Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCA箱システムのF-15Lが活性化して来た

2011年12月31日 | ピュアオーディオ

今月頭にUREI#525チャンデバからF-15Lに交換しました。その後なかなか進展をしなかったF-15Lの活性化がここに来てようやく進んで来たようです。

F15l

昨日までのチャンデバの各帯域のゲインの状況です。中・高域が出てこないので中高域のゲインはMAXに対し、低域のゲインは12時から1時の方向です。

Rcabox3_f15l

今朝から鳴らし初めと同時に低域のゲインもMAXにして鳴らし続けていましたら、中高域も若干のバランス不足は有りますがついて来ています。

Rcabox2

この状態でマッケラス指揮のモーツァルトの交響曲を鳴らし続けていますが、とんでもないスケール感で鳴り響いています。従来は低域が被って「ふん詰まった」感じで鳴っていましたが、今日はかなりヌケの良い感じで鳴っています。

Rcabox4

RCA箱システムは、フロントロードホーン箱にJBL#D130×2発の低域システムですので、本来はスケールのでかい再生が出来るはずだと思っていました。それがようやく手の届く所まで来たように思います。このまま鳴らし続けていればF-15Lが活眼(活性化)して使えるようになると思えるようになりました。


モーツァルトの交響曲全集

2011年12月30日 | ピュアオーディオ

最近良く聴く曲にモーツァルトの交響曲が有ります。40年前最初に買ったLPが「ワルター/コロンビア響 #40番/41番」で、思いで深いものが有ります。その後、25番や29番、30番、35番、36番、38番、39番と聴いて来て、モーツアルトの交響曲も卒業かな?と思っていましたら、まだ初期の交響曲を聴いていませんでした。

Cd

マッケラス指揮の全集を購入して1番から聴いています。初期の曲はモーツァルトの年齢が若い時(子供の頃)のモノだと思うのですが、なかなかどうして素晴らしい曲やオーケストレーションです。近代のオーケーストレーションの様に複雑では有りませんが、颯爽と流れる様な曲は爽やかさが有ります。正月はモーツァルトの交響曲全集を楽しみたいと考えています。


内緒で別な事を・・・

2011年12月30日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

この7年間は「オーディオ」のシステム作りや、グレードアップばかりしていたので他の楽しみを忘れていました。他にはカメラやバイク(林道ツーリング)の趣味も持っていますので、外に出かけたくもなります。まだ他にも気が多いので忘れていた趣味が有ります。今度はそちらの方も一緒にオーディオと併用してやって行きたいと考えています。

早速2セット程購入してトライしています。使いこなすには数年かかると思いますが、これから少しづつ触って行き、扱えるようになりたいと思っています。


現在の懸案事項はRCA箱システム

2011年12月29日 | ピュアオーディオ

6セット(オリンパス・SP-707J・813B・RCA箱・612A・BC-Ⅱ)のシステムの中で、もっとも懸案事項は「RCA箱システム」のチャンデバ。F-15Lへのローインピーダンス対策をして安心して使える様にして使い出して早1ヶ月、しかしサウンドは「ふん詰まった」まま。このまま使い続けていれば「活性化」してくれるのか?は判りません。いつも機器を活性化させるときは不安が付きまといます。オリンパスシステムで実績の有るチャンデバなら安心して使えます。

Rca_system

使いはじめに比べれば幾分かは活性化していると思いますが、予測より「重症」な感じを受けます。毎日6時間以上鳴らし続けていますがなかなか進捗しません。何処かで見切りをつけないといけない時期が来る様な感じです。今しばらくはこのまま鳴らし込みを続けて見るしか有りません。

F15l

このRCA箱システムは私にとって「一番聴く」システムです。非常に軽い低音で反応が早く、スケール感も奥行き感も有り、このフロントロードホーンの低音は非常に聴き易く、長く聴いていられるシステムです。

CDP・アンプ類・SPの実力はオリンパスシステムと遜色有りません。チャンデバだけがネックになっていると感じます。


オリンパスシステムのこの1年

2011年12月28日 | ピュアオーディオ

Blog2_001

上の写真は昨年暮れのオリンパスのアンプシステムです。

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1月にはアキュフェーズA30とクラッセDR-10のアンプでドライブ実験をしています。

201102051

2月にはクラッセのCA-2200がアキュフェーズのM-100に取って替わりました。本当はこの組み合わせで中音もA-30にする予定でした。アンプをTr化させたいと願っていました。

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でも結局は高域のアンプもTrail仕様管球アンプに戻りました。Tr型のアンプでは音の厚みと艶や輝き、柔らかさが足りません。コンプレッションドライバー#375やLE85に使えるTr型アンプが少ないと思います。

No431l2_2

そして10月にはクラッセCA-2200がレビンソンNo431Lに替わりました。中高域用管球アンプもTrail仕様(ブルースーナー)からSuperTrail仕様(スーナー銀線)にグレードアップしています。

現在は431Lを導入して3ヶ月程で、まだ活眼(活性化)していませんので当分は鳴らし込みの日々が続きます。

ケーブル類も昨年の12月にオールゴールドスター化して、10月にはSPケーブルを更にグレードアップしています。


自宅システム C40 ヒューズ交換後のサウンド

2011年12月27日 | ピュアオーディオ

先日(23日)にプリアンプのC40のヒューズを交換しました。交換直後から音のキレが上がり、非常に好ましいサウンドに変わって来ました。

C40_3b252b

システム的には何も変わっていませんが、C40内部のヒューズを1本、カイン・ラボ製からフルテック製に交換しただけで数段上のサウンドになりました。

交換直後はチョッと硬い様に感じていた質感も昨日辺りから柔らかさも出し始めています。以前アキュフェーズC-290(フルテックヒューズ入り)とノーマルのC40とを比較して、サウンド的に「数段格落ち」と云っていましたが、これで対等以上になった様です。

オーディオ的なサウンド感が対等になれば、「音楽性」では優位に有りますのでC40の方に魅力を感じます。もうC-290に戻る事はないでしょう。「音楽性の表現」についてはマッキンのアンプの方が一日の長が有る様に思います。

昨日のユンディ・リの「ショパン ノクターン」を聴いていましたが、左手の音(低音)が明瞭でキレが有り、その上の帯域と滑らかに繋がっています。漂う様な質感になりつつ有ります。解像度の曖昧さもなくキレ・ヌケ・ノビが出ています。ヴァイオリン等の弦楽器もシルキーな質感が有ります。ただTr型のプリなので管球式のプリの様な柔らかさとは違いますが、非常に心地良いサウンドになりました。当分は何も触らないで良さそうです。


来年度の予定

2011年12月26日 | ピュアオーディオ

今年もいよいよ押し詰まってきました。今年も各システムで大幅な「音質アップ」をして来ましたが、「音質アップ」はとどまる事が有りません。今年出来なかった事が来年の宿題となります。

1)自宅システム・・・プリのヒューズ交換でほぼ合格レベル→鳴らし込みの継続
2)オリンパスシステム・・・ほぼ満足。CDP(A730)の交換を模索。
3)RCA箱システム・・・チャンデバの交換予定。
4)#612Aシステム・・・追加ツィーターの模索。
5)UREI#813Bシステム・・・ハイルドライバーの追加予定。
6)BC‐Ⅱシステム・・・プリ・パワー・SPをSuperTrail仕様化予定。(来年のメインテーマ)

来年のメインテーマはBC‐Ⅱシステムをメインシステムのグレードに引き上げる事。

Bc2

「音質アップ」は毎日継続して行く事が大切で、毎日のヒアリングは良い観察のチャンスです。問題意識を持って当たります。「努力の積み重ね」で出ているサウンドでないとオリジナルなサウンドではないと思っています。


オーディオグレードヒューズの使い方

2011年12月25日 | ピュアオーディオ

オーディオグレードヒューズの効能については賛否両論有る様です。「まったく効果の無いモノだ」と云う方から、「非常に効果が高い」と云う方まで両極端です。私の装置では、オーディオグレードヒューズは「音質アップ」に欠かせぬアイテムです。今では「使い分け」を考えるようになっています。

Audiogradefuse_500x363

上の写真はカイン・ラボの「金メッキヒューズ」です。価格は¥4000円/本程度。このヒューズの特徴は「やわらかい質感」に有ります。音数(情報量・分解能・音の厚み等)は一般の¥50円/個程度のヒューズに比べて数段上になります。とろける様な甘い音色が有り、Tr型アンプやマルチアンプの中・高域用のアンプに使いたいヒューズです。

Furutech_fuse

上の写真はフルテックの「ロジウムメッキヒューズ」です。価格は¥4000円/本程度。このヒューズの特徴は「シャープなキレ込みの有るサウンド」です。周波数帯域的にも十分に広くて、全帯域に渡って「シャープな粒立ち」を感じさせてくれます。個人的にはこのヒューズを中心に使っています。管球アンプでは緩くなりがちな質感を、このヒューズを使う事でシャープに引き締まったサウンドにしています。Tr型アンプではシャープになりすぎる事も出るかもしれませんが、音数(情報量・分解能・音の厚み等)もカイン・ラボより有るのでは?と感じています。

Erfx

最後にオールージュのER-FXヒューズ。価格は¥75000/本。異常に高い価格のヒューズで、おいそれとお勧めできないヒューズです。見てくれは非常にお粗末な外見をしていますが、サウンドは「別格」ですね。音数は上述の¥4000円クラスとは別次元。周波数帯域はフルテックのヒューズの更に下の帯域を出して来ます。「沈み込む様な低音」を出して来ます。高域のノビも素晴らしいと思います。このヒューズを使うとアンプの実力が数段上級のアンプに化けたかの様な変化を楽しめます。音色もしなやかでいて非常にキレが有り、耳当たりが良いです。フルレンジを1台のアンプで鳴らす場合には是非使いたいヒューズです。

ヒューズの効果を確認出来ない方の弁も確かだと思いますが、その前提条件が出来ていないのだと思います。ヒューズ交換でサウンドの変化が判る様なシステムになれば、今後の音質アップは容易に出来ると思います。


ゴールドスターシリーズ フォノケーブル「カペラ」の紹介

2011年12月24日 | ピュアオーディオ

8月から開発をしていましたフォノケーブルのゴールドスターシリーズ 「カペラ」を発売します。アナログディスクをメインにオーディオを楽しまれている方には朗報と思います。自宅で試聴を続けていましたが、最高級フォノケーブルとして十分使用に耐える性能と取扱いのし易さと判断しました。

Kapera4

アナログディスクを楽しまれている方には、RCAタイプの入出力が付いた機器をお使いの方が多いと推測されますので、コレットチャック方式のRCAプラグより、プッシュ式の一般的なRCAプラグの方が使い易いだろうと思い採用しています。

Kapera5

サウンドは
1)音数(情報量・分解能・音の厚み等)が非常に多く、エネルギー感も十分に有ります。
 一般のフォノケーブルとは別次元のサウンドと思います。
2)ヌケ・キレ・ノビの素晴らしさはゴールドスターシリーズの特徴です。
3)ハッキリ・スッキリ・クッキリのサウンド傾向で、質感は「さざ波の弦」の様にしなやかでこくが有ります。使いこむに付けてカートリッジの性能を十分に引き出してくれます。
4)ノイズ系は一般的なフォノケーブルよりSN感が高いです。

全てのケーブルをスーナー社のケーブルで作成していますので、非常に反応の良いサウンドです。

発売価格:15万円/セット (1m仕様) (12月23日発売)
トーンアームがRCA出力となっているモノやライントランス~プリアンプ等のRCA→RCAの接続になっている部分でお使いください。


懸案事項の解決(自宅プリアンプへの対策)

2011年12月23日 | ピュアオーディオ

先月11月17日時点の懸案事項は
1)自宅システムのプリアンプ
2)RCA箱システムのチャンデバ
でした。

その後、RCA箱システムのチャンデバも活性化して来て、どうやら使えるレベルになって来ました。残るは自宅のプリ(C40)への対策だけになりました。

C401

9月1日時点で「ヒューズ」交換をして自宅に持って帰って使い出しています。C40の箱体の内部には2個ヒューズが使って有ります。

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上の写真がその2か所です。

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そのうちの1か所はフルテックのヒューズが有りましたので、その時点で交換していましたが、もう1か所(電源系)のヒューズは在庫がなく、カイン・ラボの金メッキヒューズでした。柔らかい質感で音の厚みは良いのですが、低域が膨らんでキレが不足している状態が気になっていました。

C405

その電源部の金メッキヒューズを取り付けた状態です。この状態で9月1日から12月21日まで使っていました。それを昨日フルテックのヒューズ(青色)に交換しました。在庫は9月末には手に入れていましたが、交換が面倒くさくて放ったらかしにしていました。ようやく交換の重い腰を上げました。(機器には出来る限り触りたくないのが心情です)

交換後のサウンドは、低域がシャープにキレ込んで、ほぼ満足のいくサウンドに変身しました。昨夜は「カンターテ・ドミノ」のパイプオルガンを聴いて見ましたが、ぼやけた感触はなく、非常に好ましい質感でした。これで自宅システムのプリはC40で行けると思います。ヒューズ1本でそんなに変わるのか?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、私のシステムは「伝送ロス対策」を至る所にしていますので非常に敏感に反応します。

実を云うと、低域のあいまいさに「プリを交換」しなければならないかと真剣に考えていました。ただ症状的にカインラボのヒューズの特徴が出ていましたので、ひょっとしたら・・・と思って重い腰を上げた訳です。その甲斐あってヒューズ1本で解決できた様です。

早く交換しておけば、何もこんなに悩まなくてもよかったのにと・・・振り返って見ればたわいもない事です。交換作業自体は一人で10分もかかっていません。