刊されてから既に45年近くなっています。この間に出て来た商品はものすごい数になる事でしょう。

オーディオ機器を「知る」には昔(40年ほど前)は、①雑誌 ②店頭 ③友人や知り合い宅 ④JAZZ喫茶等の音楽を使ったお店 ⑤その他(廃品回収等)でした。 最近ではインターネットのブログや掲示板、或いは検索で容易に知る事が出来ます。

そうやって「使って見たい!!」と云う機器を選定するのに、A)音質が良い事 B)デザインが気に入る事 C)機能や重量が過不足ない事と、昔はチョッと大音量にするとSPのツィーターが飛んでいましたので E)良いパーツが使って有る事 D)丈夫な事 も大事な要素です。

個人的には「丈夫で音質が良く、作りの良いモノ」を選ぶようにしています。特にメインで有るSPユニットには非常に悩みます。昔はSPユニット単体で販売されていた事を知っていますので、当時のハイエンドユニットが憬れの対象です。

1980年代辺りから日本の高度成長に合わせて、「出来あいのSP・アンプ」(メーカー既成品SP・アンプ)に大きくシフトして、オーディオの普及には大きな功績を残しました。しかし、オーディオマニアにとってはメリットばかりでも無い様です。高音質な単品ユニットが製造中止に追い込まれたり、手に入りにくくなったりしています。底辺のゼネラルオーディオのグレードは相当上がって来たのかもしれませんが、逆にハイエンドオーディオは伸び悩んでいたのかもしれません。



オリンパスの蜂の巣を位置調整

2013年06月23日 | ピュアオーディオ

オリンパスの蜂の巣ホーンの先端位置が、壁から25cmしか有りませんので要調整と以前から書いていました。

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旧事務所の時にこの辺のノウハウについては実験をしており、30cm以上壁から離すのがベターと結論付けていました。25cmでは不足する事は判っていました。25cm~30cm間の何処から使える様になるのかまでは追い込んでいませんでした。「音楽部屋」に移動させたら30cmがなかなか取れません。25cmが限界だと思っていましたが憂鬱の種でした。

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そこで27cmに変更して見ましたら大きく変化しました。音の拡がり方が円形に広がり始めた様で、左右の円が重なり合ったと感じます。そうなると、音が従来より「面」で出て来るように感じられます。見た目的には「内振り」が大きくなるのであまり触りたくは有りませんでいたが、結果的にはKOの様です。

サウンドの変化は①奥行き感と前に出て来る音が分厚くなり、立体感が大幅に良くなりました。②特に中音の充実を実感します。③以前のオリンパスのサウンドに大きく近づきました。


自宅SP-707Jシステムも仕上がって来た

2013年06月22日 | ピュアオーディオ

今年3月15日に導入した「STELLAVOX ST-2 96KHz/24bit」DACが、ようやく抜けてきたみたいで良い感じのサウンドを出し始めた。約3カ月かかっていますね。もう少し良くなると思います。

Stellavox_st212

音数もJBL純正ネットワーク方式としてはかなりのハイレベルになるのではないかと思える程多くなって来ました。STELLAVOX ST-2はほぼノーマルの状態で使っています。

Stellavox_st213

現在対策中の「オリンパスシステム」の2ウェイマルチの時のサウンドぐらいは出ています。自宅システムでは、イージーリスニングやクラシックがメインなので、現状でほぼ満足出来る仕上がりです。

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一応予算が取れれば3ウェイマルチ化も考えていますがまずは順番待ちです。WE101DppとWE101Dシングルアンプをストックしています。