Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

Exclusive M4 もインレット化開始

2018年01月31日 | ピュアオーディオ
先日のExclusive C3のインレット化に続いて、パワーアンプのM4もインレット化をしようと思います。昨日は午前中、検査通院で潰れました。午後からM4をラックから引っ張り出し、木箱を取り外しました。

ここでチョッと問題が・・・・。M4の下部には「冷却ファン」が付いています。この冷却ファンを取らないと木箱が抜けません。面倒ですね。



アンプのインレット化の場合、大概の機器は「底板」を外して工事を開始しますが、このM4は上蓋を外してからになります。25Kg近いアンプを持ったり、ひっくり返したりして結構体力が要ります。ぎっくり腰にならない様に気を使います。



上蓋を外して電源線がどこに繋がっているかを確認したら、内臓コンセントに直接つながっていました。配線が邪魔な上に、放熱部との仕切り板が有り、隙間が無く・・・・。一般的な「直出し部」への工事は無理だと判断しました。




「直出し電源」の取り付け部へのインレット化は不可能・・・としましたが、インレット化は進めます。隣の「放熱フィン部」の後部には良い隙間が有ります。ここにインレット化をして、配線を隣の部屋まで持って行けば「可能」と判断し、早速作業開始。



奇麗にインレット化をやろうと考えて、やや内側にドリルの穴を開けましたが、「やすり掛け」で時間を費やし、延べ時間4時間もかかっても即日終了とはなりませんでした。明日、引き続き作業になります。



ここまでやったらやり遂げるまでは止められません。

まずはプリアンプC3の電源をインレット化

2018年01月30日 | ピュアオーディオ
ケンソニックのC200+P300が戻って来て鳴らす様にしたら、Exclusive C3+M4のラインの音が寂しく感じる様になった。



Exclusive C3+M4はSW類の感触も良く(死んでいない)、回復を待つ事も無いので早速時間を作って、プリアンプのC3を初めて木製ケースから出し内部を開けて見ました。

その結果、電源のインレット化は容易に出来ると判断し、直ぐに取り掛かりました。作業をしながら次々に道具が増えて行きます。こたつ台の上は道具だらけになりました。

ニッパ・ドリル・半田ごて・ピンセット・ネジ入れ箱・端材の最高級電材・ポンチ・プラスチックハンマー・・・・と色々な道具が要ります。最後はインレットを留めるネジとナット。

インレットの外側の線を引いて、その内側をくり抜きます。スペースの関係で縦向きに取り付ける様にしました。作業の最後は、インレットから内部の回路に行く処に最高級電材を半田付けします。そしてネジとナットで止めますが、最後の最後に難問が・・・・。

最後の1本のネジとナットが取り付けられない。(線材や向きの問題で)ナットを持てない処が出来てしまった。やむなく残ったカバーもみんな外して何とか終了。3時間ほどかかりました。

今度は元の所に戻す作業にもてこずり(裏スペースが無いから)何とか結線して、元通りにして音出し確認しました。

音数の増加やキレ、エネルギー感が強くなっているのにボリュームを上げてもうるささが少なくなっています。ノイズはパワーアンプに対策していないので変わりませんね。

何故?サブシステムに本格的なアンプを入れてるか?

2018年01月29日 | ピュアオーディオ
昨年末までに「ソース系」の増設を完了し、FMエアーチェックを安定して「無ノイズ」で録音再生出来る様にした。次は、メインのシステムのグレードアップである。

サブシステムは気軽に良い音楽を聴ける様にしているシステムである。メインシステムはマルチアンプシステムなので、システム全体のSWを入れる箇所が10か所を越える。面倒な点である。これに対してサブシステムは精々5つ程のSWを入れて聴く事が出来る。利便性が良いのである。音質はメインシステムに及ばないが、聞流したりたまには本格的に聴いて見たりとする事が出来る。しかも大概のユーザーさんと似た様なシステムなので比較がしやすい。



今回、ケンソニックC200+P300(一度嫁に出したが家族の反対に有って昨日(2日で)戻って来ました)はサブシステムのメインアンプに据え置こうと思っている。パイオニアのExclusive C3とM4は「A級アンプ」に食指を動かしている。ついでにLUXMANのA級アンプも昨日手配した。本来の目的は、A級アンプをメインシステムの高域用に使えないか?と思っての事だ。

Exclusive M4とLUXMAN M-06αをサブシステムで十分に活性化させた後、メインシステムに組み込んでみようと考えている。早くとも半年後、遅くとも1年後に計画している。その理由は、デッドな部屋に設置した事で、高域成分が壁や襖に吸収されて、張り出しが弱くなっているので、この部分をもう少し張り出させてバランスを取りたい。

「機器の活性化」や「パーツの交換」(ヒューズ・インレット化等)が有るので最長1年計画である。機器が来たから直ぐに接続しても、他の機器との「活性化度」が違い過ぎてバランスが壊れます。この辺が判っていないと「大失敗」します。誤った判断を下すことになるでしょう。

コーン型SPユニットのエッジについて

2018年01月28日 | ピュアオーディオ
コーン型のエッジは、現在「ウレタンエッジ」が主流ですが、果たして10年で加水分解するウレタンがベストなのでしょうか? もう30年くらい前に日比野オンキョウが「加水分解しないウレタンエッジ」を開発していましたが、それも普及していない様に思います。何故なら「SPが壊れて」くれないと買い替え需要が起きないからです。

古いコーン型ユニットには、「フィックスドエッジ」(コーンと一体成型されたエッジ)、「クロスエッジ」(布エッジ・ギャザードエッジ」、「ゴム系エッジ」、「プラスティックエッジ」等、各メーカーや時代で色々な素材や形のエッジが使われて来ました。

コーン型ユニットのエッジは「消耗品」です。どんなに丈夫なエッジでも何時かは破れます。ウレタンエッジの寿命は10~15年、クロスエッジは50年以上、ゴムエッジも50年以上の寿命を持っていると思いますが、使って有る「接着剤」や使われ方によって寿命は大きく変化します。

先日、「リファレンス3A」のゴムエッジを交換したいと問い合わせの電話が有りましたが、エッジ張替えは当方ではしていないので、綺麗な作業をしてくれるところを紹介しましたが、「オリジナルのエッジが無い」と云う事で、私の方に文句を言ってこられたような・・・。お門違いにも程がある。

古いユニットで、エッジが破れ使い物にならないユニットをその、まま放置してゴミにしてしまう方が良いのか?・・・ちょっと考えて欲しい。第一メーカー純正のエッジに拘る理由が私には理解できない。潰れたメーカーのエッジなどないのである。

何故なら、当該機はゴム製エッジであるが、ゴム製エッジよりクロスエッジの方が遥かに安価で長寿命で素早く反応する。エッジとしてはクロスエッジの方が遥かに優秀である。そのユニットの音を楽しみたいなら、今できる最良の選択をして、そのユニットを使った方が良いと云うのが私の考え方でもある。

C3とM4の組合せにも気にかかる処が有る

2018年01月27日 | ピュアオーディオ


一昨日、ケンソニックのC200+P300が居なくなったので、C3+M4の組合せだけを聴く時間が増えて来ました。そうなると色々気にかかる部分が出て来ました。

C3ではレバーSWの接触不良が気にかかります。M4のファンの音も気にかかります。M4はトランスの鳴きも有るのかな?C3+M4のラインでは「ノイズ」を感じます。

「ファン」と「電源ケーブルがノイズを拾う」件は購入前から気にしていた部分では有ります。実用上は大きな問題では有りませんが、個人的には許せない範囲です。

C3のレバーSW類やつまみのガリが多くは有りません。使いながら解消させていけるでしょう。いずれにしても「ノイズ」は気にかかりますので直出し電源を「インレット化」して最高級クラスの電源ケーブルを使える様に手を加えなければならないと思っています。

音質は現在の直出し電源ケーブルでもかなり良い印象を持っています。更に電源ケーブルを替えると様変わりしますので、インレット化後には期待以上の音質になると思います。

ケンソニック C-200+P-300が居なくなった

2018年01月26日 | ピュアオーディオ


やっと鳴らし込みも3か月目に入って、これから段々日を重ねる毎に音質アップして行くと、楽しみにしていたケンソニックC200+P300の組合せのアンプが昨日午後いなくなった。



近所の常連さんが、このブログをしっかり見ていて、「音質対策」が終り、後は鳴らし込むだけの状態になっていたのを知って聴きに来られて、そのままC200+P300を持って行かれました。

夜8時頃、突然電話が鳴って出て見ると、「今までのアンプと全然音質が違う!!!低域の力強さや高域の伸びも全然違う・・・・」と興奮して大喜びの様子が判りました。この常連さんは私が「内部配線交換した」SPを使っておられます。以前から、私の手の入ったアンプを待っておられました。今回念願かなってアンプとSP、ケーブル類が揃った訳で、普通のオーディオショップでは聴いた事の無い音質・質感・バランスを手に入れられたと思います。

鳴らし込みもケンソニックのラインとパイオニアのラインと2種あった訳で、同時に2種を鳴らし込むのは無理なので、やむなく「欲しがられている」機種を手放しました。やむを得ないと自分自身に言い聞かせています。

Exclusive C3とM4ラインにはノイズが有る

2018年01月25日 | ピュアオーディオ


アキュフェーズのC200+P300のラインには、最高峰クラスの電源ケーブルを使っています。こちらでは「ノイズ」は殆ど聴き取れません。これに対し、Exclusive C3とM4は「直出し電源ケーブル」の状態です。D208システムに耳を近づけるとわずかな「ノイズ」が聴き取れます。個人的には「許せない」レベルです。

以前から古い「直出し電源ケーブル」仕様の機器は、「直出し電源ケーブル」がノイズを拾う事を知っています。それが嫌で電源部のインレット化や電源ケーブルを開発した経緯が有ります。

今回のC3・M4共に「直出し電源ケーブル」ですので、このノイズを取る為には「インレット化」工事をせざるを得なくなります。

C3aやM4aも同じ様な「直出し電源ケーブル」ですので、こちらもノイズの量こそ違え出て来ると思います。「ノイズ」が有ると気になって音楽に浸れません。そのうちに何らかの対策をすることになるでしょう。

JBL #4311Bシステムもそろそろ内部配線交換が必要かな?

2018年01月24日 | ピュアオーディオ


サブシステムのJBL#4311BシステムをケンソニックのC200+P300のアンプでドライブしています。C200+P300のラインも鳴らし込みに入って2ヶ月が経ちました。低域が出始める様になってスケール感が大きくなって来ました。



C200+P300の信号ラインでボリューム9時方向でいつも鳴らしています。もう少し大きい音量で鳴らして見る事も有りますが、これ以上はまだ現時点では音のバランスが崩れるので使えません。これが10時の方向以上で使える様になれば合格ですが、まだまだ鳴らし込みの時間が必要です。

「機器の活性化」には時間がかかります。累計1000Hrを超えなければ思う様なサウンドにはなりません。その間は「苦行」の期間です。判ってはいるが気がはやりますね。今の内にSPの「内部配線交換」をして置きたいですね。

パイオニアのC3+M4のラインの方は、D208システム(内部配線交換済)を使っていますので、非常にスムースに音が出て来ます。信号ラインの下流側の伝送容量が非常に大きいので無理なく音が出ている様に聴こえます。

パイオニアのExclusive C3とM4が揃った

2018年01月23日 | ピュアオーディオ


昨日午後Exclusive C3が到着しました。早速ラックに入れ、結線して音出し確認をしています。いきなり完成度の高いサウンドが出ています。まだプラグ類も馴染んでいないのに・・・。素晴らしいですね。イニシャルのサウンドとしては合格点です。外観も前オーナーが丁寧に扱っておられたのか非常に綺麗です。今回入手したM4も非常に綺麗です。



1975年頃のアンプが2セット揃いました。サウンド的には2か月先行しているアキュフェーズC200+P300の組合せの方が活性化度が違いますので、歴然たる差が有りますが、ノーマル状態のイニシャルサウンドとしては素晴らしく良さそうだと感じます。しばらくはこの状態で鳴らし込んでみたいと思います。各部のレバーSW類も非常に綺麗で、ボリュームのクリック感等も非常に良いです。

今回は非常に程度の良いアンプが揃いました。C3とM4は別々の処から来ています。外観も機能的にも非常に満足行くレベルの中古品でした。このクラスになるとオーナーさんも丁寧に扱うのでしょう。

使用頻度と耳の鍛錬

2018年01月22日 | ピュアオーディオ
皆さんはどれくらいの頻度でSTEROを聴かれるだろうか?

1)ほぼ毎日聴く方
2)1週間に3~4回聴く方
3)1週間に1回聴く方(土日専門の方)
4)月に数回聴く方
5)年に数回聴く方

使用頻度で装置の活性化度は大きく変わる。

前述1)の方は、機器も活性化され、維持も出来ていて、オーナーの耳の鍛錬もされて居る。
2)の方は、機器の維持管理は出来ている。活性化も少しづつ進んでいる。オーナーの耳も正常に成長している。
3)の方は、機器は日々劣化している。オーナーの耳は初心者並みでいつまでたっても成長が無い。
4)5)の方は、もはやオーディオ愛好家とは呼べない。単なるコレクターでしかない。

と個人的には思う。どんなに高価な機器を揃えていても、使う頻度(聴く頻度)は上述の3)~5)の方は、「音が出ている」だけを楽しんでいる状態で「音質」など無縁な方だと思っている。ドンシャリ音を好まれる方はこの範疇が多い。

「聴く耳の鍛錬」はそれこそ何十年もかけて鍛えている方と、漫然と聞いている方とでは雲泥の差が有る。個人の楽しみの範疇なのでとやかく云う事ではないが、長くやって来ると「自然の音」の凄さが判って来る。しかし「自然の音」は「何でもない音」でもある。これを理解できる様になれば、大きく成長出来たと云える。日々生活している日常の「ただの音」の領域まで「音質」を高める事はなかなか至難の業でもある。自分もまだまだと思っている。まだまだ成長できる素地を持っている。この先もまだ見えている。見えない先が見える様になれば更に進化するだろう。