「ジェームズ・レバイン指揮 モーツァルト 交響曲25番」はJBL#4343時代には「つまらない」演奏に思え、今まで棚の隅っこに放りやっていた。
4343の時のシステム構成はCDPにティアックP1/D1、ルボックスB226、マッキンC29プリ、MC2500の組み合わせに、ケーブルはオルトフォンの8N、7N、6,7Nの組み合わせで聴いていました。
この時の「ジェームズ・レバイン指揮 モーツァルト 交響曲25番」は、「バイオリンをはじめとする弦楽器群」が耳に突き刺さるようなサウンドで、5分と聴いていられませんでした。
今夜、改めて現在のシステムで聴いて見ますと「弦楽器がしなやかに多彩な表現をしてくれ、オーケストラの配置や奥行き間が判る」様な鳴り方です。当然「居眠り」が出来るような質感になっています。
モーツァルトやハイドン、ヘンデル、バッハやバッハの子供たちの時代の演奏では「弦楽器群」が旨く鳴ってくれないと「音楽」になりません。
JBL#4343と決別して「音楽」にたどり着けました。自宅のシステムも基本的には同じJBLですが、普通の方には理解できないJBLのユニットの性能だと思います。荒々しさは微塵もありません。有るのは「しなやかで艶やかな弦楽器群の響き」とJBL本来の切れの良さです。
「レバイン指揮 モーツァルト 交響曲25番」もこうして聴き返しますと「名演奏」だと思います。いままで「つまらない」CDだと思っていたのが実はオーディオ装置が未熟で「CDの中の情報」をすべてとは思いませんが十分引き出せていなかったのだと思い知らされました。
皆さんも是非試しください。