Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

アルテック#620Aのルシファー仕様化

2008年06月30日 | ピュアオーディオ

自宅システム、オリンパスシステムとケーブルの最終形態化を完了して来ましたので少し心の余裕が出て来ました。

次はアルテック#620AのTrail仕様化+箱内配線のルシファー化です。先日から準備をして来ましたので本日工事を完了しました。

さて出てきたサウンドは・・・「中・高域の質感」が大きく改善されました。キレが素晴らしくシャープな上に音数が多く余韻が素晴らしい雰囲気を出してくれます。「これぞモニター!!!」といえるサウンドです。CDの録音状態を選びませんし、数ワットのアンプで「フルパワー」が出てきます。

604-8G1発のユニットで自宅システムやオリンパスシステムに匹敵するサウンドを出してきます。これは脅威ですね。他のSPが馬鹿らしく見えてしまいます。

今回は奮発して内部配線もすべて「ルシファー仕様」にして有りますので、「伝送ロス」が極小化されている効果も充分感じられます。低音から高音までのバランスが良くて、軽く弾む低音と突き抜けるほどシャープに抜ける高音が上手くバランスしています。アルテックの同軸ユニットの優秀性を痛感します。

明日は同じアルテックの#614SPの604-8GユニットのTrail仕様化です。毎日少しづつ改善していきます。

今回の#620Aへの対策は専務宅へ持って行く為のもので、これでRCA Wフロントロードホーンと入れ替えても違和感なく使えるグレードになりました。


ルシファー交換直後の注意点

2008年06月30日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムは昨日から鳴らし込みに入っていますが中・高音のレベルがゴロゴロ変化しています。同じ事を自宅のシステムでも感じています。

「抜けていない」・・・この一言ですが、何とか使えるようにしないとエージングが出来ません。オリンパスの場合マルチですのでチャンデバのアッテネーターで直ぐに調整できます。

昨日は従来の位置に対して5ステップアップの位置でしたが、今日は3ステップ位置で良いようです。このペースなら明日には従来の位置になりそうです。これで何とか「バランス」は取れそうです。しかし、「抜けていない」事に変わりは有りません。アンプ他の機器が「抜け切る」には半年以上掛かるのではと思っています。気の遠い話で気の短い人には耐え難いかもしれません。しかし、それでも今出ている「音質」は今までにないグレードとレベルです。ゆっくりと音楽を楽しみながら「抜ける(活眼)」を待てば良いのです。

今日も「昨日とは激変している」とのお電話を頂戴しました。近所のお客様で今年2月にマッキンMC-2500の電源ケーブル(特殊仕様)をSCE-43同等品に交換されていました。高域の伸びや質感が別物になっているそうです。

ケーブルが「大容量伝送」になると機器が直ぐには追随できません。それにプラグの馴染みも加わってきます。交換直後は「生ぬるい音」に感じるかもしれませんが、使うに連れて「切れ上がって締まって」きます。そして「抜け切る」瞬間が来ます。これを機器の「活眼(覚醒)」と呼んでいます。


聴こえなかった音が聴こえる

2008年06月29日 | ピュアオーディオ

今日は朝からオリンパスシステムの鳴らし込みに入っています。今までに試聴用に使っていたCDを片っ端からかけています。

今まで聴こえなかった「暗騒音」がいっぱい聴こえます。ベースの左手の「ギシギシ」と言う指使いや弦を伝う指の動きの音など「リアル」さが上がっています。

オーケストラでは空中にヴァイオリンのトレモロが浮遊しているようで実に気持ちの良いものです。

「うるささ」がほとんど感じられないので音量を気にしないで済みます。また小音量でも充分な音楽のディティールを描き出しますので、ボリュームの位置が下がります。ルシファーにしますと「音圧アップ」しますので、通常聴く音量なら下がって当たり前です。

まだまだ本領を発揮しているとは思えませんが、今の時点で交換前のサウンドを抜いています。どこまで良くなるか?は自分でも判りません。

チョッと気になるのは「アンプの実力差」を出してきているのでは?と思う点です。低域のM-100と中・高域のA20Vの「実力差」(音の厚みや分解能等)を感じ始めています。

オーディオにおける機器とケーブルへの金額配分がほぼイーブンの状態です。ケーブルはオーディオ機器なのですね。

機器偏重主義でケーブルに対した投資もしていない方のサウンドはどこかイビツに感じます。名機といわれるSPやアンプ、プレーヤーと大きな部屋を持ちながら、「痩せこけてピーキーでバランスを崩した」サウンドを平然と「良い音だろう」と云われると苦笑してしまう。


オリンパスシステム オールルシファー化完了

2008年06月28日 | ピュアオーディオ

本日めでたくオリンパスシステムの「オール・ルシファー化」が完了しました。昨日のライントランスをパスさせた「仮・・・」のシステムとはグレードが違います。

昨日の状態で午前中からずっと聴いていましたが、「音がぐちゃぐちゃ」して聴いていて平静でいられませんでした。情報量や音数には問題無いのですが聴いていて「うるおい」(情緒)がないというか、今までの音と「品位」が違うので落ち着けませんでした。

今日は「ライントランス」に接続して音を出した途端「いつもの品位ある音」になりましてほっとしています。「ライントランス」を入れるだけで「見通しが良く(音がスッキリして)」ジッターノイズの介在を消去してくれます。おまけに音の品位やうるおいが付いてくれますので非常に聴き易いです。通常のCDのサウンド(平面的)がADによる「アナログ」のサウンド(立体的)の様に変身しています。音が立体的なので「音数が多くても重ならない」で出てきます。改めて「ライントランス」の効用を実感しました。外せません。

「3ウェイのマルチアンプシステムがフルレンジSPの様に鳴る」と理解していただけたらサウンドが想像できるでしょう。最上のシステムが出来上がりました。さあ、後は「馴らし込む」だけです。

「オール・ルシファー」のシステムは現在2セットになりました。でも使う機器やSPが違いますので随分と雰囲気が異なります。

自宅の「オール・ルシファーシステム」は「音が漂う・香る」・「しっとりしてシルキーなタッチの音」を目指してアンプの選定やユニットの方向を考えています。・・・耽美な世界

これに対してオリンパスシステムは「生演奏を眼前で聴く」のを目的にしています。それぞれの目標に向かってこれからも機器の調整やユニットの配置等を工夫していきます。

追加:

最後のケーブルを接続して3時間ほどはまともなバランスで鳴りませんでした。ひたすら鳴らし続けてようやく中・高域が出てきました。そう簡単には良い音は出てくれません。明日もひたすら苦行を続ける事でしょう。1週間もすれば安定して来ますので今しばらくの辛抱です。


オリンパスシステム 仮オールルシファー化なる

2008年06月27日 | ピュアオーディオ

本日やっと電源プラグのFI-50化が完了し、「質感の統一」が出来ました。「キレが有り潤いのある質感」になりました。情報量も上がっています。

夕方やっとの事で1セットのルシファーXLRが出来、ライントランスをパスしてDACから直接プリアンプに接続しました。

さて、その第一声は!!!

スケール感がまったく別次元に大きくなりました。1インチのドライバーが2インチのドライバーの表現の世界に変わったかのようです。実在感がまったく変わりました。

交換してから30分くらいしか聴けなかったので、まだ馴染んでいないこととライントランスをパスしているので「質感」の面ではまだまだと思います。

やはりオールルシファーにしますと今までとは別次元の世界に行きそうです。明日ケーブルの作成を完了しますので最終状態にもって行けそうです。これでケーブルの「開発」は終止符が打てるかもしれません。


久しぶりにP.P.M

2008年06月26日 | ピュアオーディオ

今夜は久しぶりにP.P.Mを聴いています。このCDはCD初期の廉価版です。LPからCDに切り替わる時にLPでは手に入らなかったのでやむなく買ったものです。

当時の機器では「さびしい音」しかしなくて20年近く眠っていたCDです。CDの整理をしていたら出てきたので聴いて見ました。

オールルシファー化したシステムで聴きますと「古さ」をあまり意識しないで楽しめます。マリーの歌声が透明感を持って聴こえます。

「パフ」、「虹と共に消えた恋」、「悲惨な戦争」、「500マイル」、「風に吹かれて」、「マンディ・モーニング」、「ワインよりも甘いキッス」・・・・物心付いた頃(中学生時代)にラジオで聴いた歌声が蘇ってきます。これくらいの編成のサウンドが静かに聴けますね。曲によって録音の良し悪しが有るようですが良い物は「新鮮」に聴こえます。ギターの音色も良いし弾む感じも出て楽しいです。

今までは聴く気にもならなかったCDがサウンドが良くなると素晴らしく楽しめるCDになりますね。

中学時代チョッと背伸びして「英語の歌」に新鮮さを見つけてかじっていたのを思い出します。「500マイル」はクラスメートと唄っていたのを思い出します。「風に吹かれて」は本当に名曲ですね。しばらくは病み付きになりそうです。


音の密度が違う

2008年06月25日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムのXLRケーブルを2セットルシファーに交換しました。プリアンプ~パワーアンプ間が全てルシファーになりました。トラポ~DAC間は先日完了していますので後2セットを残すのみです。(DAC~ST-X~プリ間)

電源プラグもM-100(低域)の交換が完了しました。

ここまでやりますとさすがにサウンドが大きく変わってきます。最後の1セットを交換したら「激変」ですけどね。

今までXLRケーブルだけSCX-23(化け物ケーブル=シリウスケーブル)でしたけど、SCX-24(ルシファー)に交換して来て見て音の変化は「超繊細・雄大・艶やか」に変わってきましたね。Tr型アンプのシステムですが「しっとり」感が出てきています。真空管式のアンプでないと出ないと思っていた質感が出ています。

ドリス・デイの「TWO CLASSIC ALBUMS FROM DORIS DAY」を聴いています。1曲目の出だしで弦楽器のトレモロが左側のSPから聞こえますが「とてもシルキー」です。SCX-23で聴いていた時は若干かすれるようにも感じましたが、音の目がビッシリと埋まって非常にシルキーでなめらかです。スケール感も従来の比では有りません。低域も高域も伸びが素晴らしくレンジが広がっています。楽器の数が判るほどな分解能です。

自宅で感じている「音のたたづまい(質感)」が出ていますね。ここまでくればほぼ満足出来ますね。

ケーブル交換の効果なのかプラグ交換の効果なのかハッキリしませんが、「低域のふくらみ」がなくなって非常にシャープになってきました。

SPから音が出ていると言う「威圧感」がなくなっています。「音が面」で出ているようです。以前からこの感覚は有りましたが「小音量」からこの感覚になって来ています。


音のこもりが取れている

2008年06月24日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムの件は昨日報告したとおりでしたが、今日は最初から「こもり」が取れています。低域がボン付いていたわけですが綺麗になくなっています。ジェット・ストリームの城卓也さんの声もこもっていません。いよいよこれから本格的なエージングが始まります。使えば使うほど音が良くなっていきます。ちょうど1週間ですね。

今まではJAZZをメインに聴いていましたが今日はクラシックの室内楽を楽しんでいます。ボロディン四重奏団のボロディン「夜想曲」やプロコフィエフ「束の間の幻影」では弦楽器の質感が申し分なく出ています。目の前で「生演奏」を聴くが如しで、右側のSP全体がコントラバスの胴の質感を出しているように感じます。左のSPの#375がヴァイオリンそのもののようです。全ての音が「有機的」な繋がりがあるようで線の細いヴァイオリンの音も(曲の単旋律)の今まではかすれたような質感でチョッときつめに感じていたものも、生のヴァイオリンが目の前で牽いているように感じます。生々しいです。

次にボザール・トリオのドボルザーク「ドゥムキー」。ピアノの音色も弦楽器も音色も自然な感じです。美しい音色で低音域の下の方の伸びが出ています。今までで最高の「演奏」が出来ています。聴いているだけでその場を離れたく有りませんね。このままズーッと聴いていたいと願いたくなります。

事務所のオリンパスシステムも「オールルシファー化」が着々と進んでいます。昨日2本目のXLRケーブルをチャンデバ~低域パワーアンプ(M-100)が済み、本日トランスポートのA730~DAC(SD-9500)間のデジタルケーブル(XLR→RCA変換)を接続しました。

チャンデバからパワーアンプ間が揃っていませんのでバランスが低域増大の状態で崩れています。後4セット必要です。最後の1セットを繋ぐとサウンドは「激変」します。すべてのケーブルが「ルシファー」になって初めて「情報量」の伝達がスルーレイトになります。

他にFI-50のプラグ交換をパワーアンプ以外は完了しました。これだけで自宅のシステムで出ている「音色」に近づきましたね。心をくすぐるような良い音色になりつつ有ります。

このペースでいきますと今週中にはオリンパスシステムの「オールルシファー化」は完了しそうです。これが最後のケーブル交換であって欲しいと願っています。

フル化け物ケーブル(シリウスケーブル)で「スーパーマニアクラス」の音質が十分有ります。オールルシファー化では「超スパークラス」になります。これで私の「ケーブル彷徨い」も終点が見えてきたようです。そう実感しています。


ようやく馴染みだした様です

2008年06月23日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムの箱内配線を「ルシファー化」して約1週間、毎日2時間ほど鳴らし続けてようやく「付いてきた」様です。アンプを入れて直ぐの状態でも低音の「ボン付き」が少なくなっています。昨日までは1時間以上かかっていましたが今日は早いです。わずか5分ほどで昨日より良い状態です。そのおかげか更に音数が増えて目の前にステージの輪郭がしっかりしてきました。

音色も心地良い音色で良いのですがまだ少し細いようにも思います。もう少し馴染むともっと線の太さが出てくると思います。

今回の場合①ユニットのSP端子部 ②SPBOX外SP端子 ③ネットワーク部 の3箇所の馴染みを待っています。一度ケーブルを外して入れなおすと接続部が点で接触していますのでここで抵抗が出てきます。しばらく馴染ませますと電気の通りが非常に良くなります。そうしますと当然サウンドの方も良い方向に変わってきます。


オリンパスシステムのオールルシファー化

2008年06月23日 | ピュアオーディオ

昨日からオリンパスシステムの「オールルシファー化」に入り、早速プリ~チャンデバ間を交換しました。(1本目)

交換直後の感想は①音圧がアップしています ②スケール感が大きくなりました。 ③やや低域よりの重心になり音数が増加しています。たった1本交換しただけで自宅の「質感」のイメージが少し出てきます。

昨日夕方交換しましたがまだまだ馴染んでいませんし、ゆっくり聴く時間もない状況です。本日2本目のケーブル製作に入っています。

オリンパスシステムの「オールルシファー化」は2つの項目を予定しています。一つはXLRカーブルをSCX-23 → SCX-24へのステップアップ。二つ目は電源ケーブルのプラグのグレードアップ FI-25 → FI-50 へのグレードアップです。

これで自宅の装置と同じ仕様になります。交換後はひたすら鳴らし込んで馴染ませるだけです。

XLRプラグと電源プラグ共に明日には必要個数が揃います。ただ、XLRケーブルの作成は1日1セットが限界ですので約1週間掛かります。コツコツ積み上げていくしか有りません。

全部の交換が完了したら自宅のシステムの「質感」になるのかと思うと待ち遠しいです。性能的にはこちらのオリンパスシステムの方が上に来るようになるかも知れません。