Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

CDの音質アップのキーポイントが見えて来た

2012年04月30日 | ピュアオーディオ

現在2種類の方法でCDの音質アップ方法を実験しています。一つは「外部クロック」を使う方法、もう一つは「DAC」を使う方法。

「外部クロック」に付いてはほぼキーポイントを掴みました。BNCケーブルを使わず、最高級のRCAケーブルにBNC変換プラグを使う方法が効果が高い。BNCケーブルのプラグでは制約が大きすぎて使えるケーブルが限られる。この為良いRCAケーブルを使う方がベターである。

この「クロック伝送」に使うケーブルの性能が直接的に「外部クロックの効果」を決定付ける様です。クロックの精度よりもこのケーブルの方が支配している。ルビジウムクロックを使っても激変にはならない。精度が高い分だけ「シャープなサウンド」が得られる。・・・と私は判断して、その様に自宅もオリンパスシステムも統一して、「大幅な音質アップ」を致しました。

もう一つの方法は「DAC」を使う方法ですが、CDP内蔵のDACが優秀ならばそのまま使えると思いますが、私の様に古いCDPを使っていますと、DACは別に用意した方が良さそうです。現在44.1KHz/16bitのDACを使っていますが(こちらも20年前のDAC)、「激変」と云えるくらいにサウンドが変化しました。この辺は16bit、24bit、32bitとサンプリング周波数を44.1、88.2、96、192KHzのDACを比較して見るべきだと考えています。方式の違いでサウンドも変化すると予測していますが、他にもメーカーの技術力の差でもサウンドは変化すると予測していますので、サンプリング周波数に拘らないで良いモノを探し出して行きたいと考えます。こちらは時間軸の制約が有りませんので、のんびりと実験や比較が出来ると思います。

外部クロックとDACの見直しを組み合わせて実施すれば、CDのサウンドも最高級アナログプレーヤーのサウンドを追い越すのも可能ではないかと思います。私の場合、実際にアナログよりもCDの方の音質が良くなって、アナログプレーヤーが眠ってしまっています。


TBの8cmフルレンジSPの製作準備

2012年04月29日 | ピュアオーディオ

昨日はオリンパスシステムでBNC→RCA変換アダプターを使い、RCAケーブルで外部クロックの試聴をしていました。中国製の安モノクロックジェネレーターを使っていますが、「音数」の増加が顕著です。

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「音数」の増加には隣のCelloのDACの馴染みが出て来ている事も相乗効果だと思います。おかげで今までにない「音数」と「音の厚み」です。

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5月の連休中に一つ工作をして見たいと考えています。上の写真に有るTBの8cmフルレンジユニットのSPを作って見たいと考えています。

Tbsp3

コーン型のユニットですがセンターに尖塔型のディフィーザーが付いて、なかなかのルックスです。BOXのサイズは高さ:182mm、幅:98mm、奥行:144mmと非常にコンパクトです。

ただBOXはフォステクスのFE-83用に作って有りますのでこのままでは収まり切りません。チョッと追加工が必要です。連休を利用して取り付けできる様に工夫します。


BNCケーブルの比較を実施

2012年04月28日 | ピュアオーディオ

Sync3
昨日引っ張り出した、中国製の廉価なマスタークロックを使って、BNCケーブルの比較をしました。

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右から①市販銅線ケーブル ②銀線細線 ③銀線撚り線 ④銀線太線。それぞれに音の特徴を持っています。
これらのBNCケーブルを比較試聴して感じた事は、「ケーブル材の特徴がそのままサウンドに出ている」と云う事。これは他の部位で使った場合よりも顕著に出て来ます。

マスタークロックですので、「パルス信号を発振する」訳で、その「パルス信号を伝送する」と云う事だけだと考えていたのですが、どうもそうではない様だと云うのが今回の実験で良く判りました。

結論から言うと「BNCケーブルは不要」だと判断しました。BNC変換アダプターを使って最高級のRCAケーブルを使った方が良いサウンド(音質が高い)になります。BNC端子・ソケットには懐疑的な目を持っていたのですが・・・(プラグの+-間が狭く、接点も細い)。

と云う訳で、現在オリンパスシステムではゴールドスターシリーズのRCAケーブル「ケンタウルス」にBNC→RCA変換アダプターを噛ませて接続しています。

これでマスタークロックやルビジウムクロックに付いても、従来の機器と同じ対策で行ける目途が立ちました。これからはその基準に沿って機材を整備して行きます。


2set目のクロックジェネレーターのテスト

2012年04月27日 | ピュアオーディオ

先月29日に購入した中国製のマスタークロックジェネレーターを、そのまま眠らせていたので久しぶりに取り出して、オリンパスシステムのA730に繋いで音質確認をしています。

Sync3

取りあえず有り合わせのBNCケーブルで接続して確認していますが、「悪くない」と云う印象です。私のA730の内部にはデンテックのD-クロックを内蔵しています。クロック端子に外部入力しますと外部入力が優先されますの、有りとなしでの確認になります。サンプリング周波数は44.1KHzしか使えません。

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一応「有り・なし」で確認しましたら、「有り」の方が若干音質アップする様です。高域の特性や音数の増加が判ります。価格が¥15000円程度にしては上出来と思います。連休中はBNCケーブルのヒアリングをして遊びたいと考えています。

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Apogee DA-1000E-20 の復活

2012年04月26日 | ピュアオーディオ

今日は熊本のオーディオ道場までApogeeのDACの修理品を受け取りに行って来ました。夕方事務所に辿り着いて早速結線をして音出し確認をしています。

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鳴らし出していきなり音が出なくなる症状が有り一瞬焦りました。ミュートに勝手に入り、なかなか復帰しませんでした。パワーSWを何度かON・OFFを繰り返していましたら、何とか音が出て来るようになりました。

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電源部もDAC本体も軽いので、XLRケーブルを結線すると動いてしまいます。30分ほど鳴らし込んだ状態ですが、かなりまともにサウンドが出て来るようになりました。このDAC本体は不動品をおまけでいただいて、購入したAD-500EからDCモジュールを移植して復活させましたので、長い事眠っていた事でパワーSWの接点が酸化して接触不良を起こしていた可能性が有ります。こんな時はとにかく鳴らし込んで使い込むに限ります。

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まだ鳴らし運転中ですのでヒューズの交換はしていません。この状態でCelloのサウンドと殆ど同傾向の音質の感触を得ています。ヒューズの交換が終わればCelloのDACと遜色ないサウンドになるだろうと推測しています。サウンドそのものは「音数の増加」と「エネルギー感の増加」を感じています。周波数帯域も十分だと感じます。

動作を安定させる為しばらくは鳴らしっ放しにしたいと思っています。


たまには季節の花も・・・

2012年04月25日 | ピュアオーディオ

4月に入手した機器は
1)自宅用・・・ラシッドマスタークロック、ルビジウムクロック。現在鳴らし込み中・・・かなりな音質改善効果有り。

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2)オリンパス用・・・Cello DAC・・・こちらも鳴らし込み中。フィッシャーケーブルのゴールドスター化+ヒューズ交換+電源ケーブル交換を実施。・・・音数が更に増えているが、「サ行」の発音がまだ不完全。毎日8時間の鳴らし込みを続けて「サ行」の発音も改善傾向。

Cello_dac2

3)RCA箱システム用・・・Apogee DAC不動品を購入。AD-500Eからパーツ取りで復活。明日修理品を受け取りに行く予定。

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とこんな具合です。

季節は「春爛漫」。花々が競い合う様に咲いています。
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事務所玄関の久留米つつじ。

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近所のお宅のヤマトナデシコ。

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あぜ道のタンポポ。

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ご近所の家庭菜園のマーガレット。

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矢車草の青と赤紫の花。季節を感じます。

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杏の花?ピンク色の花が奇麗です。


私の機器購入の考え方

2012年04月24日 | ピュアオーディオ

オーディオシステムはSPやアンプ類、ソース類のプレーヤーで出来ています。これらに使う機器は「出来るだけ安く調達」するのが理想ですが、SPユニットについては、「必要な物」が有れば出費は惜しみません。SPユニットの性能は1番気にする処です。再生音は「SPユニットの性能」で決まると思っているからです。

SPユニットに限らず「出物」が有ればチェックをします。現在はネットで調べれば殆どの機器の寸評が手に入ります。その寸評をした方がどのぐらいのスキルや聴く耳を持っているかは全く判りませんから、全面信用と云うわけには行きませんが、その寸評でメリット(良い点)とデメリット(悪い点)や文章から質感を想像します。その中で特にメリットに注目します。デメリットの部分はあまり気にしません。

その理由は、機器やSPユニットの「潜在能力」を引き出して使うことが大事だと思っているからです。「機器やSPユニット」の使いこなしでカバーできる(挽回できる)部分が多いのも事実。大概の機器は「電源ケーブルとヒューズ」のグレードを上げれば評価が逆転できる場合が殆どだと思います。(経験から) 今回のCelloのDACに付いても「ツルリとした質感」と云うデメリットの記事が有りました。実際に自分の耳でも「ツルリとした質感」を確認しましたが、「電源ケーブルとヒューズ」の交換でいとも簡単にひっくり返りました。

現在CelloのDACを使って出ているサウンドは、TAD-D600にも匹敵するサウンドが出ていると思っています。20年前以上の商品である「A730+Cello DAC」から、こんなにも多くの音数が出ているなんて信じられないと思いますが、それだけこの機器たちの潜在能力が高いと云うことだと思います。


RCA箱システムの音質改善

2012年04月23日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムとほぼ同じ構成のSPと、3ウェイマルチアンプシステムにしたのに、なかなか音質のグレードが上がらず悩みの種だったRCA箱システムが、ようやく大幅に音質アップを果たした。質感の変化が必要だった様です。

Rcabox2

オリンパスシステムにCelloのDACを導入した事で放出したライントランスST-XをRCA箱システムに使って見た。その途端「麗しいサウンド」が飛びだした。今までのオリンパスシステムのサウンドの決め手はこのST-Xで有ったと改めて感じた。このST-XはWEの中でも非常に珍しい15Aのライントランスを使っています。

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WEのライントランスは111C→93F→93A→91A→62C→62A→50A→15Aと、より古いモノを試して来るにつれて「音質アップ」を確認しています。今まで使っていた91Aも悪くはないはずですが、15Aと比べてはいけないようです。




CelloのDACの質感が変わってきた。

2012年04月22日 | ピュアオーディオ

CelloのDACへの音質対策が完了し鳴らし込みに入っています。昨日までは時折甲高いサウンドが出ていましたが、8時間ほど連続で鳴らし続けました。そして今日も朝早くから鳴らし続けています。

Cello_dac5

この個体は普通の方なら投げ出していたかも知れません。左右のバランスがどうもおかしくて、昨日はこの調整に1日掛り切りでした。半固定ボリュームを使ってレベル調整が出来る様になっているのですが、その回転のさせ方が半端では有りませんでした。半固定ボリュームは電子部品の会社に勤めていた時に作っていた事が有るのでその構造をほぼ理解しています。しかし、この調整では「エンドレス」みたいに回転するので、構造を知るものとしてはひやひやモノでした。

その甲斐あってか左右のバランスが整い、サウンドが柔らかくなって来ています。DACは以前Wadia#2000SやSD-9500を使っていた事が有りますが、その時のサウンドとは随分違います。16bitのサンプリングは今では時代遅れな方式かもしれませんが、ネットで調べて見ると、以外にもそれを判って使っている愛好者がいらっしゃる様です。最新のDACはビット数を上げる事で音数や繊細感、音場感を増加させている様に思いますが、骨太で有りながら繊細感も出せるこのDACは珍しいのではないだろうか?と思う様になりました。ツルリとした最初の質感はもう出て来ません。非常にリアルなサウンドになりつつ有ります。


Cello DA-8.1/PS-8 DACの音質対策後

2012年04月21日 | ピュアオーディオ

昨日オリンパスシステムのラックを1段撤去して、不要な機器を追い出しました。それと共に先週入荷したCelloのDACへの音質対策を完了させました。

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最終的な機器配置は上の写真の様になりました。ラックの高さが25cm程低くなりましたので、室内での違和感がかなり低減しました。(今まではラックの高さで圧迫感を感じていました)

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ラックの高さが低くなった事で、この様なアングルで写真が取れるようになりました。

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さて肝心のCelloの音質対策の内容ですが、
①電源ケーブルをベラトリクス(ゴールドスター)に交換。
②内部のヒューズをフルテック製のオーディオグレードヒューズに交換(3本)
③デジタルケーブル(A730→DA-8.1間)をペルセウス(ゴールドスター)に交換。
④フィッシャーラインケーブルをOFC材からゴールドスターシリーズに交換。

の4点です。内部には何も手を加えていません。いつでも復元可能な範囲です。

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CelloのDACを使い始めて感じたのは「骨太で有りながら繊細」なサウンドです。それが更にパワーアップしています。
音質の変化は
1)音圧が更にアップして、C-290のボリュームの位置で10時の方向が9時の位置で同じ音量になる様です。かなりの差を感じます。
2)更に音数が増加して今まで聴いた事のない音が沢山聴こえます。
3)音が弾みます。
4)エネルギー感が更に強くなりました。
5)高域の伸びが更に伸びています。

奥行き表現が良くなりましたね。明瞭でありながら奥行き方向の表現力が上がっています。まだ使い始めたばかりですし、これから馴染んで行けば更に良くなると思われ、潜在能力の高さを感じます。外せなくなりました。