Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質アップ」を簡単に出来るのは・・・

2017年10月31日 | ピュアオーディオ
ステレオを聴いていて、現状で満足できる「音質」だと思っている方は幸せだと思う。自分の場合、「もっと良い音質で聴きたい」と思って、アンプを交換して見たら、余りの音質の違いに愕然となって、それから「グレードアップ」にのめり込んで行ったと思う。

機器(アンプ・ソース機器)を替えて「音質アップ」は出来る。機器のグレードの差と云うものは歴然とある。しかし、高級機(¥100万円クラス)になれば、メーカーの違いや音作りの違い等で後は「好み」の世界になる。この「好み」の世界を超えると「着眼大局」出来る様な心理になって来る。

オーディオは①機器 ②電源系・ケーブル類 ③部屋・環境 の3つの要素で成り立っている。そのどれもが関連を持って「サウンド」や「音質」が決まって来ている。個人的には③部屋・環境 は選べないで苦労しているが、部屋はデッドな方が良いと感じている。何故なら「出音」(出てくる音)に集中出来るからだ。意外とサウンドは部屋の反響に大きな影響を受ける。小さいSPを大広間で鳴らして見たら、何とも味気ないサウンドとなる。この点大きなSPは大きな部屋でも鳴らし切るパワー(音量)が出る。

自分の場合は「部屋を選べない」し、聴く環境では真夜中等が多かったので「小音量」で音痩せのしないシステム作りに励んできた。その場合、大きく影響してくるのが「電源系・ケーブル類」である。ケーブルのグレードを替えると機器のグレード以上に大きな変化をしてくれる。「音質」を上げたいと思っているなら「ケーブル類」に対する認識が変わらないと先には進めないだろう。実際に自分で色々なケーブル類を「オーディオケーブル」に作り替えて比較試聴をして来たが、「激変に次ぐ激変」を経験して来た。機器の交換の比ではなかった。劇的な変化をしてくれる。

その中で一番効果的なのは①SP箱内配線 ②SPケーブル で有ろう。SPユニットに近いケーブル程効果確認が早い。但し、ケーブルのグレードが重要。本来は「電源・電源ケーブル」が音質に一番効いて来る。しかし、こちらは「機器の活性化」をさせる時間が必要で、2000Hr程かかる場合もある。大概の方はこの2000Hrが待てないで判断してしまう。2000Hrと云う時間は毎日5時間以上聴き続けて丸1年かかる時間である。SPケーブルなら500Hrぐらいで判断できる。付け替えただけで質感や音数の変化を直ぐにも確認できるメリットが有る。

Dennesen社 Model:Antares パワーアンプに合うプリアンプを探している

2017年10月30日 | ピュアオーディオ
先日ご紹介したDennesen社 Model:Antares パワーアンプが正常に修理されて帰って来る前提で、このアンプに合うプリアンプを物色している。



第一候補はM・レビンソンのML-1orJC-2プリアンプになる。どちらもジョン・カール氏の設計であるから、設計コンセプトが有っている。奥行きサイズがプリ・パワー共に230㎜程度のコンパクトなサイズだ。ただ難点は、レモピン仕様で有る事と中古価格が高い点。なかなかML機は競争が激しいのです。資金を貯めないと話にもなりません。

他にも薄型のプリアンプを物色しているが、なかなか思う様なデザインで性能も期待できるものが見つからない。クレルのプリやスペクトラルのプリ、ゴールドムンドのプリ・・・と夢は膨らむが、いずれも価格が高く、計画をして資金を用意しないと手が届かない。

自分の決めたプリアンプの条件に合わない部分も有るが、追加加工や「潜在能力」を引き出す力をもってすれば「合格点」の出せる「音質」に仕上げる事は可能だと思っている。ただ、プリアンプは「全体の表現」を決定付ける所なので、最終的には聴いて見て判断するしかない。

とりあえずは自作管球プリとの相性が抜群に良いみたいなので、(ニアフィールド試聴でもピーキーな音が伸びきって聴こえ、うるささや耳に突き刺さる音にならない)そのまま使っていけると思う。そのうちに資金を貯めてML-1orJC-2を手に入れようと思う。

最近は何かと忙しい日が続く

2017年10月29日 | ピュアオーディオ
FMのエアーチェックを毎日続けている。今朝も「名演奏ライブラリー」を録音中。今日の演奏者は「スタンリー・ブラック」。映画音楽で有名な方ですね。朝早起きが出来なくて、「アラビアのロレンス」を録音しそこないました。

最近は音楽部屋の庭木の剪定や、3軒目の家の剪定及び草むしり、畑の耕し、草払い・選定の木枝の燃やし方・・・と忙しい日を過ごしています。先日は3日分の農作業を一日で片付けたのは良いが、体力的にヘロヘロになり、21時には寝る始末。12時間くらい寝ていました。

そんな中でも生業はしなければならないし、アンプの不具合確認や返送処理等の付帯作業は有るし・・・何かと忙しい日々を過ごしています。やはり3軒目のお守りは負担ですね。朝夕窓の開け閉めに通うだけでも気が重くなります。台風が来たのでこの2日ほどは雨の為戸締りして通っていません。お天気になればまた窓の開け閉めや雑巾がけ、草むしりに通う事になるでしょう。

機器のお守りも毎日接続している機器は全て稼働させています。聴かなくてもSW ONして回してやります。MD機の使わない機台も全てお守りしています。そんな中でも昨日は「レヴァイン指揮幻想交響曲」を丸ごと楽しみました。CDも毎日必ず鳴らしています。時間は短くても「回転系」を持つ機器は「回して」やらないと「固まって」来ます。

サブシステムは少し整理しないといけませんね。4311も内部配線を交換しないといけないし・・・。やる事が沢山有ります。

不具合パワーアンプが返送先に到着

2017年10月28日 | ピュアオーディオ
先日返送したパワーアンプが、修理先に届いたとの事。ノイズがひどい事とSP端子の不具合等、当方の指摘した部分を確認されたとの事。後は治るのを待つのみ。

発送される前には正常であったと思われるが、運送中の衝撃等を受けて「トラブル状態」になる事は何度か経験しています。今回は「外観」は何ともなく内部のみがおかしくなっていた状態であったと思います。

ノイズを除けば音質自体はすこぶる優秀なサウンドだと思ったので何とか使いたいと思いました。価格もかなり安く手に入りましたので、ぜひモノにしたいと思っています。修理を終えて帰って来るのを楽しみにしています。

そうなると、ドライブするSPの方も、あのアンプの音質を余すことなく出せる仕様にしないといけない・・・と思います。いよいよ#4311Bに手を入れようかと考えています。#4311は既に3年前に内部配線の交換を実施した経験が有りますし、交換後のサウンドも素晴らしくなったのを記憶しています。

クラロスタットボリュームのNOS品に交換したのは良いけれど・・・

2017年10月27日 | ピュアオーディオ


自作の管球プリアンプは内部配線を当方作成の最高級品の配線に全て交換しています。その時はA&Bのボリュームを付けて完成しましたが、その後マランツ#7用の純正品であるクラロスタットの500KΩ2連のボリュームに交換しました。交換してさほどの音質効果もなく、不具合ばかりが不便さを感じます。

この頃の(1950~60年代)のボリュームは、抵抗ペーストを馬蹄形に塗り、そこを摺動子が動いて抵抗値を替えて音量調整する様になっています。その為、使う時は「9時~3時」方向で使う様に作られています。12時方向で使うのが一番良いと推奨されています。

しかし、私が使うのは7時(ボリューム0)から9時の方向までで、9時の方向からこのボリュームは立ち上がって来ます。音量のミスマッチングをしています。どのような不具合化と云うと、9時以下の方向だと「左右のバランス」が大きく変化する事です。その為、ボリュームの位置ごとにバランスつまみで左右の調整を取らないと「定位」が中心に来ません。

音質に良かれと思ってやったのですが、古いボリュームには付き物の不便さです。実際にマランツ#7を使われている方も音量調整時にバランスつまみを使って調整されています。また9時の方向から急激に音量が立ち上がって来ますので、初めてのCD等をかける時は音量を絞ってから臨まないとSPに強烈な信号を送る事になります。

プリアンプの中でボリュームを取り付けるスペースは意外と小さいので、同じような形のモノしか取り付けられません。プリアンプではいつもボリュームで悩みます。ボリュームのストックは抵抗値毎に結構なストックを持っていますが、500KΩは数が少ないです。

今回は「修理」に返送

2017年10月26日 | ピュアオーディオ
今回のパワーアンプは、隣の部屋で聴く分にはノイズも気にならず良いサウンドでしたが、初めから「ブーン」と云うノイズが出ていました。プリアンプを替えても、接続を再確認しても「パワーアンプ」が原因となりました。

初めから怪しいとは思っていましたが、まずは自分の方が悪くないか?と云う手順で進めました。プリアンプ、SP、ケーブルを替えても「パワーアンプ」のプロテクトが解除されると出て来ます。。

出品者に問い合わせて「修理」すると云う事で落ち着きました。明日発送の予定です。サウンド的には大満足なので、これがノイズが無く使えれば申し分ありません。修理に時間がかかるかも知れませんが、急ぐ必要も有りませんのでじっくり仕上げていただきます。

プリアンプもTr化せざるを得ないか?

2017年10月25日 | ピュアオーディオ
昨日入荷したディネッセンのアンタレス パワーアンプと自作管球プリとの組み合わせのサウンドなかなか素晴らしいモノですが、一つ問題が有ります。現状では何が問題か?判らないが「ブーン」と云うノイズが載ります。各接続部やプリorパワーアンプ各々を調べる必要が有ります。今までのSRP-P2070を接続していた時はノイズを感じなかったけれど・・・。



ただ、このアンタレスのアンプの凄さは既に感じています。まだ繋いだばかりですが、これが鳴らし込まれて活性化したら、かなりハイクウォリティのサウンドを出してくれると予想します。

急ぎませんが、このアンプに合ったTr型プリアンプを探したいと思い始めています。JC-2辺りが無難かな? 時間をかけてゆっくりと懐具合と相談して進めて行きたいと思う。

ディネッセン アンタレス(Dennesen社 Model:Antares )入荷

2017年10月24日 | ピュアオーディオ


ディネッセン社アンタレス アンプが入荷しました。入荷したので早速音出し確認です。ヒューズのアンペア数を確認すると3A(30mmタイプ)の様ですが、150W/chなら5Aは必要と思い、在庫からフルテックのオーディオグレードヒューズに交換しました。



早速、音出し確認をしています。今までパワーアンプにSONY SRP-P2070と云うPA用アンプを使っていましたが、交換直後からSRP-P2070では力不足だったことが判ります。元々判って使ってはいたのですが・・・。交換直後は少しノイジーな現象が出ましたが使い始めはそんなもの。しばらくFMを流しながら温めてやりますと、非常にハイスピードなサウンドです。おまけに音が伸び切ってくれます。音の切れ込み具合も素晴らしくなりましたね。

組み合わせているプリアンプは管球式の手製の改造品ですが、第一級のグレードの音質を持っています。これでハイグレードな音質で楽しむ事が出来そうです。最もこのアンプが本領を発揮するのは半年後と思います。電源ケーブルは最高級クラスを合わせています。#4311Bの方がオリジナルの状態では物足りなくなりそうです。

パワーアンプを1台手配

2017年10月23日 | ピュアオーディオ
サブシステム(#4311Bシステム)を続けるか?手放すか?をまだ判断していないが、取り合えずパワーアンプを1台手配した。自宅システムのメインでも使える様に考えて見た。行動しなければ何も変わりませんからね。



「Dennesen社 Model:Antares 」と云うアンプ。発売は1983年製らしいが、腕の良い電気機器の技術者みたいな方が、オーバーホールと改造をされて「リフレッシュ」されたアンプで興味を引きました。

元々の定格は75W×2らしいが改造されて150W×2にパワーアップされている。見た目も非常にシンプルで「ブラックボックス」の様で好みです。



内部もDennesenの名前通り非常に綺麗ですね。Dennesen社はレビンソンアンプ:JC-2を開発したジョン・カールが設計したアンプを販売していました。内部がガチャガチャした作りのモノは出来るだけ避けています。



リアパネルもスッキリしています。XLR入力が有れがもっと良かったのですが、贅沢は言わない事にします。今週中には入荷するでしょう。今からどんなサウンドを出してくれるか楽しみにしています。

国産のオーディオ全盛時代のフラッグシップアンプを物色していたのですが、競争が激しく価格が高騰して手を出しずらかったので、視点を変えて速攻の作戦に切り替えました。

60歳を過ぎると今までの様には行かない

2017年10月22日 | ピュアオーディオ
今までは「オーディオ」に熱中して、システムの増設や機器の入れ替え等を繁茂に実施して来た。この調子で今もしようとしたが無理が出て来る。一つは収入の面(年金頼みでは?)で難しくなっている。もう一つは、加齢による将来への不安。今までは健康で何事もなかったが、チョッとした事で年齢を感じる様になって来た。体力の不安がよぎる。今まで経験した事の無かった体力面での違いを感じる様になって来た。

義母の家と叔母さんの家の2軒のお守りをしているが、家の中にはよろず品物が沢山残っていて、それらを処理している。これが自分の場合、オーディオ機器が沢山残る事になる。後継者にこれらの整理をさせるのは大変な作業と時間がかかる。生前に「簡素」にして置くべきだと思う様になった。

まだ自分に残された時間がどれくらい有るかは分からない。後20年くらいは音楽を楽しめるとは思っているが、何時病魔が襲ってくるかもしれない不安を感じる。それ程60歳過ぎの体調は変化しやすいと云える。人間60年もやっていれば、体の何処かが悪くなっていて当たり前だと思う。若い時の様には行かない。現に昔は#4343を一人で抱え上げることが出来たが、今はまず無理である。

「最後は1セット」のオーディオ機器が有ればよい。一番音質が良く表現力の豊かなシステムを聴いていたい。そう思うとサブシステムは不要になって来る。いっその事今の内に処分しておいた方が良いかも知れない。そう思い返してアンプの購入を再検討とした。多分処分する事の方を選択するだろう。どうせ楽しむなら、一番良いシステムで楽しみたいものです。