今回のC22モドキのプリアンプを聴いて、やはり管球プリアンプのサウンドが自分の好みだと思いました。まだ電源部以外殆どノーマルな状態ですので不満点も沢山あります。
列挙して見ると、
1)周波数特性的に10KHz以上の帯域が出ていない。
・・・配線材やパーツの周波数特性が確保されていない。
2)その為に、音のキレやヌケ、SN比がまったく足りない。
3)リアパネルのRCAソケットの間隔が狭く使い辛い。
4)内部配線に使われている線材が何種類も有り、伝送量がギクシャクしている。
5)国産球の中古の状態なのでNOS品に交換が必要。
6)インジケーターのブルーの光が強すぎて目にキツイ。
7)フロントのツマミ類に表示がない。
8)脚にショックアブソーバーの機能がない。
こまごまとした点も上げましたが、基本的にソケット類の交換と内部配線の交換で音質的な不具合は解消できると思います。球の交換は絶対条件です。
現状のサウンドでもC40に戻る事は無いと思います。C40も音楽性のある良いプリアンプでしたが、管球アンプの方に自分の好みが移っています。C40は事務所の612Aシステムに持って行きました。こちらはスカッと抜ける様なサウンドでJAZZが爽快に鳴っています。