Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

部屋の容積は大きい程余韻が出る

2024年07月27日 | ピュアオーディオ

音楽部屋のオリンパスシステムは7.5畳の部屋に設置しています。写真を見ても分かる通り、狭い部屋にびっしりと機器を並べています。本来なら3ウェイネットワーク方式で、簡便に鳴らす様にするのが得策ですが、ネットワーク方式ではスピーカーがうまく鳴ってくれません。止むを得ず、狭い部屋に押し込んでいます。これでも、「音が面で出て来る」ので音楽鑑賞には問題は有りません。


自宅システムは10畳+6畳のエアボリュームが有ります。容積が大きい分、音の余韻が広がり易く、ゆったり感が有ります。SP間に音がびっしりしていて、SPが鳴っている感じはしません。こちらも「音が面で出て来る」様にしています。音質は出来上がっているので午前中はゆったりと楽しんでいます。


何方のシステムも低域の箱の上に中・高音のSPユニットを載せているので、掃除が大変です。一般家庭ですのでどうしても埃が積みます。それが唯一頭痛の種です。


2インチスロートのドライバーを使っているので「原寸大」に近い再現をしてくれます。今更1インチスロートのユニットには戻せません。


CDPの「音質アップ」

2024年07月26日 | ピュアオーディオ

スチューダーのA730CDプレーヤーです。この機種にも色々と「音質アップ」対策を施しています。


最初に「水平化」して使う様に、ベニヤ板材でケースを作成して見ました。しかしイマイチなサウンドで、満足しませんでした。


碁盤(160㎜厚)を彫り込んで、材質を高級品にしました。サウンドは見違える様に「彫り込み深い音」に変化しましたね。質量と強度と響きが必要だと知りました。


A730には電源の入り口にもヒューズが有りますが、内部にも4本ヒューズが使ってあります。(合計5本)入口のヒューズはFXヒューズに交換しています。


内部の4本のヒューズはフルテックの最高級品に交換。本当はFXヒューズにしたかったが、費用が大変ですので(¥75000/本)フルテック製で収めています。非常にシャープで張り出しの有るサウンドになりました。

CDPはデジタル信号を扱っています。その関係で「クロック」の重要さが有ります。20年前にサウンドデン社の「クロック改造」をして、目を見張る「音質アップ」を経験しています。クロックも「ルビジウムクロック」が最強だと云われています。



アナログプレーヤーの音質アップのポイント

2024年07月25日 | ピュアオーディオ

アナログプレーヤーの最高級品は1980年代に造られたものが多い。それは、「CD」の音質に対抗する為だった。


アナログプレーヤーの音質アップポイントは、
1)ターンテーブルの慣性質量が多い事・・・なめらかで奥の深い表現になる。
2)レコード盤の振動処理(吸着やフロート、マットの材料)
3)トーンアームの性能
4)カートリッジの性能
5)フォノケーブルの性能
6)MCトランス等の付属部品の性能
7)プリアンプのフォノイコライザーの性能

等々、アナログプレーヤーには「音質」のゲートは沢山ある。それぞれが、一つの大きなテーマでもある。一般家庭では何処かで妥協しなければならない。


私の自宅システムのアナログプレーヤーにも色々と対策をしている。ターンテーブルはマイクロ社のロングアーム仕様ベルトドライブを使っている。慣性モーメントを上げる為と、レコード盤とのマッチングを改善する為、黄銅製の「テーパー付きサブターンテーブル」を使い、その上に、レコード盤とのマッチを良くする為に、リンホフ製のターンテーブルシートとセラミック製or花梨材製のスタビライザーを使っている。


トーンアームはSME#3012R(40cmロングアーム)を使っている。一般的な30cm仕様と違い、「なめらか」な動きと質感である。カートリッジも色々変遷してきたが、SPU系がスケール感が大きく、最新(2000年以降)のSPUは繊細感も併せ持っている。音の線の太さがこのカートリッジの良い処。カートリッジの針の部分に底板が付いているものが、サウンド的に優れた再生をする。(トレース時に波風の影響が少ない)

最期は、フォノケーブルだ。ここが市販品では極端に弱い。私は「自作品のフォノケーブル」(No2グレード)を使っている。MCトランスもプリアンプ内臓に作り替えた。

こうやって色々と時間とお金をかけて対策したが、「利便性」はCDやMDには敵わない。また片面30分ではチョッと時間的に短く感じる。CDの約60分と比べれば半分の時間しかない。もう少し、使用頻度を増やして行きたいとも思うが、中々増えそうにない。

ミニSP達も「作る」楽しみが有る

2024年07月24日 | ピュアオーディオ

「モノ作り」が好きなタイプである。SPも自作して見たのが20歳の時。その時は三菱P-610(6半=6インチ半(16cm))を作った。これはこれで結構よい音がしていたと思っていたが、LE8Tと比較すると「紙の音」の感じで、「比較試聴」すると粗が出てしまった。それでも、「自作SP」は楽しい。


自作ではないけれど、写真の様や楕円形(オーバルコーン型)のモノもなかなか渋い良い音を出してくれる。このSPはヴォーカルが得意だった。


小型のSPは場所を取らないので直ぐに増殖してしまう。しかし、「再生音」を客観的に判断すると、低域の量感が足りない事が分かる。要はこれで満足できるかであろう。


午後はFM放送を楽しんでいる

2024年07月23日 | ピュアオーディオ

月曜から木曜日迄の午後は、主にFM放送を楽しんでいる。使っているFMチューナーはアキュフェーズT-1000FM専用チューナーだ。屋根の上に5素子のアンテナを立て受信している。チューナーも色々試して見たが、このチューナーにして初めて「ノイズなし」を確保した。


SONYのST-5000FやケンウッドのL-01T 他、色々とチューナーも試して見たが、「ノイズ」に悩まされた。始めから「ノイズ」は有るものだ・・・と思っていたが、全く「ノイズ」のない再生音を聴くと、「こちらが良い」となってしまう。

私も古い人間なのかな?

2024年07月22日 | ピュアオーディオ

現在、オーディオのソースは「ダウンロード」によるPC音源。いくつかPC系の音源を試して見たが、個人的には繊細では有るが「のっぺり」した音に感じられ、未だに、レコード・CD・MD・DAT・FM放送の5種類にしている。基本的に「パッケージソース」を主体としている。


レコードも最近は聴く回数が増えて来た。アナログプレーヤーは26才の時に新品で購入した。もう40年以上前のモノであるが、ベルト交換以外はノントラブルで使えている。


ipodも何台も使って見たが、BGMでは使えるが、メインのソースには出来なかった。カセットデッキやオープンリールデッキでは、ソースの維持管理が難しい。年間を通じて気温差が40℃前後あると、テープの劣化を抑え込めれない。


今日もこのシステムでCDを楽しんでいる。サブシステムとは「余韻」の出方がまるで違う。

毎日「お守り」をしている

2024年07月21日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムも毎日音を出して「お守り」をしている。こちらにもMJQの「ラストコンサート」のCDを置いている。オリンパスシステムと比べると「更に柔らかい音」になっているのが分かる。JBL本来のサウンドとは全く違う。ユニットはほぼJBLなのですが、ハイルドライバーとDECCAのリボンツイーターを組み合わせている。中域に1ワッターアンプを組み合わせ、音が飛んでこない様にセットしている。


自宅2階のシステムも、時々、SP-LE8Tと入れ替えて聴いていたが、最近はD208システムだけになって来た。低域の量感の出方が違うのです。D208システムの方が箱は小さいのに深々とした低音が出ます。この辺がクラシック音楽を楽しむのには欠かせません。SP-LE8TはJAZZ向きだなあ・・・と思う。


心が落ち着いて居る時はMJQ「ラストコンサート」

2024年07月20日 | ピュアオーディオ

毎日スッキリしない日が続いています。九州北部はまだ梅雨明していません。気温が高く、起きた時点で30℃も有るとなかなか歩けません。午後はオリンパスシステムで落ち着いた曲を聴いています。


MJQの「ラストコンサート」は好きな1枚。心が落ち着いて居る時に聴きたくなる盤です。このラストコンサートの後も、MJQは活動を再開していて、35年程まえは良く「ブルーノート福岡」に来ていました。確か3回ほど聴きに行った事を思い出します。それも「かぶりつき」の席で聴いていました。すぐ前でミルト・ジャクソンンがバイブを思いっきり叩いていました。しかし出る音は素晴らしくコントロールされていて「超1流の演奏」とはこう云うものかと知った次第。老いたりとは言え素晴らしい演奏でした。

中古で買ったアンプは2~3年かけて使える様にする

2024年07月19日 | ピュアオーディオ

1980年代の「オーディオ全盛期」の機器は、1970年代の黎明期の機器と違い、完成度が高くなっている。中古品で使うなら1980年代の機器はお勧めだと思う。但し、中古機器は「個体差」が大きく、現有システムとして使われて来た機器や、ほとんど眠ったまま放置されていた機器も有る。どちらにもメリット・デメリットが有るが、その機器を十分に性能発揮させるには「鳴らし込み」が欠かせない。


パイオニアのM4等は3年もサブシステムで鳴らし続けてやっと「活性化」した。同じ様に、ディネッセンのパワーアンプも3年以上かかった。

現在「鳴らし込み」をしているのは、アキュフェーズC-200L。このアンプも3年はかかると見ている。毎日2時間ほど鳴らし込んでいる。使っているケーブルが「内部を活性化」させるグレードなので2000Hr(約3年)かかるのです。70才を越えて3年待たなければならないのは時間的に少々辛い。

オーディオは求めてからの出会いが大切

2024年07月18日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムのサウンドは「ウーハー」で決まる。一般的にオリンパスシステムはS7RやS8R仕様が1970年代に輸入されていた。S7RやS8Rシステムに使用されているウーハー(LE15A)はシリアルNo20000番台以降になると思う。このシリアルNoでサウンドが大きく変わる。


私の使っているウーハーはLE15(シリアルNo1000番台)の代物。オリンパスのウーハーは当初入手した時点では、#20000番台のウーハーだった。「粘る様な低音」が特徴だった。なかなかこの癖には閉口した。そこで、シリアルNoを変えて、80000番台(8Ω黒フレーム)、30000番台(8Ω灰色フレーム)、20000番台(8Ω灰色フレーム)、7000番台(16Ω灰色フレーム)、1000番台(LE15 16Ωブルーフレーム)と試して来た。



癖が少ないのは#7000番台を使ってから感じた。それで、もっとシリアル番号の若いモノをと云う事で、#1000番台を手に入れた。聴いて見て感じたのは「殆ど癖がない」と云う事。LE15とLE15Aの違いは歴然でした。#1000番台のLE15はD130の様な鳴り方をする。コルゲーションコーンで有りながら、ノンコルゲーションウーハーの鳴り方に近い。それでいて低域が豊富。シリアルNo#1000番台のウーハーとの出会いがオリンパスシステムの完成度を上げてくれた。「音質」に拘ると、使うユニットにも拘らなければならない。良い出会いが有って、初めて良いサウンドに出会う。

1人でやっていたのでは、この様にユニット交換作業は出来ない。最低2人いないとユニット交換は難しいだろう。たまたま私は恵まれていたと云うしかない。