Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

CDラインにWEの大型ライントランスを・・・

2023年08月31日 | ピュアオーディオ

CDPの音は「平面的」に出る傾向に有る。これが「アナログプレーヤー」では奥行き方向も出て立体的な表現になる。それで「アナログプレーヤの方が良い」と世間一般では言われている。CDラインにもこのWEの大型ライントランスを通してやると、「奥行」方向の再現が出来て来る。


WEのライントランスは、50年以上にわたって作られているので種種の型番が有る。最初の写真は#91A。上の写真は93F。


写真は#111cと云う型番でこれが比較的新しいパーマロイコアのもの。この型番なら今でも比較的に入手しやすい。



他にも15Aや50A、60A、60c等古いトランスもある。これらのトランスの音質比較をして行った結果、「古いモノ程音質や質感が高い」と云う結果になった。現在、15Aと50Aのライントランスを使っている。音質確保の為には外せないパーツです。15Aや50Aは「鉄芯コア」で複雑な巻き方をされており、現在では復元される事は無いだろう。ちなみに、15Aの音を聴いたら111cの音は「バタ臭く」感じる。それでも111cの音は他社のトランスの上を行く音質である。


実際にはこの様な特注箱を作成し、その中に収めてXLR端子で入出力をしている。


出来上がりはこの様なスタイルになる。しっかりした木箱に入れる事により、しっかりしたサウンドになる。アナログプレーヤーの音に引けを取らない立体的なサウンドになる。

アンプセッティングの工夫

2023年08月30日 | ピュアオーディオ

M・レビンソンのNo380SLを息子宅で使っていますが、そのセッティングには苦労しました。一番の問題は、電源インレットが「底面」に付いている為、自作の電源ケーブルが使えない事でした。そこで「高さ」を確保する為にスペーサーで受けて何とか使える様にしましたが、移動は出来ませんし、使いづらいので、専用台を作成しました。


こちらが専用アンプ代です。この台にセットするだけで自作電源ケーブルが使える様になりました。


これで安心して使えます。サウンドも「微振動の吸収」が出来てSN比が良くなりましたね。


システム全景はこんな風になります。これでRCA箱Wフロントロードシステムをネットワーク方式でドライブしていました。

1960年代から1970年代のレコード会社のモニターシステムは・・・

2023年08月29日 | ピュアオーディオ

1970年代は「レコード」の全盛時代でした。ヨーロッパにミキシングコンソールを使ったSPスピーカーはALTEC#612モニターがメインモニタースピーカーでした。通称「銀箱」と呼ばれるSPでした。このSPを100㏈以上の大音量でモニターしレコードを作っていたらしいです。これに対抗してJBL社が#4320や34343を作ったのが経緯らしい。低域の再現能力を改善している処がミソです。



実際に#612(604E)箱は米松合板で低域が出ないSPです。この低域に改善を図ったのがJBLプロシリーズです。。モニタースピーカーは本来「業務用SP」で一般家庭で使われることを想定していない。何処で間違ったか?日本のオーディオ雑誌で絶賛された為、日本では非常な人気で、「最終形のSP」に位置付けられるほど浸透してしまった。その媒介メディアはSS誌だと思う。

お客さんは「出来合い」のシステムに非常に関心がある。自分でシステムを構築することなど「面倒」「不安」を抱く様になっていた。その辺に付け込んでオーディオ雑誌のオーディオ評論家の「メーカー絶賛」が始まった。素人さんは一気に流れとなってその方向に購買意欲を出してしまった。

オーディオの世界は「音質」を求めるはずが、良い機器を並べる「二次元」の世界(映像)に傾いてしまったのが残念である。「本質」を考えない方が実に多い事か?と感じる次第です。





スピーカーの「内部配線」

2023年08月28日 | ピュアオーディオ

上の写真はALTEC社のあるSPの内部配線の状況。


ウーハー部の配線の様子。扇風機の電源配線クラスの配線材が使われているのが良く分かる。音響品で果たしてこれで良いのだろうか? 諸兄は疑問を抱かないのだろうか? メーカーオリジナルだから・・・と云って「音質」に重大な影響力を持つ「配線材」に疑問を抱かないのだろうか?


私のオリンパスシステムでは「特殊な銀線」の極太の配線にしている。何故なら、情報の「伝送力」が極端に違い過ぎるからだ。一般のメーカーオリジナル配線ではCDの中に入っている音の何%を出しているのだろうか?自分でその辺を探って見て、このサイズになった経緯が有ります。出てくる音数や音のヌケ・キレ・ノビが根本的に違ってきます。

オーディオ雑誌では「機器の買い替え」ばかり推奨して、「必要条件」で有る「配線材」の吟味など殆どしていない。またオーディオ評論家諸氏が使ってる機器は殆どが「オリジナル状態」である。試しにSS誌のS氏の使っていたSONY TA-4300Fチャンデバを使って見たがかなりガッカリした。「直出し電源ケーブル」の貧弱さにはほとほと呆れてしまった。

LUXMAN 6RA8パワーアンプのサウンド

2023年08月27日 | ピュアオーディオ

このアンプは1970年代にLUXMANからKMQ-8 (6RA8pp)としてKITで販売されていたアンプです。通のお客さんから教えていただいて購入しました。(2008年)非常にウォームな音でありながら、もっとサイズの大きい出力管の音がしました。(小さくても力持ち)音色も素直で非常に好ましく思いました。サイズが良いですね。小さくて軽いのも気に入りました。


入出力は古めかしく強度も足りません。この時代の機器は大抵がこんなものです。



裏面に入出力をフルテックのロジウム仕様のSP端子・RCAソケットに、直出し電源ケーブルはインレット化して、上級の電源ケーブルが使える様にしました。ついでに内部配線も・・・と考えましたが、状態の良い予備球の確保が出来ずに諦めました。pp(プッシュプル)なので最低2本の特性が揃っていないと出力トランスを痛めます。

このアンプを使って見て、出力管のサイズよりもやはり作りだと感心した次第。



オリンパスシステムのウーハー LE15のシリアルNoは・・・

2023年08月26日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムを作るに従い「ウーハー」には非常に凝りました。1970年代に正規輸入された「オリンパス」にはLE15AのシリアルNo20000番台以降のモノが使ってあります。このウーハーは「粘る様な低域」の特徴が有り、癖が強いサウンドです。そこでシリアルNo毎に音質を比較したいと思い、80000番台、27000番台、15000番台(以上8Ω)、7000番台(16Ω)そして#1000番台(最初期型)まで比較をしました。



その結果、写真の#1000番台を手に入れました。7000番台にした時から「粘る様な低音」から解放され、かなり良くなったと感じていましたが、この#1000番台はまったく癖が無い様に感じます。型番もLE15A→LE15に変わっていました。ブルーのフレーム色が一つの見分け方です。ブルーフレームは#3000番までしかないと思われます。



ステレオの場合、500Hz以下の帯域で7割以上の音が出て来ます。エネルギー感に至っては9割近い音を出します。このウーハー帯域がシステムの基本的な音を決定付けます。だから良いウーハーを使わないと良いサウンドにはなりません。ユニットに拘らないとコストダウンされた音を聴く羽目になります。

管球アンプの内部配線を良い材料で交換すると・・・

2023年08月25日 | ピュアオーディオ

現在オリンパスシステムの高域用に使っているGE6550シングルアンプです。購入したのは2008年の事。


入荷当時の内部配線の様子。ごく一般的な内部配線です。いかにも管球アンプの音がしました。個人的にはとても使えない音質グレードでした。


XLRソケット仕様に変更やSP端子もフルテックの最高級グレード品に交換し、内部配線も自分で開発した「特殊な銀線」の極太なワイヤーで配線をし直しました。出てきた音は、SN比では100万円台のTr型パワーアンプを凌ぐように感じました。ノイズが全くの皆無です。音数の多さや音の厚みが大幅に改善され、「ヌケ・キレ・ノビ」が全く違う代物になりました。


このサウンドを確認して「オリンパスシステム」に採用しました。このアンプでALTECの#612銀箱や620Aをしばらく鳴らしていました。かなりの音質が確保できましたね。

本来ならば、「Tr型アンプ」もやりたかったのですが、「プリント基板」が使って有り、「回路が複雑」なのと「半田付け端子」が狭いので、(強度がない)「手配線」でするには無理が出て来ます。結論として「触らない方が良い」と判断しています。

ステレオシステムは現役のうちに作っておくべき

2023年08月21日 | ピュアオーディオ

若い頃は⓵オーディオ機器の組み合わせ ②楽曲を知る事 の2つを追っかけていた。私の20代前半は機器ではJBLの4343が最終目標だった。26才の時に中古で手に入れて「もうスピーカーは終わり」と考えていた。サラリーマンでは仕事に追われ、「音の原理」など考えることが出来なかった。ダラダラと27年間も自宅の居間に鎮座していた。鳴らすためにやった事は、プリ+パワーアンプをマッキントッシュの高級アンプと云われるC29+MC2500にした事。ついでにO社の8Nケーブルや7Nケーブルにした事ぐらいかな?手放す前には2ウェイマルチアンプもF5+M-60を加えてやって見ました。しかし、「実物大」のフルサイスの「音の太さ」は出ませんでした。

オーディオ道場を知ったのは42才頃。そこの片山マスターが鳴らしてくれたJBL#375を使ったシステムの音を聴いて、「実物大」のサウンドを体験した。そして#4343を手放してこの「オリンパスシステム」を作り上げた。私の持っている「オリンパスシステム」のC50箱は日本には正規輸入されなかったS6仕様の箱。38cmウーハー1発(S7R・S8Rの様なドロンコーンなし)のモノ。51才の時であった。長く#4343を鳴らして来ましたが「目からうろこ」でしたね。


そして次に自宅居間用にサンスイのSP-707Jを入れました。どちらのスピーカーも「菱格子」の手の込んだサランネットを持っています。洋間でも和室でも似合うデザインです。個人的にはこのSP-707Jの「バックロードホーン」が気に入っています。「奥行き方向の表現」が出て来ます。それに「箱臭さ」が少ないのが良いです。バスレフ箱もバックロード箱もどちらも特徴的な「箱の音」が有りますが、何方かと云えばバックロードホーンの箱臭さが好きですね。

50才を越えて新しいスピーカーとシステム作りに挑戦でした。アンプ類も取り替えひっ替えして5年程かかりました。今にして思えば、「定年前」(年齢的に)に作り上げ完成していたのが幸いしました。

年金生活では良い価格の新しい機器を買ったりは出来ません。現役のうちに揃えて置くべきですね。

久し振りにお声を聴いた・・・

2023年08月20日 | ピュアオーディオ

毎日4つのステレオを鳴らしています。このブログを毎日見ていると云う元お客さんからお電話をいただいた。12年以上前に「事務所」で鳴らしていた「オリンパスシステム」のサウンドを知っておられる方です。当時もかなり良い音で鳴らしていたので、時々お仕事の合間を縫って訪ねて来られていました。


当時と外見は殆ど変わっていませんが、ケーブル類はかなりグレードアップしています。それにより「音数」や「表現力」がよりリアルになり、自分としては「完成」と判断しました。この「完成形」のサウンドを聴きたいとおっしゃっておられ、「いつでもどうぞ・・・」とお返事しましたので、再会を楽しみにしています。

ちなみにこのお客さんはIさんとおっしゃいます。お使いのSPはJBL K2#9500でアンプにはレビンソンや300B等でマルチアンプで鳴らされています。K2#9500専用のトレールもお使いで、今では「大満足」なサウンドになったとおっしゃっていました。

読書しならがサブシステムを楽しんでいる

2023年08月15日 | ピュアオーディオ

鳴らし込みも進んで最近はかなり良い状態になって来た。蒸し暑い「猛暑」の日々が続きましたので、クーラーをかけてこの部屋にこもり、「読書」を楽しんでいます。


一般の方が音楽を楽しむには十分な音質だと思います。特に高域の帯域を欲張らなければこのLE8Tだけで事足ります。7.5畳の部屋ならこのサイズで十分です。


ただ、こちらのメインシステムを聴くと、サイズと質感の違いを痛感します。中高域をコンプレッションホーン型(LE375・LE175・#2405)とDECCAリボンの組み合わせには遠く及びません。これは比べるまでもなく、比較すること自体、無意味な事です。