Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

FXヒューズの効能

2012年09月30日 | ピュアオーディオ

C22モドキプリアンプに我慢しきれなくなり、FXヒューズを入れました。フルテックのオーディオグレードヒューズからの交換です。

電源部が良くなると「見通しの良い音」に変わる事は以前にも確認済みです。まさにその通りのサウンドに変わりました。

実際に交換してみると、ヌケ・キレが更に上がり、透明感が増しています。情報量も増え、分解能もかみそりの切れ味のように切れています。それでいて冷たさは無く柔らかくなりました。

しかし、価格が価格ですのでおいそれと「追加」とまでは行きません。価格差を考えるとフルテックでも十分です。

まだSP配線の交換が終わっていませんので、交換後のサウンドを楽しみにしています。


自宅システムの進捗

2012年09月29日 | ピュアオーディオ

9月から自宅システムに集中して「音質アップ」を施しています。プリアンプとパワーアンプがようやく出来上がり、本来の組み合わせになっています。

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アンプの内部配線をSuperTrail仕様(特殊銀線)にするのに手間取り、多大な時間がかかってしまいましたが、効果は抜群でほぼ予想通りの音質を獲得しています。マッキンC22のコピー機とWEの古典管の組み合わせですので、古臭い管球アンプのサウンドを連想されるかも知れませんが、最新のハイエンドのTr型アンプと遜色ないヌケとキレ、透明感を持っています。それでいて真空管特有の暖かみのある柔らかい耳障りの良いサウンドに仕上がっています。

Sp707j

先週はSP配線(500Hzネットワークから先の配線)をゴールドスターからシリウスSPへの交換を開始しましたが、ネットワークBOX内配線が思っていた以上に時間がかかり、まだ半分程度しか交換が出来ていません。それでも「音の柔らかさ」と「音数の大幅な増加」を獲得しています。すべてのSP配線が完了すれば更なる音質アップが期待できます。しかし残った配線交換分はSP箱内配線になりますので一人ではできません。来週1週間かけて交換を完了させたいと思っています。


自宅システムへの対策

2012年09月28日 | ピュアオーディオ

プリアンプ・パワーアンプが完成して非常に音質アップをして来ましたが、「ふん詰まり」が出てきました。プリ・パワーアンプは「ゴールドスター配線」で「1本のケーブル思想」で出来ていますが、まだ各パーツ(トランス等)が「覚醒」している訳では有りません。最低1ヶ月以上の時間が必要です。

この間にパワーアンプの先、SPシステムへ対策をして置く予定で居ます。早速「ネットワーク箱内配線」に手をつけています。N500を入れている箱内配線ですが、本数が多いので1日では終わりそうに無く、明日まで掛かりそうです。

ネットワーク箱内配線が完了したら次は各ユニットへの配線です。現状全ての配線を「ゴールドスター」シリーズにしていますが、これを「シリウスSP」にグレードアップです。ユニットへの配線がこれまた大変です。1週間程かけないと終われないと思います。


壁湯と大観峰

2012年09月28日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

40才代にはバイクに夢中になっていて、良く阿蘇や九重の方へ行っていました。起業してからは色々考え事をするようになり、こけてしまいましたのでしばらくバイクは止めていました。

Brog_011(日陰の為シートが白く写っています)

オーディオの方もようやく先が見えてきましたので、今年7月にバイクを復活させました。でも8月も9月も乗れずじまいで、またこのままバッテリー上がりになるのか?と憂慮していましたが、お天気にも恵まれましたので思い切ってツーリングに行ってきました。

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予定では、豆腐の岡本屋で昼食の予定でしたが「定休日」で急遽「焼きカレー」に変更。壁湯に着いたのは13時半。(大分県玖珠町)

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私が入るお湯は「共同浴場」。久しぶりなので入り口を忘れていました。「福元屋」さんの案内門から入るのでした。

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門を降りて下に下っていくと「福元屋」さんと「共同浴場」(混浴)の分かれ道が有ります。道なりにまっすぐ進むと「共同浴場」に行き当たります。写真は入り口のところです。

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入湯料は200円。ラジウム温泉です。温度は38~40℃くらいで「ぬる湯」です。広さは8畳~10畳くらいの洞窟風呂です。写真で「石積み」部分からお湯が湧き出ています。管理人さんも居ませんので普段は無人です。(地元の方が定期的に清掃されています) 共同浴場ですので地元の方が利用される温泉です。この日はたまたま誰も居ない(貸切)状態でした。一人で1時間ほどお茶を飲みながらゆっくりと寝転がって使っていました。真冬の寒い時期でも、ここで暖まりますと寒さを感じません。

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温泉の前は小さな川になっています。向かいが崖になっていますので見晴らしは有りませんが、川のせせらぎを聞きながらのんびりお湯を楽しめます。

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壁湯を出たら阿蘇の大観峰に向かいます。大観峰の開放感を味わう為です。沢山の観光客やバイクが集まってきます。

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今日の予定は一応完了したので、ここから2時間かけて自宅に帰ります。往復の道も久しぶりですので道を忘れています。また身体がバイクの操縦を忘れていますのでコーナーリング反応がズレています。その分「安全運転」になります。クラッチを引く左手が、自宅に付く頃には2本指では引ききれなくなっていました。


C-22モドキプリアンプ 内部配線交換 第4ステップ完了

2012年09月27日 | ピュアオーディオ

C-22モドキプリアンプ 内部配線交換 第4ステップが完了しました。

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交換前の増幅段の配線の状況です。作業自体は難しくはないのですが、太い配線を入れるスペースがないので苦労します。交換後の配線の状況はマル秘です。(写真は有りません)

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アンプ内部の配線交換なので外観は何も変わりません。早速自宅に持って帰り音出し確認をしています。音数の更なる増大、音のヌケ・キレが飛躍的に良くなっています。当然有感ノイズは皆無です。SN比も。高級TR型アンプと比べても遜色有りません。音の表情が更に豊かになっています。

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音出し確認に異常がないので真空管を交換しています。すべてテレフンケンの球に交換しました。交換直後は定位が右側に寄っていましたが、5時間ほど馴らし込んでヘレン・メリルの代表作のモノーラル録音を聴いて、センターに定位したのを確認しました。球を交換しますとソケットとピンの接続が変わりますので良くこんな事が有ります。使い続けて行けば自然解消的に定位は取れて来ます。

さて音質の方はと云うと「彫りの深い音」を第一に感じました。音の密度感がまったく違います。低域~高域まで十分な音の厚みが有ります。これは今まで経験した事のない音の厚みです。コルボ指揮「フォーレ:レクイエム」の3楽章から6楽章まで聴いて見ましたが、「ステージ」が出来ています。奥行きは明確に「部屋の外」から聴こえています。

定位が安定しなかったので昨夜は時間がなく、フォーレを聴き終えたのが真夜中の1時半。鳴らし込んで行けば更に良くなる事が期待できます。今夜はいよいよアナログの確認です。前回第3ステップ後でも、素晴らしい音数と質感で圧感の再生音でしたが、更に良くなっていると期待しています。

現在でもこのまま鳴らし込んで行けば素晴らしいシステムになると思いますが、次の音質アップを手ぐすね引いて待っています。
①FXヒューズの使用
②SP内配線のグレードアップ

上述2点を対策すれば、更に音質アップする事は間違いありません。


管球アンプ聴き比べ

2012年09月26日 | ピュアオーディオ

土曜日にLUXMAN CL-35プリのインレット化をした後で、私が持っている管球アンプを色々と聴いていただきました。

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現在上の写真でCL-35が入っている処にはアキュフェーズC-290が入っています。プリだけをCL35にしますと非常に温かみのあるサウンドに変わります。分解能の点ではC-290には届きませんが、「音楽」を聴かせてくれます。そういう雰囲気をこのCL35は持っています。

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たまたまこの日は、C22モドキプリアンプの第3ステップの修正の為に、事務所に有りましたので、トラブル修正後の状態でWE101Dpp-1号機(SuperTrail仕様)の組み合わせを聴いていただきました。わずか1W/chくらいの出力しか有りませんが、ドライブ力十分なサウンドを確認出来ました。

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パワーアンプだけをWE101Dシングルアンプ(ノーマル)に替えて見ました。なかなか艶の有る柔らかい質感で、音色が素晴らしいです。バロック音楽くらいなら不満なく聴けますが、フルオーケストラになりますとチョッと音数が足りません。内部配線をSuperTrail仕様にすればこの辺は解決しますが、その改造がこのアンプではスペースがなくて出来ません。音色の良さを再認識しました。

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WE101DシングルアンプはWE101DとWE102Lの球の組み合わせです。出力は1W/chくらいは有る様です。101Dppパワーアンプは既に2セット持っていますので、こちらは音色の良さを使ってプリアンプにしたいと予定しています。

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最後にWE310Aラインプリ(SuperTrail仕様)を組み合わせて聴いていただきました。現在SuperTrail仕様で完成しているのはこのプリだけで、C22モドキプリアンプもこのプリには現時点でかないません。繋いだ瞬間、音数の多さと音色の良さを感じました。そろそろこのアンプもきちんとしたケースに納めて、電源部を強化して完成形に仕上げないといけません。

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試聴システムの全景です。612Aシステムにはピラミッドのツィーターを使う様になって更に繊細でまろやかなサウンドになっています。2時から聴き比べを初めて3時間ほど時間の経つのも忘れていました。個人的にはもうトランジスター型のアンプには戻れませんね。


LUXMAN プリアンプ CL-35

2012年09月25日 | ピュアオーディオ

LUXMANの初代の管球プリCL35をお持ちのお客様から、電源をインレット化したいとの事で交換を致しました。

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同じシリーズのCL-35Ⅱは40年前に使った事が有ります。その時は「ノイズ」に悩まされ手放しましたが、今回のCL-35はノイズがまったく有りません。これにはビックリしました。

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本体内部の写真です。この頃から既にプリント基板が使われています。

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リア面から見るとこんな具合です。CL-35Ⅱと比較するとかなりスッキリした印象を持ちます。

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3Pの電源ソケットに交換しています。これで高級電源ケーブルが使えるようになりました。隣にあるヒューズBOXには1Aのヒューズが入っています。

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音出し確認とヒューズをフルテックのオーディオグレードヒューズに交換しての聴き比べをしました。オーディオグレードのヒューズにしますと音のまろやかさ(音数の増加)が出て、音の密度が上がっています。¥4000円のヒューズ1本でかなりの改善効果を感じます。

612Aシステムを軽々とドライブしています。なかなか良いアンプだと思いました。


C-22モドキプリ+WE101Dppパワーアンプの初組み合わせ続編

2012年09月24日 | ピュアオーディオ

先日初めて組み合わせたC22モドキプリアンプ(内部配線交換第3ステップ終了)+WE101Dpp-2号パワーアンプの組み合わせの音出し確認の続きです。

C22モドキプリアンプでフォノ1と2にトラブルが有りましたが、翌日には修正を完了しています。

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ようやく機器やプラグ・ソケットが馴染んで来たみたいで、艶やかでしっとりしていて、それでいてヌケとキレが両立しています。音数も飛躍的に増加して、今までで最高の音数と思います。当然音の厚みや音の広がり方も今までで最高の状態です。

「シズルを引く」(ビロード)の様な質感で、「さざ波の弦」も簡単に出してきます。音の瑞々しさがいつか聴いたマランツ#7の様な質感になりました。

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この状態で音楽を聴き始めますと、いつまでも聴き続けたくなります。SP-707Jシステムのサウンドはオリンパスシステムのサウンドを超えましたね。ネットワーク方式で3ウェイマルチアンプシステムの音質を超えています。

C22モドキプリは、今週には内部配線交換の第4ステップに入ります。このステップで内部配線交換は完了します。更に音質アップしてくれることでしょう。まだ球の交換もしていません。

現状の球はライン、フォノ回路ともに3本構成で、初段に東芝通則用12AX7、次段に富士通テンの5751、終段にNEC12AX7が同じように組み合わせて使って有ります。球の確保はテレフンケンECC83(12AX7)を6本準備しています。


C-22モドキプリ+WE101Dppパワーアンプの初組み合わせ

2012年09月23日 | ピュアオーディオ

C22モドキプリアンプの内部配線交換 第3ステップが完了したので、音質確認を自宅でして居ます。WE101Dpp-2号機との組み合わせは初めてになります。

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C22モドキプリアンプは事務所で2時間ほど鳴らしこんでいましたが、組み合わせて2時間くらいは「チョッと変???」な音でした。ノイズは無く透明感は有るのに音のキレが殆ど有りません。プラグ・ソケットの馴染みが取れていないと思い、2時間ほど通電してSWをOFFにしました。その後、1時間ほどして再度SWを入れるとキレが少し出てきました。

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音が柔らかく出ています。響きや余韻が綺麗です。耳障りな音が有りません。音の厚みが有ります。音の広がり感は今までこのシステムで出した事のない状態です。時々定位がフラ付いています。まだ完全に終段まで電気の通路が繋がっていない感じ?3日ほど鳴らしこんで、不具合の有無をチェックしたいと考えています。

第2ステップでは電源ラインの配線交換でしたので、音の質感やキレ・ヌケがそれなりに出て聴きやすい状態でした。今回は入力ラインですので、ここが良くなっても後の増幅段が元のままでは「ふん詰まり」を起こすようです。今出ている音はまさに「ふん詰まり」の音で、しかも銅線の質感です。特殊銀線の音のキレ・ヌケ・情報量は、全ての配線の交換が完了しないと出てこない様です。

現在のチェックではフォノ1のRch、フォノ2はLR共がおかしいようです。CDやチューナー、AUXの入力ラインはOK。明日、おかしい処は修正します。ステップごとに分けて進めているのは、この不具合を確認する為と、少しづつしか音がこなれてこないからです。一変にやってしまいますと、どこがおかしいのか判らない状況になって後で混乱します。各パーツも活性化するには時間が必要です。

結局、全配線の交換には約1ヶ月の時間がかかる様です。


C-22モドキプリアンプ 内部配線交換 第3ステップ完了

2012年09月22日 | ピュアオーディオ

今週初めから始めていた「C22モドキアンプの内部配線交換第3ステップ」がやっと完了しました。

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フォノ1に昇圧トランスを内蔵させる様にしましたので、スペース的な問題と配線(硬くて太い)の取回しで大変な苦労が有りました。

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内蔵昇圧トランスはパートリッジ製で、以前昇圧トランスとして作っていたものを分解して取り付けました。これで余分な配線とノイズから逃れる事が出来ます。

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セレクター周りの配線が混雑しているのが判るでしょう。かなり引っ張られていると思います。

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早速音出し確認をしています。CDPはSONY CDP-2700、パワーアンプは6L6pp(メタルTrail仕様)の組み合わせです。

もうこれで十分ではないかと云うサウンドが出ています。使っているラインケーブルは非常にショボイモノを使っているのですが、後ろのアキュフェーズのプリアンプを使ったシステムの音質を軽く超えています。一番良く判るのは「音の厚み」(密度感)と「音の勢い」(スピード感)です。有感ノイズは皆無です。

このまま2時間ほど鳴らし続けてから自宅に持って帰ります。配線が硬いので中途半端な「半田付け」が有れば外れてしまいます。

リア面の表示関係も実施して、接続を間違わない様にしています。第4ステップの増幅段の配線交換も非常にスペースがないので、困難な作業を予測しています。実際にやるかやらないかを自宅で聴いて判断したいと思います。