Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音楽部屋に毎日通って2時間音楽を楽しむ

2023年07月28日 | ピュアオーディオ

この処連日猛暑日が続き、うだる様な暑さです。こんな日でも「動と静」の組み合わせの、運動をする事と音楽を楽しむ事を毎日続けている。音楽部屋を作って早12年が経つが、その基本的な行動や考え方は何も変わらない。「2時間聴いたら2時間運動する事」を守って、健康で元気に人生を謳歌しています。

最近はブラームスの室内楽をメインに楽しんでいる。ピアノ3重奏曲や4重奏曲・5重奏曲等を聴いていると非常に心穏やかになる。


自宅のシステムでも、軽いJAZZ等をかけて、料理をしながら聴いている。最近はこのシステムも完成度が上がって、リクライニングチェアに座って聴いていると、いつの間にか眠ってしまっている事が度々。個人的には、システムの完成度が上がって、非情に満足なオーディオ人生だと思っている。


出てくる音や表現力はシステムの総合力

2023年07月23日 | ピュアオーディオ

そのシステムで出ている「音」や「表現力」は、システム全体の総合力で有る。一般の方には理解できない部分が有る。「音」や「表現力」(音質)はどの様に決まるのか?
1)機器の性能(アンプ・SPユニット他)及び組み合わせ技術
2)使っているケーブル類のグレード
3)SPのセッティング技術
4)機器内のパーツ類(ヒューズ・RCAソケット・RCAプラグ・SP端子他)
5)部屋の広さや強度・材質
6)その他(アセンブリー技術・オーナーのスキル等)
だろうと思う。

1)については、例として38㎝クラスのウーハーと20㎝クラスのフルレンジでは、「空気を振動させる面積」が大きく違う。2インチスロートと1インチスロートのコンプレッションドライバーでは、エネルギー感が全く異なる等。

2)については、すべてのケーブルと接続ソケットとプラグの材質を揃えて初めて比較が出来る。1)と2)が絡み合っているが、システムで使っている全ての機器が「グランドライン」で繋がっている・・・事を理解する事が大切。一般の方では理解不能な事だろう。アンプ内配線では一番弱い部分がその音を決めている。たった1本の配線材の質が悪いと、その配線材の音がシステム全体の音として出て来る。

3)スピーカーをセッティングするには「自然の原理」に合わせる事。不自然な(自然の原理に反した)セッティングの場合、余計な癖が出て来る。

4)機器の中には「電気の伝送」と云う観点で疑問を持つ様なパーツが使われている。「音」は非常に微妙な感性が必要になる。単純に電気が流れれば良いと云うものではない。

5)部屋の影響は特に振動板の面積の小さいシステムが受けやすい。20cmウーハーやフルレンジユニットを使ったシステムは、「部屋内の反響音」を利用して音作りして有る。その様なシステムを100畳の部屋で鳴らしたら、寂しい音になる。大型システムでも部屋の広さでサウンドは変わる。振動板の面積やエネルギー量で鳴らせる適量が有る。また、出来るだけデッドな部屋で鳴らした方が、そのシステムの素の音を聴くことが出来る。反響音はうまく利用した方が良いが、ユニットの素の音を磨いていった方が近道である。

6)最後はリスナーの好みとスキルで決まって来る。システム全体のバランスと種種のスキルの統合で総合力が出て来る。

「音質追及」で作り過ぎた・・・

2023年07月22日 | ピュアオーディオ

メインシステムでの「音質追及」をして来た。オリンパスシステムが現在の音質レベルになったのはトライして10年程かかった。次は2セット目として自宅システムを作り上げた。その次に、「サブシステムクラス」への「水平展開」を計った。2016年頃の話である。当時6セット程サブシステムを作ったが、「スピーカーが欲しい」と云う方が出て来て皆嫁に行ってしまった。商売ではなく「自分用」に造った(改造した)ものなので、「手抜きなし」で作った。


今回も「自分用」のシステムとして作っているので費用は度外視。サトリアンプに使っているケーブルは、No2グレードでは有るが、一般の方の手に入るグレードではなく、簡単に突き抜けて越えている。プラグやソケット類も「音質」を確認した高級品を使っている。「見えない部分」にお金がかかっています。「基礎的項目」の見直しと云う事で、一般の方が取り組まない処に着眼して、初めて「音質アップ」とはどう云う事かを身に染みて理解した。雑誌で勧めているのは「機器交換」で機器の販売目的だけ、「音質」など見えない部分に切り込んだ記事は少ない。



ただ一人で4つものシステムを維持するのは大変。本来は1セット有れば良いのだろう。私の場合、「システムを減らす事」をやらないといけない。減らす減らすと云いながら、逆に増やしてしまっている・・・矛盾した自分がいる。

オーディオ道楽も突き詰めていけば・・・

2023年07月21日 | ピュアオーディオ

先日のRCA箱 Wフロントロードシステムも併せて、「JBL3大ホーンシステム」を作りました。古き良き時代のオールドユニットを使って、「JBLらしくない」サウンドにしています。どのシステムも「音響ユニット」としてのJBLの「潜在力」を引き出す様にしています。一番の仕上がりは「オリンパスシステム」です。ただ他のシステムも「オンリーワンの世界」を表現していますので、優劣はつけがたいです。好みの範疇に入ると思います。


毎日鳴らして使っています。1週間に1回くらいの使用頻度では「現状維持」出来ません。毎日鳴らしてやってこそ「音質」は維持できるものと思っています。2つのメインシステムは当方自作のNo1ケーブルで統一しています。電源トランス内配線、電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブル、SPユニット間配線もすべてNo1グレードにしています。一般の方には理解できない太さと材質(銀線)です。


こちらのサブシステムも夜中に2~3時間とついつい聴いてしまいます。こちらはNo2グレード(銀線)のケーブルで揃えたいと思っていますが、現状はSPケーブルのみがNo3グレードです。SP箱内配線もNo2グレードです。質感はメインシステムに比べると、中音域がコーン型の中で出ているので、コンプレッシャーユニット(ホーン型)には及びません。LE8TもD208も「音のバランス」が良いので違和感はないです。

RCA Wフロントロード箱システムを鳴らして見たいが・・・

2023年07月19日 | ピュアオーディオ

1920年代のRCA Wフロントロード箱をエンクロージャーのみで購入したのは2006年頃だと思います。東京のオーディオの先達さんから譲っていただきました。低域は当初JBL#2205×2発で鳴らしていましたが、#2205の少し重い低域と表現力不足を感じ、D130(16Ω初期型)×2発に2008年頃には変更しました。

中域はLE375+HL90(お化けホーン旧タイプ)+グレートハイルドライバー、高域はLE85+HL87、#2405、DECCA SW8、ビクターリボンツイーターと、オリンパスシステムや自宅のSP-707J+αシステムとほぼ同じユニットを使っています。写真では#075やパイオニアのリボンツイーターも写っていますが、現在は使用していません。

このシステムはCDT(ワディア#6)+アポジーDAC→MレビンソンNo380SLプリアンプ+アキュフェーズF25チャンデバで3ウェイマルチアンプでドライブしています。低域にLUXMAM・中域に自作管球GE6550シングルアンプ、高域をクレルSA-100パワーアンプでドライブしています。低域のD130は能率が101㏈も有るので10Wの出力でも十分です。

出て来るサウンドは「音を浴びる」と表現した方が良いかな?身体中が「音圧」で震えます。低出力でも頬を綿毛でくすぐる様な音圧が来ます。一寸ボリュームを上げれば、身体中が音を「触感」で捉える様になります。一度思いっきり鳴らして見たかったシステムですが、置き場所がないので息子に使ってもらっています。彼のお気に入りのシステムなので帰ってくる事は無いでしょう。

JBL D130は鳴らすのが難しいユニット

2023年07月17日 | ピュアオーディオ

自宅のメインシステムのサウンドは、一般に知られているD130の「音」では無いと思う。このD130と云うフルレンジユニットは、なかなか私の思う様に鳴ってくれなかったユニットです。


ユニットは1960年代初期に製造された16Ω仕様です。エッジは「フィックスドエッジ」オリジナルです。このユニットを普通に鳴らしたのでは、「ボンボンボン・・・」と最低域の出ないサウンドになってしまいます。年代的に「管球アンプ」がこのユニットには合う様です。Tr型アンプでは簡単には鳴ってくれません。


有るオーディオ評論家さんにこのユニットを見せたら「幻のユニット」だとおっしゃいました、もちろん新品で入手するのは無理です。程度の良い中古も少なくなっています。このユニットで最低域まで伸びる様な音の出し方をさせるのが難しいのです。イージーに有る帯域で「ボンボンボン・・・」と鳴ってしまいます。モニターSP 的に鳴らすのは非常に難しいのです。実際に使って見ないとこの辺のニュアンスは分からないと思います。大概のJAZZ喫茶で鳴っている音は「ボンボンボン・・・」のイージーな音です。このユニットの神髄は出ていない事が多い。

自宅2階のシステムが楽しい!!

2023年07月15日 | ピュアオーディオ

先週、自宅2階のシステムを「統合」して、4つのスピーカーを1セットのアンプで鳴らす様にした。


LE8TとD208の20㎝フルレンジを、パラレル接続で同時に鳴らすことで「音の密度」が大幅に変わった。音数が増加している。組み合わせるSPケーブルとユニットの特性の違いが「お互いを埋め合わせる」方向に働いている。単独のスピーカーでは出ない境地だと思う。


どちらもJBL製20㎝フルレンジスピーカー。製造年代はD208が古くて1949年頃、LE8Tが1960年代の代物である。非常にシンプルなユニットで有るが、どちらも「音のバランスが良い」のが特徴である。更に音質アップさせるには、「専用SPスタンド」(トレール)が必須です。夏場は暑くて作業できないので涼しくなってから制作を始めたいと思っている。「物作り」する事が好きで、楽しいですね。

音楽を聴く時間が長くなり過ぎている

2023年07月12日 | ピュアオーディオ

毎日午後からオリンパスシステムで音楽を聴く様にしている。最近は梅雨の性か?音楽を聴く時間が長くなって、ウォーキング時間が短くなっている。オリンパスシステムは毎日2時間聞いている。サラリーマン時代は仕事が忙しく、30分から1時間程しか聴く時間がなかった。心を休める時間だった。


自宅のメインシステムも約2時間/日 程聴いている。


更に、夜中にサブシステムも聴いている。こちらは「お休みセット」の筈だったのに、寝付けず2時間・3時間と聴いてしまう。夜中に音楽会をしてしまうと翌日の活動時間が短くなってしまう。個人的に、ONとOFFの時間のバランスが崩れるのを嫌う。身体を動かさないとストレスが溜まる。音楽で心豊かになっても、身体が不調では楽しめない。健康で元気だからこそ、趣味も楽しい。

自宅メインシステムのアンプ群の変遷その3

2023年07月10日 | ピュアオーディオ

10年程前の自宅メインシステムのアンプ群です。まだこの頃は「3ウェイネットワーク方式」でした。自作プリアンプとWE101Dppパワーアンプの組み合わせです。アンプの内部配線を全てNo2グレードの配線でやり替えて、「化け物アンプ」に変わっています。WE101Dppパワーアンプの彫の深いサウンドが特徴で、弦楽器群の質感は最高でしたね。しかし、この状態では「ローインピ」問題が有り、不安定な部分が有りました。


3年程前に「3ウェイマルチアンプ方式」に変更しました。動作は安定して来ましたが、質感では一歩後退した感じです。


EMT#981とMDデッキを導入しました。


現在の処、ネック機器がSONYのチャンデバと高域用アンプです。チャンデバも5年ほど使って安定して来ましたが、「音質」的には「性能不足」を感じています。同じ事が高域用アンプにも言えます。現在は、「システムを減らす事」を考えていますので、これ以上このシステムに手を入れる予定は有りません。

自宅のメインシステムも変遷が激しかった

2023年07月09日 | ピュアオーディオ


前回の自宅システムの18年ほど前の写真を掲載しましたが、その1年後くらいのアンプ群です。プリアンプがマッキンC40からアキュフェーズC-290に替わっています。CDPもスチューダーA-727に替わっています。結局C-290では自分の欲しかったサウンドにならない事になり、またC40に戻しています。


今度はムラードEL34ppモノラルアンプをSTC4033Lシングルステレオアンプに変更して見ました。これでモノラルアンプは要らない事が分かり、アキュフェーズのM-100やM-60モノラルパワーアンプも手放しました。モノラルアンプは場所を取りますね。STC4033Lシングルアンプは現在もオリンパスシステムの中音用に使っています。自作管球アンプでは一番の音質だと感じます。上写真の右側の組み合わせで3年程使いました。その後、現在のオリンパス用に使っています。




スピーカーの方も#375+ゴールドウィングの組み合わせ+ハイルドライバーが加わりました。SPはこれでほぼ完成で、現在もそのまま使い続けています。