Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音質アップを続けて行くと・・・

2009年11月16日 | ピュアオーディオ

オーディオ装置の音質アップを続けて行くと「とんでもないすごい音」になるのではなくて「より自然の音」に近づいていきます。

「生の音」はそこらじゅうに有るわけで「街の通りの喧騒音」も「生の音」であり、「人との会話」も「生の音」です。これがオーディオの場合「楽器の音」になっているだけで、「音楽」が構成されています。

今までいろいろと「音質アップ」の為に対策して来ましたが、その度に「より自然な音」に近づいているようです。生の音源は「音数」がとんでもなく多くて、周波数レンジやダイナミックレンジも非常に大きいです。これらを「電気機器」で再現する訳ですので「ヌケ」や「キレ」が良くなくては「電気機器の世界」で終わってしまいます。

市販のSPではお決まりのユニット配置なので「音数」が全く足りません。最初で最後が「SPシステム」の「表現力」だと思います。


この頃自宅で良く聴くCD

2009年11月16日 | ピュアオーディオ

自宅の707Jシステムのゴールドウィングの調整が終わり「素晴らしく弦楽器が鳴る」件は以前ご報告いたしました。その為「弦楽器群」がメインのCDが多くなっています。

35年前、FMで聴いたけど手が届かなかった「音楽」達が懐かしく思い返されます。一番最初に買ったLPはワルター指揮/コロンビア響の「モーツァルト交響曲40番・41番」とイ・ムジチ演奏の「ビバルディ 四季」(ソロ:ロベルト・ミケリッチ)です。フェリックス・アーヨのモノはその後20年して手に入れました。

その頃(35年前)は色々な曲を揃えるのに精いっぱいで、ベートーベン、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキー、ドボルザーク、スメタナ・・・そしてブルックナー、マーラー、ストラビンスキー・・・と彼らの代表的な曲のLPを集め、CDに変わってからもまた同じような事をしていました。

Hendel

その頃、気になっていたのが、バッハ、ヘンデル、バッハの息子たち、テレマン、コレルリ、トレルリ、ビバルディ、チマローザ、クープラン、スカルラッティ達の「バロック期」の音楽です。このバロック期の音楽は「弦楽器」や「チェンバロ」がメインですので「繊細な音」が豊かに響き、弦楽器の質感が良くないと「淋しく」、「きつい響き」になります。以前のシステムではこれらが「良く鳴ってくれなかった」為に、上述の「ロマン派」以降の音楽に傾いていた様な気がします。

この頃はコレルリやトレルリの「クリスマス協奏曲」を良く聴きます。C・F・E・BACHも良いです。この辺の音楽が私の今の境地に合う様です。

Koreruri_3