Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

1970~1980年代のアンプを今使おうとしたら・・・

2016年08月31日 | ピュアオーディオ
オーディオ全盛時代の1970~1980年代の有名なアンプを使うには、チョッと時間をかける事が必要です。マッキントッシュやアキュフェーズ、レビンソン、SONY、パイオニア等々、あの時代には超贅沢で巨大なアンプ類が沢山あった。今でもデザインやパワー感、音色等魅力の有る機器が多い。

今から30年前・40年前の機器ですので、動作品を選ぶことが必須。トラブルを抱えたモノは「修理」が前提になるので、コスト面(修理費用と時間)と「メンテパーツの確保」の面でお勧めしない。

何とか音出しが無事に出来ても「長い期間眠っていた機器」の可能性が高いので、「活性化」させる為に長い時間が必要になる。私の経験では毎日5時間使って約1年間かかると見ている。果たしてこの累計2000Hrの「鳴らし込み」に我慢が出来る方が何人いるだろうか?そのコツは、「自然体」で臨むことだと思う。但し、現在よりも音質が大幅にダウンすると、なかなかその気力は続かない。その為私もなかなか手を出しかねている。

システムの中でアンプ類はその中間位置に有る。システムの要と云っても良い。その部分が1点でも「活性化」していないと、「ふん詰まり」のサウンドになる。その「ふん詰まり」のサウンドを我慢できた人だけ、ビンテージアンプを手中に出来る。

物欲が少し無くなって来た

2016年08月30日 | ピュアオーディオ
オーディオやカメラもほぼ自分的には満足なものを手元に集めて来た。レンズ集めも後僅かになった。ナノクリレンズだけが残っているので、そう簡単ではない。資金を貯めて一挙に揃えたいと思っている。そう思うと「欲しいもの」が無くなっているのに気付いた。

欲しかったものや必要なものがそろえば、それ以上買っても「ガラクタ集め」にしかならないし、集めても今度は処分しなくてはならない。まだ処分すべき物が沢山残っている。今年中に「いらないもの処理」を終えてしまいたい。・・・と思うがなかなか腰が上がらない。

猛暑の時期とも重なったので処分の作業をくじかれてしまったが、これから涼しくなるのでもう一度気を取り直して「見綺麗」にしようと思う。オーディオ機器を比較試聴やサブシステム作り、ソース機器の充実・・・等と言って、何種類も集めても残せるのは1セット分のみ、潔く他は処分してしまおう。

3日振りにメインシステムを聴く

2016年08月29日 | ピュアオーディオ
今年の夏は35℃以上の猛暑の日が30日程連続して続いて、オーディオマニアには大変な夏でした。何せメインシステムの発熱量は暖房機並みになりますので、夏場は非常に辛くなります。その為、軽いサブシステムの稼働率が上がります。この10日ほどは特に猛暑がひどく(37℃前後)、メインシステムを聴く気にならなかった。



昨日は、NHK-FM「キラクラ・・・」をサブシステムで楽しみました。その再放送が今朝やっています。それをメインシステムで聴いています。どんなにサブシステムの音質を上げてもやはりメインシステムには届きません。再生周波数帯域の幅も違いますし、エネルギー感も違いすぎます。特に「音数」や「音の深み」は全く歯が立たない。10年かけて作り上げたシステムに1年ぐらいで作ったシステムとでは、資金も手間も時間も全てかけ方が違う。



比較してその差が大きすぎて誰でも違いが判ると思います。ここまで違うとこのメインシステムだけ聴きたくなります。「最後に聴くのは1セット」とは常々自分が頭の中に置いている言葉ですが、この言葉を思い出すとサブシステム作りに時間と手間をかけることを虚しく感じます。しかし、メインシステムだけでは年中「音楽」を楽しむ事が出来ないのも事実です。どの辺で折り合いを付けるかが残された課題です。


私にとってのサブシステムの位置づけ

2016年08月28日 | ピュアオーディオ
私は過去40数年オーディオで音楽を楽しんできましたが、メインシステムだけの1セットの状態は殆ど無かったですね。常にサブシステムをそばに置いていた。それもソース機器・アンプ・SPと一揃い揃えての事。メインシステムが故障しても「音楽」が楽しめる様に・・・と云う思いだったからだと思います。

サブシステムのSPとして最初に買ったのは、JBL#L-100と一緒に買った山水:SP-100でした。その後ダイヤトーンのP610を自作箱に入れたものや、タンノイⅢLZを自作箱に入れたもの、ALTEC#409やSP-LE8T、テレフンケンRB46、ハーベス、スペンドール等々実に多彩なSP達を楽しんできました。8㎝ユニットもフォステクスやダンバーグ、アルペア等も確認してきました。

そう色々聴いてきて感じたのが、サブシステムには「フルレンジユニット」が良いと云う事。それも「20㎝」クラスが一番バランスが良い。これ以下のサイズになると低音が物足りない。フルレンジユニットは音のバランスが良い。メインシステムとの音のバランス比較が出来る点も良い処だと思う。

一時期(8年ほど)38㎝ウーハーユニットを使ったサブSPを5セットも持っていたが、このクラスになるとサブと呼ぶにはサイズが大きすぎる。普通の方では単純にメインSPクラスになってしまう。置き場所もかなりのスペースを取るし、音的にもメインに近くなりすぎる。他の機器(ソース機・アンプ類)もそれなりのグレードを要求してくる。



現在はD208システムで満足している。このサイズだと夜中に聴いても破たんのない音質で鳴らせる。また置き場所もスペースを取らない。音質もメインシステムのスケール感を小さくしただけで、音量を合わせたらどちらが鳴っているか分からなくなるぐらいに上げて来た。60歳を過ぎたことでもあるし、もうこの辺でサブシステムは卒業しなければならないな。(今後作らないと云う事)

過去に使った色々なミニSP達

2016年08月27日 | ピュアオーディオ


サブシステム用に過去にも色々な小型SPを試してきました。写真ではフォクテクスの8㎝のSPユニットを鳴らしていた時のもの。ネットの色々なブログで称賛されていたので試して見ました。内部配線ももちろん交換して、SPケーブルもグレードの高いものを使って聴きましたが、「フォステクスは所詮フォクテクスの音色」ですね。割と早い内に処分しました。



アンプ類もサトリのミニアンプを組み合わせていました。



上の写真は「アンペックス可搬型モニター」です。直出し配線でユニットから直接ショボイ配線が出ていましたので、SP端子を取り付けて内部配線を交換し、SPケーブルもグレードの高い物を使用していました。このSPは中々良かったです。特にヴォーカルや弦楽器の再現は、人肌の感触が有って聴き惚れていました。但し、低音の再生下限は精々70Hz止まりで、低域だけ物足りなさを感じていました。別に低域を作って組み合わせれば中々のシステムになると思いました。ユニットはジェンセン系の様でした。古いユニットだけど中々好印象で記憶に残っています。引っ越しの時に置き場所がなくて、またお守りも出来なくなったので処分しました。



上の写真はテレフンケンのモニターSP(RB46?)だったかな?わざわざ米国から取り寄せました。当然このSPもアンペックスと同じ、ユニットから直出し配線状態でしたので、内部配線・SP端子・SPケーブルをグレードの高い物に交換して使っていました。このSPは乾いた質感で、特にヴォーカルが良かった。第二次大戦のドイツの放送音を彷彿させる音でした。内部はコーン型3ウェイになっていて、楕円ウーハーが付いていました。最低下限域は60Hzぐらいだったと感じた。おまけにこのセットを2セットも持っていた。4chを試したかったが、その機会は来なかった。

自宅システムを聴く

2016年08月26日 | ピュアオーディオ


自宅システムは、この5年間ほど1回/週(2時間ほど)の頻度で使っています。正直言って「機器のお守り」がやっとの状態です。昨夜久しぶりに聴いて見る事にしました。しかしながら、電源オンで直ぐに「まともな音」が出るはずもなく、「かん高い音」でちょっと耳に突き刺さります。昨夜聴いたのは「ラフマニノフ:P協2番(ボレット)」で、3楽章ぐらいになって少し音が柔らかくなりました。とてもまだ正常な状態とは言えません。

基本的に「毎日2時間以上」聴いてやらないと本来の性能は出て来ません。自宅システムの様に1回/週の頻度では到底まともな音では鳴りません。「まともな音=正常化」させるには少なくとも1か月くらいは毎日鳴らしてやらないと戻りません。かといって、今すぐに「毎日鳴らしてやる」ことも出来ません。持っているだけの様なものです。

同じような状態の使用頻度の方も多いと思う。こんな方たちの「音質アップ」の基本は「毎日聴いてあげる」事です。これを続けていけば、「機器が活性化」して来てぐんぐん音質アップしていくでしょう。聴く頻度が低い方程、「音質」に拘り易いのは、投資した金額に見合ったまともな音が出ていないからです。それは「使い手」のほうに原因が有ると云う事を自覚していないからです。

SUNSHINE REM30 をサブシステムへ

2016年08月25日 | ピュアオーディオ


「SUNSHINE REM30」音響調整パネルをサブシステムに持ってきて聴いて見ました。高域の濁りが消えてスッキリし、SN比が上がったように感じます。いつもはオリンパスシステムの方で使っているのですが、最近はサブシステムの方を聴く頻度が高いので実験してみました。原理的なものは判りませんが確かに効果が有ります。不思議ですねー・・・。



D208フルレンジSPの「活性化」(覚醒)した様だと先日書きましたが、低域の下限再生周波数が、使い始め:70Hzと10㎝クラスのユニット並みでした。この為「低域不足」を感じていました、それが活性化後は:50Hzくらいまで下がり、奥行き感や低域の余韻が増えて来ました。これで低域の厚みや音数の多さを実感できるように変化しました。

頭の中(知識)では、JBL社は「低域の再生限界を下げる為にコーン紙を厚く(重く)して、LE化させた」と知っていました。その代表例がLE8Tです。しかし、D208も活性化させれば低域の不満は有りません。軽く低音がしっかりと出てくるのでLE化されたユニットより「質感」は上回っています。

本当に「低音不足」の為に、何度もLE8Tに交換しなければダメかな?と思っていましたが、今では逆にLE8Tにしなくて良かったと思っています。音の質感はD208の方が私好みです。軽く反応する音でないとスピード感が出ません。

オリンパスシステム用フォノイコライザー

2016年08月24日 | ピュアオーディオ
現在「オリンパスシステム」にはアナログプレーヤーを繋いでいません。プリアンプのアキュフェーズC-290には純正のフォノイコライザー(AD-290)も有るのですが、純正品では「性能不足」を感じて、AD-290やAD-2810を確認して処分しました。そこで,某オクでシンプルなフォノイコライザーを見つけて準備しています。(もう5年ほど眠っています・・・○○様から譲っていただきました)



外見は非常にシンプルです。このシンプルな処が気に入って落札しました。



裏面は、端子類や電源インレットを私仕様に交換しています。RCAソケットはもう一段グレードを上げる事も直ぐ出来ますが、使うかどうかも判らない為、現状で行こうと思っています。



このフォノイコライザーの内部の状態。プリント基板はすべて表に見える配線と同じもので裏打ち配線済。配線も一般の配線とは全く異なる仕様で作っています。半田材も「音質の良い」半田に交換済。もう少し電源部分を強化したいと思っていたが、このままで十分な性能が有ると思われる。問題は「鳴らし込み」で「活性化」させる事だと思う。



タムラの昇圧トランスを追加して、出力アップを図っています。SPU-GEで音出し確認は住んでいます。サウンドはとにかく「ヌケが良い」の一言。これに鳴らし込んで行けば「音の厚み」や「ビロードの質感」が付いてくると思う。残念ながら今の所使う予定がないのです。一応オリンパスシステムにもフォノイコライザーが有ると云う事。電源ケーブルやフォノケーブルもこのグレードに見合ったものを使わないと、宝の持ち腐れになります。

この秋のグレードアップ作戦

2016年08月24日 | ピュアオーディオ
この1か月は熱波の中に居る様なもので、35℃以上の猛暑の中に居るので、「半田ごて」を握る気力が出ない。暑さをしのぎながらシステムのお守りをする事で手一杯。クーラー風を浴びると風邪を曳きやすいので、暑くてもクーラーは特に用事がない限り使わない。今年も猛暑の初めころ10回ほど使ったきり。



サブシステムの音質が非常に良くなって、安心して使えるようになって来た。D208フルレンジユニットは当初「低音不足」で有ったが、「活性化」していなかった様で、現在は低音不足を全く感じない。のびのびとしたサウンドで、コントラバスやドラムの音の感触も悪くない。フィリップスのツィーターとの繋がり方もシームレスな感じで、違和感が殆どない。



ソース機器も、特にFMチューナーのノイズもほとんど感じられず、こちらも良い感じで楽しめています。SONY ST-5150DやST-5000Fの時は、SONYのルービックアンテナではノイズが感じられて、聴く頻度が落ちていたが、現在は同じアンテナでもノイズをほとんど感じない。

MD機の音質をもう少し上げて行きたい。DACの利用等色々方法が有るようだ。もう少し勉強して機器やパーツを揃えて行きたい。

サブシステムが大活躍

2016年08月23日 | ピュアオーディオ


アンプ類を「石」のアンプにしたおかげで、一日中FM放送を流せる様になった。大活躍で有る。希少な真空管の寿命を気にすることもなく、熱の発生にも気を配らず、気楽に高音質なサウンドを聴ける事はこの上ない幸せだと感じる。折しもこの1ヶ月間は35℃以上の猛暑の日が続いている。部屋の中も35℃にもなっている。



サトリのミニプリ+パワーアンプ。手製で内部配線を最高グレードに大部分を交換しているので、音質的にも安心して使える。ブックシェルフタイプのSPには最適なサイズと出力と音質を確保している。このアンプでJBL#4345も軽くドライブできる。以前は第3順位のSPケーブルだったのでイマイチの評価だったが、フラッグシップのSPケーブルにするとまるで評価が変わってしまう。SPケーブルの怖さだ。



こちらのソース機器も悪くはないけど、一部手直しも考えている。チューナーとCDPはこれで良いと思う。問題はMD機・・・。もう少し音質を上げたい。電源ケーブルが直出しでは???

「サブシステムなんだからそう熱くならなくても・・・」と心の声が時々聞こえる・・・。