Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

A730のヒューズ交換効果

2008年12月31日 | ピュアオーディオ

Photo  A730のヒューズを交換してから5日が経ちます。交換直後でも「なめらかさ」を感じ「音質改善」がうまく行ったと思いました。

ヒューズの馴染みもほぼ完了したようですので、DACに使っているSD-9500が「要るか要らないか」の評価を致しました。

A730tf2a3a5_2  従来はA730単体に比べ一段上の再生をしてくれていましたが、ヒューズ交換後はSD-9500を通した音とA730単体の音の区別が付きません。

どうやらヒューズ交換できないSD-9500は不要となったようです。

A730は古いCDPで現在最高クラスの192KHz・24bitサンプリングもしませんが、出ているサウンドは何なのでしょう!!。SD-9500は192KHz・24bitサンプリングすると云う事で「従来のサウンド」が出ていたと思いましたが、A730単体で互角の再生をしてしまいました。

DAC技術の進歩とはいったい何なのでしょうか?たかがヒューズ交換で追いつかれるとは?


PCオーディオに付いて

2008年12月31日 | ピュアオーディオ

PCオーディオ機器がハイエンドユーザーにまで浸透を始めているらしいがなかなか手が出せない。

機械音痴と云う訳ではないが、LPやCDの全集モノを買っても「なかなか聴けない」性分なのです。シングルのアルバムオンリー派とでも云いましょうか、聴きたい曲だけをその時すばやく取り出して聴くと云うスタイルが根底に有ります。

長らくLPで楽しんで来たからでしょうか?。全集モノは楽曲を揃えるには合理的で価格も安く出来ます。でもすべてが「聴きたい曲」とは限りません。

PCオーディオでHDDや個体メモリーを使いこなすのも大変です。いちいち「読み込み」をさせなければなりませんし、この「手間」の時間もいやな理由の一つです。

CDもまとめ買いをするとどうも「大事にしない」傾向が有ります。数十枚から百枚の間で購入すると、すべて聴く方に神経を取られて楽しめません。おまけに途中で気に入った曲が有りますとその曲に集中して他の曲やアルバムを忘れてしまいます。

CDやLPを購入する時は2枚~3枚が私の場合限度です。頭が古い人間かも知れません。

沢山の曲をHDDや個体メモリーに記憶させたところで「使いこなす事はないだろう」が今の判断です。そんな訳で現在の処「食指」が動きません。

だからと云ってPCオーディオが悪いとは思っていません。高価なCDPより良い音・良い音楽が聴けると判れば別です。何とか使いこなす事を考える事でしょう。どこかでPCオーディオを聴く機会が有れば考え方も変わるかも知れません。

PCオーディオの情報収集をしたい方は以下のURLに色々やっておられる方がいますので参考にしてください。

http://audioniravana.blog.ocn.ne.jp/nishinoblog/


タンノイのSPについて

2008年12月30日 | ピュアオーディオ

タンノイのSPはクラシックを聴く人は一度は食指を動かすSPだと思います。各云う私も過去にアーデンやレクタングラーヨーク、ⅢLZ等を使って来ました。

今はそれらのSPをすべて手放して残ってはいません。レクタンを管球アンプでドライブしてブラームスのシンフォニーなど聴いておりましたが「聴きほれて」しまいました。

でも、低音の質感がどうも気になります。そのうち JBL SP もカスタマイズによって「音質向上」を顕著に改善できるようになり、タンノイのユニットは対象外になってしまいました。

タンノイのユニットは「メーカーオリジナル」で1つの完成された作り・デザインになっていますので、これ以上の性能を求めようとしますと本当に「切った・貼った」の改造をしなくてはいけません。

私のSPカスタマイズは「いつでもメーカーオリジナルに戻せる」事を必要条件にしています。メーカーオリジナル性を尊重しています。ユニットに穴をあけて等の改造は好みません。メーカー製のユニットで、作られた時代に無かった技術を使って「音質向上」を果たしています。

その点でSPユニットの端子類やネットワークで、タンノイは手がつけられないのです。もったいない事ですが、同軸ならばアルテック604シリーズが使えます。こちらの性能はすでに確認済で素晴らしいサウンドに出来ます。


今日はこんなJAZZを楽しんでいます

2008年12月30日 | ピュアオーディオ

41zmjykxel_ss500_1 寺島氏編集のオムニバスCD、松尾明トリオの曲等が入っていて楽しめますね。録音は良いのですが「ベサメ・ムーチョ」に比べ「活きの良さ」ではなく、ゆったりとグラスを傾けながら聴くCDの様です。

Maya_jazz 「MAYA+JAZZ」はバックの松尾明トリオの演奏が出色、MAYAさんの歌は私にはちょっと甘ったるくて違和感を感じます。

Jazzber2007

「JazzBer2007」はどの曲も楽しめる良い曲が揃っています。機器を調整した後には10曲目のシンバルワークで音の飛散を確認します。

4曲目のアルペジオは音の豊かさや広がりと確認するのにもってこいです。非常に気に入っている1枚です。

JazzBerは2001~2008まで持っていますが2007が出色の出来だと思います。


SCX-24ルシファーのサウンド

2008年12月30日 | ピュアオーディオ

Scx2421 昨日、お客様の注文でSCX-24を3セット作成しました。この商品は1日に1セットくらいしか作れません。

3セット出来上がったので「オール化け物ケーブルライン」のSP-LE8Tをモニターに音出し確認をしました。

Scx2431 SCX-24は久しぶりに確認しましたが「音数」(情報量)が圧倒的で、LE8Tが「化け物ケーブル」でも38cmクラスの再生をしますが、そのはるか上を行きます。本当に「後ろに控えるRCA箱システム」が鳴っていると「錯覚」してしまいます。38cmウーハーがWのシステムとブラインドをしたら判らないでしょう。

オリンパスや自宅の707Jシステム以来のSCX-24の「音出し確認」でしたので、久しぶりに確認してその「実力」に我ながら驚いています。

ただ、XLRケーブルと云ってもΦ11㎜のケーブルが1本当たり6本仕様ですので、取り回しは半端じゃありません。しっかりした強度を持つCDPやアンプでないと使えません。今回のお客様はアキュフェーズのDP-700、C-2410、A-60と云うアキュフェーズの最新ラインですので強度的には文句なく使えます。

この辺の処も確認しないと販売は致しません。それに、実際に「化け物ケーブル」で硬さをご体験していただいています。

Sce451 本当は追加でSCE-45Sルシファーも・・・と云うお申し出も有りましたが、「SCE-43S 化け物ケーブル」でアンプを「活眼させてから・・・」と云う事でお願いしました。

何故なら、いきなり電源ケーブルをSCE-45Sにしますとアンプの「ふん詰まり」期間が長くなり過ぎて「待てなく」なります。

Sce452 化け物ケーブルで「ふん詰まって」いるのにこれ以上「大容量」の電源ケーブルだと1年以上も「ふん詰まった」状態になります。電源ケーブルだけは手順を踏まないとグレードアップは難しいのです。

実際に「SCE-43S化け物」で「活眼」させたシステムでも「SCE-45Sルシファー」を繋いだとたん「ふん詰まり」ます。オリンパスシステムは12月に装着し、実際に活眼したのは翌年の5月以降です。毎日4時間以上の使用をしての事です。自宅も今年2月に交換して8月に安定しました。「大容量」のケーブルになりますと使う順序も守らないと手厳しい現実が有ります。


次のSP

2008年12月29日 | ピュアオーディオ

A1111 今までに使った事の有るSPはJBLをメインに、アルテック、タンノイ、ハーベス、スペンドール、フォステクス、テレフンケン、サンスイ、ビクターを鳴らして来ましたが、NHKモニターに代表されるダイヤトーンは今まで「対象外」でした。(写真は当該現物)

35年前、2S-305を名古屋のオーディオ店で聴いていまして気にはなっていましたが、同社のDSシリーズのサウンドやダイヤトーンのSPの開発姿勢(電特重視)に疑問を強く持っていましたので長らく避けていました。

今回縁が有ってR305を入手する事にしました。おそらくオリジナルでは「使えない」レベルだと思いますので、私が使えるグレードまで手を入れて見ようと思っています。

本当は「欲しいSP」が有るのですが今回は「寄り道」になるかも知れません。

スタンドはSTH-11、アンプも管球アンプを準備しています。


ヒューズの弊害

2008年12月28日 | ピュアオーディオ

ヒューズを出来る限り交換してからサウンドを聴いて感じる事は、

「オンの音」を削り、「オフの音」の大部分をザックリ削ぎ取っていると云う事です。だから「間接音」(柔らかい音)が出難くなっていますね。

どんなに良い電源ケーブルを使っていてもこの「ヒューズ」の一線を通過しないと電気は先に流れない訳で、このヒューズの作りと材質の違いで「大幅な音質改善」が出来るように思います。

特に「オフの音」が増えるので気付きにくいかも知れませんが「雰囲気」が相当改善されます。特に送り出し側のCDPのヒューズ交換は是非お勧めしたいと思います。

DACに使っている 東芝 SD-9500 も本当は交換したかったのですが、基板に半田付けされるタイプですので作業が困難な上、アダプターを取り付けて交換しないといけないようなので、今回は諦めました。ここが交換できれば更に上の再生音になったと思います。


ヒューズ交換後のサウンド

2008年12月28日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムでもびっくりしましたが、事務所のオリンパスシステムでもびっくりするくらい「音のうるおい・味」が出ています。

オールルシファーのケーブルにしても「もう少し・・・」と感じていたものが手に入ったようです。一音一音が充実して力強く、鮮明で繊細で見通しが良く、リアルさが格段に増しています。音が非常に柔らかく包み込むようなサウンドに変わりました。

ヒューズを交換してまだ1日なので本当に「馴染んでいる」のか疑問ですが、今の状態でも十分に元手以上の効果を得ています。

先日「ケーブルの役割」のタイトルの処で申し上げたように、「ケーブルは欠落のない情報伝達」で良いと思います。ケーブルで変な音色を付けるよりも、機器の完成度を上げたり、機種の交換・入れ替えで「嗜好」を作っていくべきだと思います。

スチューダーのA730やA727のDクロック交換後にSD-9500のDACの「要る・いらない」評価をして現在に至っています。CDP単体では「音の粗さ」が気になってSD-9500有りの方に軍配を上げざるを得ませんでしたが、ヒューズ交換で「粗さ」が取れて来ているようなので「単体CDP」で使えないか確認が必要だと感じています。

出来るだけ「シンプル」な機器構成を望んでいますので、DACが減りますと随分とスペースと費用が助かります。お正月の暇な時間に聴き比べをしてみたいと思っています。


オーディオグレードヒューズの効果の高い機器は?

2008年12月27日 | ピュアオーディオ

自宅のA727(Dクロック化済み)のヒューズ交換して効果を確認しています。非常に「緻密」で「なめらかさ」が出ています。

パワーアンプ→プリアンプ→CDTと交換してきましたが、最も効果が高いと感じるのは「CDT]です。事務所のA730の時も思いましたが、「音のうるおい」や「味」が出てきます。

今回効果が一番高いと感じたのはCDTでしたが、A730で4本、A727で3本のヒューズを交換していますので、使用個数も最も多いです。

プリやチャンデバ、パワーアンプはそれぞれ1個の交換でしたので、注ぎ込んだ金額なのかCDTやDACの部分が最も改善されるのかは断定できませんが、入り口の改善効果が素晴らしい結果となりました。

自宅の#375+ゴールドウィングが一番音が飛んで来るシステムですが(HL88,HL90に比べ)今まで気になっていた「音の強さ」が非常に「やわらかく」なっていますので「うるささ」を感じなくなり非常に聴き易くなりました。

低域・中域・高域の音のバランスを取れている事はもちろんですが、音の飛び出し(エネルギー)が#375は特に強いのです。

オーディオグレードヒューズの交換は費用対効果を考えると非常にCPの高い改善策だと思います。


ケーブルに求めるもの

2008年12月27日 | ピュアオーディオ

電源、インコネ、SPケーブルに求めているのは「欠落のない情報伝送」だと思います。

世の中にはもっと高価(100万円オーバー/本)なケーブルで「うるおい」までケーブルに求める方がいらっしゃいますが、私の考えはそれは「機器」が担う分野ではないかと思っています。特にSPの再生能力が一番大きいと思います。

100万円以上なら機器に振り向けるべきだと思います。そう思い、機器の「ヒューズ交換」や「管球アンプ」化、SPユニットのパラレルドライブ等を模索しています。

ほぼ上述の3点で「うるおい」の領域まで行ける見込みが付きました。それにSPケーブル SCS-Xによる「音の厚み」もコントロールも可能なようです。SCS-Xもまだ試作段階でまだもっと良い組み合わせがないかを探る必要を感じています。じっくりと時間をかけて使いこんでから先に進もうと考えています。

来週末くらいには注文しておいた「ハイルドライバー」が入荷する予定ですから、私のイメージが「正夢」の如くかなうサウンドが出て来ると思っています。(既に耳に焼き付いています)

「うるおい」と書きましたがそう単純な表現ではないと思っています。皆様が聴いた事のない「唖然」とするサウンドがすぐそこまで来ています。