Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今年は激動の一年だった

2013年12月31日 | ピュアオーディオ

今日の午前中は非常に穏やかな年の暮れを思わせたが、午後からは雲がかかってヒンヤリして来た。私のオーディオは今年一年を振り返ると激動の一年だった様に思います。

12月に入り、6chシステムを考えていましたが、DSPの音質グレードが高く有りませんのでひとまず中止と決定しました。現在「音楽部屋」には大小7セットのSPが有り、アンプも5セット有ります。いつの間に増えてしまったんだろう?・・・反省しきりです。最後は1セットになると思っていますので、集めたものもまた処分するだろうと思います。

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そんな中でJBL L-26は非常に良いSPだと思います。JAZZを気楽に楽しむには十分すぎる質感を持っています。現在手に入れたL-26はアッテネーターのガリがひどくて、毎日「鳴らし込み」を続けながらガリ落としをしています。1ヶ月も毎日鳴らし込んでやればまともなサウンドになると思います。

Jbl_l26_system2

アンプやCDPは有り合わせのモノを使っていますが、シンバルの音などホーン型にない響きや質感で非常に気に入っています。SS誌で以前読んだ(40年前)記事の中に「JBLの1級品は中高音がホーン型になっているSP」だと云われていました。当時L-100を持っていたので、何時かはホーン型、それも#375・・・と思って、現在#375を使ったシステムを3セット所有していますが、当時のコーン型ツィーターのサウンドも立派なものだったんだと思い返しています。現在のドーム型では出ない音がします。

そうなるとオーディオを始めた当時のL-100が欲しくなりますね。L-26で我慢してL-100には手を出さない様にと思っています。

皆さん健康で良いお年をお迎えください。


オリンパスシステムの復活

2013年12月30日 | ピュアオーディオ

ようやくオリンパスシステムのサウンドが旧事務所時代のグレードで復活しました。まだプリは鳴らし込みを初めて2週間にもなっていないので更に良くなって行くだろうと思います。

C2904

約1年前、引越の為にマルチアンプを解体して、プリアンプも交替、ネットワーク方式でトライして見たけどまるで駄目。引っ越し先も二転三転して今の部屋に収まったのが4月の終わり。希望の部屋の広さとはかけ離れていたけど(SP間隔)、何とか押し込んで音が出る様になった。

設置場所が落ち着くと「音質」が気になりだして、「再度マルチアンプを復活」したけれど、プリとチャンデバが変わって、元のサウンドとは程遠い音で我慢を強いられた。

チャンデバも半年鳴らし込んで活性化させ、プリアンプも12月に入ってようやく元のC-290に交換出来た。欲しい時に探すとなかなかないモノで、出会いが大切ですね。

きめが細かく柔らかく、そして力強さが有って・・・と欲張りな私のシステム。ようやく復活した様だ。アシュケナージ指揮シベリウス交響曲1番をかけて見たが、弦楽器のトレモロが以前の雰囲気で再現できた。音のキレが戻ってきた。


今年の収穫

2013年12月29日 | ピュアオーディオ

今年は大きな変化の年でした。旧事務所から自宅へ、自宅から現在の音楽部屋への引越しと、マルチアンプシステムを壊して、ネットワーク方式への変更、そしてまた元のマルチアンプ方式へと・・・。オリンパスシステムはめまぐるしく変わっていきました。

今年の後半は「鳴らし込み」の連続。オーディオの極意は「鳴らし込み」に有ると悟りました。どんなに高価な機器でもケーブルでも、「鳴らし込み」が出来なければその性能を発揮させる事は難しいと云う事。逆に機器もケーブルもそこそこでも「鳴らし込み」を続ける事で、バランスが良くなり、思わぬ高音質を手に入れることが出来ると云うことも有る。

今年最大の収穫は、「管球プリ2台」が使える目途が経った事。自分の求める音を「具現化」したシステムが作れる事になる。一般市販の機器では得られない「質感」を持ったプリが出来れば、既に出来上がっているパワーアンプとの組み合わせが可能となる。現在最後の追い込みをしている。来年初めには手に入るだろうと思う。


JBL L-26 SYSTEMの鳴らし込み

2013年12月28日 | ピュアオーディオ

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ほぼ40年前のSP、JBL L-26 ディヶード。テストルームに来て5日が経ちます。その間毎日「鳴らし込み」をしています。

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どうもこのSPは「眠っていた」個体の様で、音自体は何とか低域も高域も出るのですが、鳴らし初めは「ビビり」まくっていました。アッテネーターの酸化膜やウーハーやツィーターの振動板も、久しぶりに鳴らした為か動きがおかしい?処が有り、ユニットがおかしいのか?とも疑いましたが、「鳴らし込む」に付けて「ビビり」音も少なくなって来ました。

Jbl_l26_system2

L-26の能率は89dbです。これをサトリのミニアンプ(プリ・パワーSuperTrail仕様)の10W/chで鳴らしています。ボリューム9時の方向から10時の方向辺りで、十分すぎる音量が出ます。

L-26はJAZZを聴く為に購入しました。シンバルの音色など非常に良い質感で鳴ります。3.6cmリングラジエーター(コーン型)ですが、なかなかどうして立派なシンバルの音がします。国産やヨーロッパ系のSPでは出ないサウンドです。コーン型だからと甘く見ていましたが、これならL-100でも良かったのかな?と気に入りました。40年前はこんな質感は出せなかったなと・・・。

設置しているのは和室の畳の上ですが、低域も出過ぎる位スケール感が大きくたっぷりと出ています。設置方法は「秘密」です。SPをそのまま畳の上に置いては低域が死んでしまいます。トレールを作って上げれれば良いのですが、予算の関係上もっと簡易なセッティングで行っています。原理が判っていますので馴れたものです。

約1ヶ月ほどはこうやって毎日、1日中鳴らし込みます。そうすれば生き返ってくるでしょう。(ビビりが取れれば一安心)


C-290がやって来て1週間が経った

2013年12月27日 | ピュアオーディオ

今月の19日にC-290がやって来て今日で丁度1週間になった。この間毎日7時間近く鳴らし込んでいる。累計50時間程になる。まだ本領発揮には遠い時期だが、非常に「リアル」な音が出て来る様になった。本領発揮させるには500Hr~1000Hr必要だと思っているので、毎日「鳴らし込み」が日課になっています。

C2901

前のプリアンプ(管球プリ1号)は自宅に持って帰りヒアリングしているが、プリ自体が「ふん詰まり」している。(チャンデバの性ばかりではない部分が有った)その原因は、未交換の配線材がまだ沢山残っている。

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管球プリ1号の裏面の配線の写真だが、この内部配線は二重三重の配線が有り、作る時一番最初に配線した最下層の配線材の交換が出来ていない。後から配線材の交換をしているので半田ごてが入らないのです。難しい処を残していたので、この部分が最後まで足を引っ張っていると思えます。正月の間に、じっくりとこの未交換の配線を取りかえる作業に当たりたいと考えています。

現状でも音数・質感は非常に素晴らしく、これが完成したなら・・・と思わせます。現在の問題点は「音がふん詰まっている」点とアタック感が弱い処です。この不具合がなくなれば1級のプリアンプになるでしょう。


管球プリ1号も対策したが・・・

2013年12月26日 | ピュアオーディオ

昨日はEMT981のトラブルで時間を取ってしまいました。何とか使えるようになりましたので一安心。管球プリ2号への「高域対策」を完了し確認も終わり、管球プリ1号の方へ水平展開をしました。対策後のヒアリングを実施しましたが、まだ2時間ほどしか聴きこめていないのでまだ結論は出せませんが、こちらには追加の対策が必要だと感じました。使えるレベルには来ましたのでもう少し時間をかけてヒアリングをして見ます。

プリアンプは「音質」に関係する部位が多く、また細かい処が有るのでなかなか作業が進みません。プリアンプの作成はこの2台だけにして、以後は既成品を使いたいと思う様になりました。


EMT981の故障

2013年12月25日 | ピュアオーディオ

古い機器ばかり使っていると冬場は恐怖です。特にコネクターソケットを多用して有る機器はトラブルの種になります。

先日もテストルームのSONY CDP-2700が急に読み込み不良になり、内部を空けてピックアップ部を磨いても復帰しなかった。そこでコネクターソケットを全て押して見たら見事復帰。以前スチューダーD730でも同じ様なトラブルが合った。ICを使って有るとその受け用にICソケットが使われている。ICの爪とソケットが冬場の低温で収縮して、クリアランスが出来て導通しない場合が有る。室内の気温が5℃以下になると、コネクターやICソケット辺りは「挿し込み」になっているのでソケットとの導通に問題が出て来る。

Emt981

果たして同じ様なトラブルがEMT981でも出て来た。こちらは電源部のコネクターが怪しい・・・。電源部のコネクターを差し込み直すと症状が変化する。安心して使う為には一度点検に出す必要が有りそうだ。取りあえず正月は使えるように直しておきたい。

Emt9811_3 (ブルーのヒューズが6個見えます)

このEMT981には「音質対策」でフルテックのブルーのヒューズを使っている。上側に4個、右側に2個、入り口に1個と合計7個のヒューズが有る。¥4000円のヒューズでも7個使うとおこずかいが吹っ飛んでしまう。


管球プリ2号はどうやら完成した様だ

2013年12月24日 | ピュアオーディオ

管球プリ1号と2号機は同じ所に不具合が有り、先行して2号機の方を対策した。対策後自宅に持って帰りヒアリングをして見た。

今まで「高域」不足を感じていたのが殆ど感じなくなった。カンターテドミノを久しぶりに聴いて見たが、余韻が素晴らしくなっている。ジャシンタのボーカルも聴いて見たが、語りかけてくれる様に優しく響いて来る。

不具合の内容的にも「高域」が出ない内容であった。これで安心して聴ける様になった。どうやら管球プリ2号は完成である。更なる不具合はもう出てこないと思う。これで確認が取れたので、1号の方も対策に入った。こちらはもう少し手を入れる処が有るので年内に完成すれば良い。取りあえず2号が有れば音楽が十分楽しめる。プリアンプを自作するのは非常に難しいのが実感できた。


テストルームのメインSPがようやく決まった

2013年12月23日 | ピュアオーディオ

昨日のブログでは「急がない」と言っていたテストルームのメインSPが決まりました。JBL L-26 ディケード。JBLのランサーシリーズの流れを汲むSPで、もうかれこれ30年以上前のSPです。

若い頃聴いた印象で「鳴りっぷりが良い」のを覚えていました。初めは#4311やLE8Tを考えていましたが、隣のメインルームのオリンパスが鳴り出したら、多分聴かなくなるのでそう高い価格のSPは必要ないと思っていました。

昨夜、某オクで落札し、県内の方で近くだったものですから直接引き取りに行ってきました。所要時間も1時間ほどで完了しました。相手の方も私と同世代でL-26の良さが判っていて、L-26専門に修理をしておられました。お部屋に案内されて、室内にこれから修理されるL-26が5セット近く置いて有りました。

L-26は初めて使いますが、25cm逆ドームコーン型と5cmコーン型ツィーターと非常にシンプルなシステムです。持ち帰って早速音出し確認をしました。ごく普通に聴けるサウンドで楽しみなSPです。なかなか「ごく普通」に聴けるSPは少ないです。ゆくゆくは内部配線をゴールドスターシリーズに交換して、「JAZZ」の演奏にターゲットを置いたシステムにしていく予定です。


最近のオリンパスシステム

2013年12月22日 | ピュアオーディオ

先日アキュフェーズのC-290プリを導入後、非常に落ち着いたサウンドになって来ました。

C2903

チャンデバを半年間先行させて活性化させていますので、今回のC-290の導入は非常にスムースに行っています。上の写真の左側にDSP-3000とMX-55のセットが写っています。これを使って「フロント4ch」を実施しています。クラシックでは「余韻」が欲しいのでDSPで残響がかかる様にして聴くと、音数も増えてスケール感が大きく出て来ます。まだテスト中で、リア側のSPも入手していますが、まだ設置が出来ていません。

D90_013

テストルームの方にもDSP-3000とMX-55のセットを置いて、こちらでも遊んでいます。こちらには既に3セットの小型SPが有りますが、まだメインSPが決まっていません。急ぐ必要も有りませんのでゆっくりやります。