Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SPU専用MCトランス

2011年08月31日 | ピュアオーディオ

自宅でアナログが聴けない点が懸案になっていましたが、SPU専用のMCトランスを購入いたしました。

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東京のガレージメーカー製の様ですが、シンプルな作りに好感を持ちました。コンパクトでシックな雰囲気が有ります。作り的には大手メーカー製と遜色有りません。

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リア面もINPUTとOUTPUTのみ。非常にスッキリしています。価格的にもヤフオクで¥13000程度で手に入る様です。

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内部も一応確認しています。トランスから細い線で直出しケーブルが出ている様で、ラグ板に配線されています。上の写真で見える配線はそのラグ板から取り出されRCAソケットに半田付けされている配線です。

昨日届きましたので、夜「音出し確認」を致しました。廉価な割に素直なサウンドだと感じました。アナログを自宅で聴くのは久しぶりでしたので、1曲目は何だか「寝起き」の音の用でしたが、2曲目・3曲目と聴くうちにドンドンと音数が増えて来ました。まだこのトランスの評価をするだけ聴いていませんのでこれ以上のコメントは避けたいと思います。

本日もう1セットMCトランスが来ます。こちらはオルトフォンのモノです。どちらかを使う様に考えていますが、以前使った事の有るMCトランスもまだ視野に入れています。


RCA箱システムのアンプライン

2011年08月30日 | ピュアオーディオ

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7月から8月にかけて、管球パワーアンプの内部配線交換や、プリアンプの入れ替え試聴をして組み合わせが決まり、鳴らし込みに入っています。4つのシステムを色々触りましたが、どのシステムも良い感じで鳴り始めています。

このRCA箱システムも音質アップが素晴らしく、奥の部屋のオリンパスシステムに匹敵する様なサウンドになりました。

Rca_box_system

5月に導入したチャンデバのF-15Lも7月に「活眼」してサウンドの品位が大いに上がっています。8月には中域用管球パワーアンプの内部配線交換、プリアンプをC40からC-290に変更して、より「生演奏」に近いサウンドとなりつつ有ります。一時M-100を手放して入れ替えを考えましたが、しばらくは無理をせず、このまま落ち着かせる事に決めました。

本日オーディオ仲間のIさんがお見えになり、このRCA箱システムと612Aシステムのサウンドのグレードアップに驚いていらっしゃいました。(6月にお見えになっていましたので簡単にご理解された様です)


検聴用アナログシステムの確認

2011年08月29日 | ピュアオーディオ

Dp790

友人から譲ってもらったDP-790。アーム下のソケットが5PINなので使っていますが、やはり古い物で眠っていましたのでターンテーブルの回転が安定しません。昨日からモーターを回しっ放しにしていますが、コギングが有り、ワウ・フラッターを感じてしまいます。それでも音は出る訳でTEST用としては問題なく使えます。3台目のアナログですのでお金はかけたくありませんが、正常なモノに買い替えを余儀なくされそうです。

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昨日はWE310Aプリの横に有るオーディオ・クラフトのPE-5000Fと云うフォノイコライザーのサウンドを確認していました。

Pe5000f_fhono

こちらがリア面の接続の状況です。このフォノイコライザーのサウンドはアキュフェーズAD-290と遜色ないサウンドを出して来ます。非常にキレが有ってカチッと締まったサウンドがします。コンパクトで置き場所に困らず使い易いです。MM専用ですのでMC型を使うには昇圧トランスかヘッドアンプが要りますが、MM型のシュアーV-15 typeⅢの様なタイプでは重宝すると思います。

CX-1のフォノイコを使ったサウンドとも比較をして見ましたが、PE-5000Fの方がさすがに分解能の高い再生音を奏でます。


612A System が生まれ変わった様なサウンドに変身

2011年08月29日 | ピュアオーディオ

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7月からアンプの内部配線の銀線化をして、SPケーブルをベテルギウスから「シリウスSP」に変更。更にプリアンプとパワーアンプの接続をXLRからRCAケーブルに変更して、大幅にサウンドが進化しました。

612a1

音の鮮度の良さ、質感のアップ、音の広がりの拡大が特に良くなっています。今までで一番のサウンドになりました。従来WE310Aプリ+GE6550ppアンプの組み合わせではXLR接続していましたが、出力的に限界が有りました。XLRでの入力トランス(平衡回路)で大幅な出力ロスをしている事に気付きましたので、トランスを通らないRCA接続にしますとパワー不足を感じません。感覚的にパワーが倍になった様に感じます。WE310Aプリの質感の良さは自宅で確認済み。本当に癖が少なく「自然」なサウンドだと思います。

612A Systemはモニターと云うより「音楽鑑賞」の為のSPに生まれ変わったと思います。


C40のイコライザーをノーマルに

2011年08月28日 | ピュアオーディオ

C40のイコライザーを今朝ノーマルに戻しました。WE101Dppアンプの活性化中ですが、意外に早く進んでいる様で、1週間もたたずに5バンドイコライザーをすべてノーマルに戻せました。

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空気感が随分出てくる用にはなりましたが、それでもWE101Dppアンプとのサウンドでは余韻がまだ足りません。3B252Bアンプの余韻の素晴らしさを目指しています。

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WE101Dppアンプは非常にコンパクトな大きさ(W:200×D:300mm)で重量も約10Kg程度です。ここまで小さいと取扱いが楽ですね。入力トランスにUTC A-22を使っています。このアンプの入力はXLRのみです。初段管はRCAの6SN7を使っていますので非常に「カチッ」としたサウンドになっています。6SN7を5J6に交換すればもっと柔らかい質感になるかもしれません。これはそのうちに試したいと思います。

EMT#981+ライントランス(WE)+C40+WE101Dpp+SP-707Jシステムのサウンドは、独得のサウンドだと思います。JBL#375+ゴールドウィングの組み合わせを使っていますが、「前にすっ飛んでくる音」はほとんど感じません。柔らかく横方向に音が広がる様に調整しています。JAZZをバリバリ聴く様なシステムではなく、ピアノトリオならお酒を飲みながら聴きたくなります。クラシックも室内楽から交響曲まで威圧感を感じない様に聴きます。

来週には昇圧トランス(2種)が来ますのでアナログも再開します。


眠っているアンプをどうするか?

2011年08月27日 | ピュアオーディオ

今年の7月にWE101Dのパワーアンプを2台も購入した事で、このアンプを使いたい為に4つのシステムのプリアンプを入れ替え取り換えしながら、相性を確かめていました。ようやく各システムのプリアンプを確定し鳴らし込みに入っています。しばらくはもう触りたくない心境です。

どのシステムも、SuperTrail仕様のパワーアンプが入っていますので、音質アップしています。このまましばらくは鳴らし込みを続けて安定化させて良いのではないかと思う様になりました。無理して機器の入れ替えをしなくても良いのではないかと思う様になっています。

現在の懸案は自宅システムでSPUが使えない事ですが、昇圧トランスかヘッドアンプを1台購入すれば済む事ですので、この件については手配が完了しています。昇圧トランスを発注しました。以前使った事の有るものではなくて、新しいモノを試して見たいと考えました。

眠っているアンプをどうするか考えないといけません。置き場所がなくなっています。

現在眠っているアンプを列記しますと
① WE 101Dシングルアンプ・・・まだ内部配線は未着手。(出力:0.5W/ch程度)
② STC 3B252Bシングルアンプ・・・SuperTrail化済み。(出力:7W/ch程度)
③ ムラード EL34ppモノラルアンプ×2台・・・Trail仕様化済み。(出力:18W/ch程度)
④ レイセオン 6L6Gシングルアンプ・・・Trail仕様化済み。(出力:5W/ch程度)
⑥ RCA 6L6ppアンプ・・・Trail仕様化済み。(出力:18W/ch程度)
⑦ STC CV1947(6L6G)ppアンプ・・・Trail仕様化済み。(出力:18W/ch程度)
⑧ 12BH7 プリアンプ・・・まだ内部配線は未着手。
⑨ 12AU7 プリアンプ・・・Trail仕様化済み。
⑩ バクーン(サトリ) プリメインアンプ。・・・SuperTrail仕様化済み。(出力:10W/ch)
⑪ バクーン(サトリ) ミニメインアンプ。・・・SuperTrail仕様化済み。(出力:15W/ch)
⑫ UREI#525チャンデバ・・・メンテ済。

一度使って、手を入れてまた使ってを繰り返しています。こうしますと思い入れが出て来てなかなか手放せません。今後へのイメージがまだ出来ていませんので、次のイメージが固まり次第処分して行く事になると思います。


苦労を自ら背負いこむ様な・・・

2011年08月26日 | ピュアオーディオ

自宅のアンプをC40+WE101Dppアンプにした事は先日書きました。3B252Bアンプの出来がすこぶる良いのにわざわざ眠らせて、格下の101Dppアンプを鳴らす様な事は「自ら苦労を背負いこむ様なモノ」で、どうしようもないたわけですね。

C40_we101dpp1_4

昨夜からエージングを兼ねて鳴らし始めていますが「ふん詰まり」を感じています。WE101Dの真空管の球の音色が素晴らしい事は判っていますので、このアンプが「活眼」してくれれば3B252Bアンプと遜色ないサウンドになると思っていますので、しばらくは根気比べです。

管球アンプで一番注意するのは「ノイズ」です。JBL#375を使って音出し確認して「ノイズ」が感じれなくなる様でなければ私には使い物になりません。今回の101Dppアンプも前もって#375で音出し確認をしています。#375のアンプにして無音時に「ノイズゼロ」を確認しています。ここまでやりますと透明感が非常に良くなります。

WE300Bのアンプも本当は使いたくて、何台かトライして見ましたが、最後には「バルブノイズ」の問題で諦めました。WEの刻印クラスの300Bが安価に手に入るなら話は別でしょうが、現在となっては望むべくも有りません。

電源周り、ケーブル類、SPセットも完成しましたので、次はアンプ周りのグレードアップになると思っています。現在所有する機器が最高だとは思っていませんが、中途半端な機器を買い替えても意味が有りませんので、しばらくは良く考えてから行動したいと考えています。アナログは使用頻度の関係でタイミングを見ています。


3B252Bアンプを眠らせる事に・・・

2011年08月25日 | ピュアオーディオ

昨夜自宅のパワーアンプをWE101Dppアンプにしてしばらく鳴らす事にしましたので、3B252Bアンプが宙に浮いた状態になりました。そこでオリンパスシステムの中域に持って来ました。

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前回6月にテストした時も「音数」の凄さにビックリしましたが、今回は内部配線を銀線にしていますので、その凄さは更に向上しています。今回接続した状態では、中域のサウンドだけが聴こえる様な印象で、低域や高域のアンプとの質感のバランスが取れません。グレードが違いすぎて組み合わせれない状態になりました。やむを得ず元のアンプに戻しました。

3B252Bアンプはしばらく眠らせる事にしました。


自宅アンプの組み合わせ

2011年08月25日 | ピュアオーディオ

昨夜、自宅のアンプの入れ替えをしました。

Sp707j2  

プリアンプにC-290、パワーアンプが3B252Bアンプでした。この組み合わせでは「音の広がり感」と「奥行き感」が少なく、「生演奏型」のエネルギーバランスでした。自宅では「歎美な音」を目指していますので方向性が違うと感じました。3B252B アンプを銀線化する前はまとまっていたと思いますが、銀線化後3B252Bアンプの音数や質感がかなり良い方向にアップしています。その為にC-290の質感と合わなくなったのかも知れません。

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昨夜配置したアンプです。プリがC40に変わっています。やはりこちらの方が落ち着きます。音の広がり感と質感が好みです。パワーアンプもやっとWE101Dppアンプが安心して使えるようになりました。インプットトランスをUTC-22にして完全にノイズがなくなりました。音色も中高域に艶が乗って来ます。

この組み合わせのサウンドは、全体的に「引き締まったサウンド」だと感じます。低域の音も非常に締まりが良く、ゴツンと云うエネルギー感も十分です。高域もスーッと伸びて不足感を感じません。この組み合わせのサウンドで特徴なのは楽器の基音がしっかり出る事です。鐘の音ならその鐘を打つ音がしっかり聴こえます。ヴォーカルで云うなら「子音」が明瞭です。

まだ交換したばかりなので、3B252Bアンプの領域までは達していませんが、これから活性化させ「活眼」までこのまま行きたいと考えています。WE101Dppアンプのみいきなり普通の配線から銀線に交換していますので、「活眼」までの時間が判りません。多分1ヶ月程はかかると思います。


オーディオ道場でマスターとお話

2011年08月24日 | ピュアオーディオ

今日は午後から、お客さんから修理依頼のWadia#21を持って、熊本のオーディオ道場に行って来ました。吉永オーディオさんと打ち合わせ済みですので、修理をしていただく予定です。この#21は前回も修理をお願いした経緯が有ります。

久しぶりにお訪ねしたのですが、内部の席が随分と配置換えになっていました。JAZZのライブをされているとの事で、フロント側に向けての配置になっていました。

サイド面のオリンパスシステムも柔らかいサウンドに変身していました。以前当方が作って置いたライントランスを使われていました。やはりCDにはライントランスを入れると音の厚みと前後感が出てくるとの事でした。オリンパスシステムのユニットは「ビンテージ」ですので、時代を合わせる為にプリアンプもパワーアンプも管球式にされたとの事でした。その他アナログ機器のお話を色々として来ました。

写真を撮ってくるのを忘れたので写真が有りません。