Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムへの音質対策

2012年06月30日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムはBOX、ユニット全てをバラバラ(単品ペア)で購入して、自分で組み上げたSPシステムです。だから「成長させる」事が容易です。前回このオリンパスシステムへの今年に入ってからの音質対策を書きましたが、その中の5番目の対策(内容は秘密)を他のユニットへも昨日丸1日かけて完了しました。

Blog2_001 (対策後の各ユニット達)

出て来たサウンドは「音が分厚く」今までで最高のサウンドになりました。前日に実施したマスタークロックの改善も合わさって非常に好ましい音質になっています。まだ更に音質アップをさせるべく、現在自宅でGE6550ppアンプの整流管の評価を実施しています。

現在のオリンパスシステムでは高域のアンプに若干の不満を持っています。他に高域に使いたいアンプが有り、それは現在RCA箱システムの中域に使っているので、ここの部分にGE6550ppアンプを持って来たいのです。入れ替える事は簡単ですが、どちらも音質アップさせる状態で交換したいと考えていますので、6550ppアンプの方も最良の音質に仕上げたいと考えています。


マスタークロックに新たな機器購入

2012年06月29日 | ピュアオーディオ

現在使えるマスタークロックはラシッドの1台だけなのだが、この機種は電源がACアダプター型なのです。電源ケーブルで機器の性能が飛躍的に改善される事は、今まで使用して機器達で実証済み。当然マスタークロックでもその改善効果は非常に高いと見込んで、新たなマスタークロックを購入した。機種はまだ明かせないが廉価で入手(おこずかい程度)。

早速オリンパスシステムのラシッドを外して交換。電源ケーブルはインレット式なのを選んで購入したのでベラトリクスを使用。

音出し確認を昨日の夕方と今朝行ったが、予想通りに音数の大幅な増加と質感の改善が確認出来た。アタック感は鋭くリアリティが有る。シンバルの余韻の音数は今までで最高。低域のシャープさも高く低域の分解能が非常に上がった。特に奥行き表現が更に良くなっている。最新のCDPの購入も考えていたが、この実験から「不要」と判断する事が出来た。30年前のA730でも十分音数的にも質感的にも対抗出来る。CDの再生には良いDACとマスタークロックが必要だと思う。それらを最高クラスの電源ケーブルでドライブ出来れば、ローコストでハイエンドクラスのCD再生が出来る。

明日には廉価なDACも入荷するので組み合わせて確認して見たい。


昨日は・・・

2012年06月28日 | ピュアオーディオ

昨日はWE101Dppアンプ1号のインプットトランス交換の不具合によるノイズの発生を止める為にオーディオ道場に行って来ました。道場そのものが修理を行うのではなく、熊本に「管球アンプのゴッドハンド」と云える様な方がいらっしゃいますので、その方と打ち合わせて中継点としてお願いしています。

久しぶりに道場に行きましたら、ALTEC#416-8Bを使ったJBL#4560仕様みたいな1発のフロントロードホーンが出来ていました。お客様のご要望で箱を見つけて組み込んだとの事でした。(カメラを持っていなくて写真は有りません)

JBLプロ用ホーンで最大級の#2356のシステムが出来上がっており、復刻SPのCDを聴かせていただきました。ターリッヒ/チェコフィル「スメタナ/わが祖国」から高い城とモルダウを聴きました。ブツブツとしたスクラッチノイズと共に演奏が流れています。昔はこの様なサウンドでも最先端の再生音だったんだと思います。時代の進化と共に音楽を聴く装置も発展を続けて、現代の様にSN比を含め高い音質で楽しめる様になった事は、時代に感謝しないといけませんね。

Src2496

もう1点。スメタナを聴いている時に宅急便がマスターに荷物を持って来ました。ベリンガーのSRC-2496と云うAD/DAコンバーターを購入されたのだそうです。新品価格¥13000円で某メーカー製の20~30万円のDACの音質を越えているとの事。その場で早速結線して音出し確認をしました。聴いた時間が(そのそろ帰る時間だったので・・・)短かったのですが、有り合わせのケーブルで接続した割にはなかなか良いサウンドが出ていると思いました。実際に自分で使って見ないと音質の判断は出来ませんので、自宅に帰って早速アマゾンに注文をしました。後日じっくりと音質確認をして見たいと考えています。わずか¥13000円で最新のプロ用AD/DAコンバーターが手に入るのですから良い時代になったと持っています。


自宅システムでWE101Dppアンプの確認

2012年06月27日 | ピュアオーディオ

We101dpp3

昨夜インプットトランス交換後の音質確認のために101Dppアンプを自宅のシステムで聴いて見ました。

We101dpp

インプットトランスの昇圧比が変わっていますので音量が大きくなっています。(これが主目的)。
トランスが変わると音の粒立ちが随分と変わりますね。TKS-20は殆ど癖が無い様に感じます。周波数帯域の下限域が伸びて非常に好ましい音と思います。質感も繊細で良いと思いますがUTC A-22の音色も良かったので、まだ馴染ませてもいない段階ではどちらが良いとは判断できません。

We101dpp2

ただ単にインプットトランスを交換しただけなのですが、配線の接続が変わるのか「ノイズ」が気になる様になりました。ノイズ取りの最終点検に明日出そうと考えています。真空管アンプでも有っても聴感上のノイズは皆無でなければならないと思っています。


WE101Dppパワーアンプー1号のインプットトランス交換

2012年06月26日 | ピュアオーディオ

以前から懸案にしていたWE101Dppパワーアンプのインプットトランスの交換を本日実施しました。

We101dpp5

こちらが交換前のインプットトランス UTC A-22 を使ったモノ。

We101dpp1

こちらが交換後のタムラ TKS-20 を取り付けた状態。トランスにはそれぞれ「周波数特性」が有り、その周波数帯域の広さが違います。UTC-A-22 は40Hz~20000HZ、TKS-20は20Hz~20000Hzと広帯域になります。

早速612Aシステムで音出し確認をしています。従来のアンプシステムでパワーアンプだけを交換して使っています。従来のGE6550ppのアンプとは別次元のサウンドです。詳しくは今夜自宅に持ち帰って試聴します。


今年に入ってからのオリンパスシステムの音質アップ

2012年06月25日 | ピュアオーディオ

私のシステムはどのシステムも「成長」させています。その中核システムがオリンパスシステム。オリンパスシステムで実験してから他のシステムへの展開を計っています。

今年に入ってからのオリンパスシステムの「音質アップ対策」は、
1)Cello DACの導入・・・音数が大幅に増加しました。

Cello_dac2

2)マスタークロックの導入・・・音数の増加
3)ルビジウムクロックの導入・・・解像度のアップ

Lucid_genx6961

4)A730の水平化ケースの導入・・・SNの改善、音数のアップ、モーターの長寿命化。
5)LE15Aへの「マル秘」対策・・・音の厚みやスケール感の増加・・・中高域ユニットへも同じ対策を予定

と着実に音質をアップさせています。1セットだけなら費用の負担も少なく直ぐに次の展開も出来るのでしょうが、5セットも「水平展開」をさせるとなるとそう簡単では有りません。単純に5倍の費用を覚悟しないといけません。まずは3セットへの水平展開を優先させています。


Wadia#6の修理完了(3セット目)

2012年06月24日 | ピュアオーディオ

先先週に修理に出していたWadia#6が修理を終えて帰って来ました。

Wadia6

早速音出し確認をしています。修理に出す前より音質アップしていますね。Wadia#6を修理に出した後、EMT#981を繋いだ時に、「こちらの方が音質は上だな」と思っていたのが、見事に逆転しています。あくまでもトランスポートとして使っているの、CDPとしての評価では有りませんが・・・。箱体の強度の差がそのままサウンドに出ている様に感じます。CDPとして評価すれば内蔵のDACの音質も入って来ます。EMTには独得の質感が有りますので手放せません。

Emt981

昨日までのEMT981を使っていた時のサウンドは、「ややシャープネスに欠ける傾向」は有りましたが、中域の音の厚みが有りました。またなめらかさ等はクラシックを聴くには良い音色でした。

修理後のWadia#6を繋いで2時間ほど馴らし運転をした後比較をしましたが、音のシャープさや音の厚みが逆転しています。これが本来のWadia#6の実力かもしれません。修理の内容は「ピックアップ交換」と一部電源部の「基板の裏打ち半田」です。余程ピックアップが摩耗していたと思われます。

Kss151a3

こちらが交換したピックアップ「SONY KSS-151A」です。見た目では不具合かどうかは判りません。STUDERのCDM-3やCDM-4のメカが新品が5万円前後で手に入るのに、このSONY製のピックアップだけでそれよりもはるかに高い金額です。

トレーのベルト類の交換は4月に終わっていましたので、かつて懸案にしていたWadia#6のピックアップ交換が完了し安心して使えます。


SPシステムの音質アップ

2012年06月23日 | ピュアオーディオ

今回のLE15Aへの音質対策が有効で有ると確認が取れましたので、他のユニットへも同じ対策をすると同じ様な効果が得られると確信しました。と云うかやらないとバランスが取れなくなります。

SPユニットの潜在能力は計り知れないものが有ります。「これくらいで良い」と云う安易な妥協は「思い込み」だと思います。やり方次第でどこまでもよくなる可能性が有る様に感じます。要は「性能の高いユニット」を見つけ出し、その性能をとことん引き出してやる事だと思います。ただどんなSPユニットにも同じ事が云えるとは限りません。過去にユニットによっては殆ど変化しないモノも実験で確認しています。

SPシステムが良くなりますと、それまで「CDPやアンプの性能が不足している」と自己判断していた部分がもろくも崩壊します。やって見る事ですね。


LE15Aへの音質対策結果

2012年06月22日 | ピュアオーディオ

昨日オリンパスシステムのウーハーLE15Aへ「音質対策」を実施しました。この効果を今朝から確認しています。昨日の夕方はまだ端子が馴染んでいない状況で、「ブーミー感」が幾分残っていましたが、今朝からはそのブーミー感は殆どなくなっています。

マゼール/シカゴ響の「幻想」(テラーク)をかけて確認しています。ウーハーに対策したので、低域の音数の増加、音の解像度(シャープさ)が今まで経験した事のないレベルになっています。「低弦楽器」や「打楽器群」の解像度が非常に上がってリアルになっています。グランカッサの音も今までの音は今一解像度不足であったと認識させられます。最強音(打音)もその雰囲気の音にも曖昧さがなく明瞭に聴き取れます。

低域が良くなると音数が多い状態で「基音」がしっかりして、中・高音の「倍音」の質感が変わって来ています。艶やかさ・瑞々しさがより増している様です。こちらは予測できなかったメリットです。まだ良くなって行く様な予感がします。

今回何をしたかは「秘密」ですが、LE15Aからこんなサウンドが獲得できるとは・・・。シングルウーハーでWウーハーの量感が得られ、しかもシャープで質感が非常に高くなっています。やって見ないと判らない世界ですね。次へのステップが見えて来た様な気がします。


オリンパスシステムSPのグレードアップ

2012年06月21日 | ピュアオーディオ

私のシステムはどのシステムも「成長」させる事が出来ます。アンプシステムも出来ますが、今回はSPシステムを成長させたいと思います。ユニット・ユニットの組み合わせ・使い方・ケーブルのグレードの変化で「成長」させる事が出来ます。

オリンパスシステムの「CDP系のクロック」をグレードアップさせた事で非常にヌケが良い(うるささが少ない)サウンドになって来ましたが、低域・中域・高域のバランスを少し変えた方が良くなるのでは?と思う様になりました。何処かが良くなると、何処かに不満点やもっとこうしたら良くなるのではないか?と云う点が出て来ます。もしかしたらもっと素晴らしいサウンドになるのではないか?と予感を持っています。今回は「低域への対策」をします。早速行動します。

オリンパスのウーハーLE-15Aは10Kg/個程の重量が有りますので、取り外すには二人必要です。ウーハーの取り外し→対策→ウーハーの取り付け→結線類の確認。

1時間ほどで工事完了です。早速音出し確認をしています。SPケーブルを一度取り外していますので、馴染ませる事が必要です。音出し開始直後はややモヤーっとした音の出方です。音圧が上がっています。音数も増えています。この状態で2時間ほど馴染ませないといけません。時間の経過と共にキレが上がって来ています。2時間も経つと以前のキレを取り戻します。低域の音圧アップ(音量アップ)により、中・高音も音量バランスを取ってやる必要が有ります。この辺の音量バランスの調整はジワジワ時間をかけてやらないといけません。気に入った点が出るまで続けます。