Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

久しぶりのハイキング

2008年10月30日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

毎日1時間のウォーキングを日課として網15年になりますが、夜暗くなってから歩きますので季節のうつろいが良く判りません。

今日は何ヶ月ぶりかの休暇を取って、近くの山にハイキングに行ってきました。

近くの山は片道約10Kmの所に有り、平地を5Kmほど歩くと山道になります。高さが約300mチョッと有りますので結構きついコースです。往復20Km・約4時間の運動です。

筑後平野の南端の田園風景を眺めながら歩くと、取り入れ時の稲の収穫風景や昔有った家が無くなっていたり、新しい家が建っていたりとビックリします。

山道を歩くとどんぐりが有ったり、アケビがあちこちで落ちていたりとハッとさせられます。山の頂上からは筑後平野や有明海が一望できます。今日は薄くもりで眺望はききませんでしたが、田んぼでわらを焼く煙があちこちで上がっていました。天気の良い日には遠く天草の山影も見えます。

この道は40才代に2年間ほど毎週歩きなれたコースです。さすがにその頃の元気は有りませんが、今日は4時間半づっと歩きつめで疲れました。しかし気持ちの良い疲れです。


プリアンプ交換その後

2008年10月29日 | ピュアオーディオ

4 自宅のシステムのプリアンプをC40からC-290(どちらも古いが・・・)に交換して、現在じっくりと楽しんでいます。

C-290にして小編成のオーケストラがやっと原寸大になったかな?と云う気になりました。まだまだ「馴染み」が出来ていませんし、バランスも安定しているとは言い難い状況で、C40の世界は当に超えています。重心が下がりました。音数も飛躍的に伸びて空気感がまったく違います。

2 C40の良い所は「音色の美しさ」と「奥まった音場」でしょうか。C-290の音色も悪く有りませんし、聴き劣りはしません。C40は「弦楽器」が得意とすればC-290は打楽器や管楽器が得意そうです。

ADでケルテス指揮/ウィーンフィル「モーツァルト交響曲35番(ハフナー)」を聴いていますが、重心が下がって良いバランスです。心配していた弦楽器の質感も範囲内に有る様で、オリンパスシステムと似たような音質になっています。モーツァルトが楽しめる音質はありがたいです。こんなにも豊かな音楽だったのかと・・・。4年前まではJBL#4343を使っていましたがこのLPをかけるといつも途中で針を上げていました・・・音楽が面白くなかったから。

装置で「音楽」の表現や「好き嫌い」まで変わってしまいます。怖い所です。

CDはケーブル交換後間もないことも有り若干の暴れを感じますが、こなれてくれば十分な音質になると見込めます。使えば使うほど馴染みが良くなりますので気楽に楽しんで行きます。

今回のプリアンプ交換は暫定的なもので、マル秘なプリアンプまでのつなぎです。それでも1年くらいは使って本当の実力を確認しておきたいと思います。


プリアンプ交換

2008年10月29日 | ピュアオーディオ

1  自宅システムのプリアンプをマッキンC40からアキュフェーズC-290へ交換しました。前回C-290を自宅に入れた時は購入してすぐだったので、「音の暴れ」がひどくてとても使える状態では有りませんでした。しばらく専務宅で電源ケーブルとインコネケーブルをルシファー化したところで使って馴染ませてもらっていました。

今回はADプレーヤー用にAD-2810をセットしたC-290にして自宅のシステムを簡素化してセットしました。

さて、出てきたサウンドは?・・・Goodです。購入当初はアンプがルシファーケーブルで「活眼(覚醒)」されていませんでしたので「粗さ」ばかりが耳に付きましたが、高分解能としなやかな質感が漂ってきます。やはり、アンプは大容量のケーブルで時間をかけてエージングすべきですね。

お昼休みに交換をしましたのでわずか15分ほどしか聴けませんでしたが、「質感」の様変わりはすぐに判ります。私の耳は毎日何種類ものセットを聴き続けていますので、ちょっとした変化でも感じ取ります。大局的に「質感とバランス」が取れていないと違和感を覚えます。

今夜は久しぶりに楽しめそうです。


ケーブルのなじみの時間

2008年10月29日 | ピュアオーディオ

23日に自宅のシステムのSCX-24を2セット短いものに交換した事はお伝えしていましたが、それ以降、「音が面白くない」状態に陥りまして、ただただ「苦行」の日々を過ごしていました。

事務所のオリンパスで聴けるCDが自宅では聴けないのです。バランスもおかしいし、音数も全く足りません。特に低音の出方が質・量ともに全く足りません。面白い訳が有りません。

その原因は「何か?」と考えましたら、ケーブルを交換していたんですね。まったくの新品のプラグを使っていますので「馴染み」が出来ていないのです。

やっと1週間経ってようやく元のバランスになりつつ有ります。昨夜くらいから「「苦行」ではなくなりましたがまだまだ元のバランスや音数には到達していません。やはり最低2週間はかかりますね。

自宅のシステムがうまく鳴ってくれないと「あせり」ます。ブログの更新も手に付かない有様です。

ようやく原因も目途も判りましたのでプリアンプの交換をに進みたいと思います。C40では電源電圧(117V)の問題も有り、音数も少ないのが判っていますのでアキュフェーズのC-290に交換です。前回交換時は「音の出方」が「前に出てくる」為に「押しつけばましく」聴こえたので速攻でC40に戻したのでした。

今回はじっくりと2ヶ月程は使ってみるつもりです。オリンパスシステムでも使っていますので「活眼(覚醒)」させれば「押しつけがましさ」はなくなると思いますが、結果はどうなる事かと心配しています。

本当は自宅のプリには別のアンプを予定していますが、予算不足の為まだ先になりそうなので手持ちのアンプで試してみたいと思い、今回の交換としました。

同じ日に交換したRCA箱システムの方もまだいまいち低音が不足しています。全体の音のバランスは良さそうですが、低域の「ガツン」とくるパワー感がいまいちです。こちらもひたすら鳴らしこむだけです。


音質改善てどういう事?

2008年10月27日 | ピュアオーディオ

「質感やバランス」の改善も「情報量(解像度)」の改善も「音質改善」になりますが、前者はどちらかと言えば「小さな変化」、後者は「大きな変化」を伴います。

私が考える「伝送ロスの極小化」は「エネルギー不変の法則」から来ています。ピックアップで読み取られた情報が「1本のケーブル」で接続され、電気信号をSPで物理的振動にロスなく変換され音波として放射される事を目指しています。

現在までの調査や体験から「インコネケーブル」、「電源ケーブル」、「SPケーブル」、「SP内配線」、「SP」、「アンプ」と全ての処で「伝送ロス」が発生しています。

「伝送ロス」が発生しているという事はせっかく読み取られた情報を紛失しているような物で、この紛失率がどれくらいか?と言うことを自覚している人は以外に少ないように思います。その数値が90%もロスしている例はざらで、しかもご本人が気付いていない事の方がより深刻な問題だと思っています。

機器の入れ替えを繁茂に繰り返す方にこの傾向が多いように感ずるのは私だけでしょうか?お持ちの機器をじっくりと使い込んで見ないと本当の良さや悪さは見えてきません。そこが、「音質改善」の出発点だと思います。


新しいトレール

2008年10月25日 | ピュアオーディオ

Stm241 続々と新しいトレールが生まれています。

今回は三菱 2S-3003 モニターSP専用のトレール STM-24 です。実は2S-3003用には既にSTH-12と云うものが有りましたが、よりコンパクトになるようにデザインを変えました。

Stm243 解き放たれたようなSPの鳴り方をユーザー様に体験していただきたいと願っています。


私のグレードアップの仕方

2008年10月25日 | ピュアオーディオ

200810153 1セットのシステムをグレードアップするのはなかなか難しいものが有ります。なぜなら「比較」する対象がないからです。

私の場合もオリンパスシステムだけだったらこれだけ短期間で今の音質に仕上げるのは出来なかったと思います。2つのシステムを常に追い込んで行ってこそ到達したのだと思います。

Photo メインは「オリンパスマルチアンプシステム」です。こちらに物量を投じてきます。それとは反対に出来るだけシンプルにネットワークシステムの自宅SP-707Jシステムを競わせてきました。

例えばオリンパスの方で新しいケーブルを導入して良い結果が得られた場合、水平展開として707Jシステムにも導入します。しかし、システムの違いから全く同じものが導入できるとは限りません。そのつど「工夫」が必要です。その工夫の過程で「新しいノウハウ」を手に入れます。同じケーブルやノウハウを使っても微妙に結果は違います。当然「修正」作業も入ります。

オリンパスと707Jシステムでは目指す「表現の世界」を変えています。オリンパスは「生演奏」の再現、707Jシステムは私が好む「耽美な世界」。当然使う機器も違うモノとなります。

4033l 先月までは3B252Bアンプを導入した自宅の707Jシステムを聴くとオリンパスシステムのサウンドが面白くなくすぐにSWを着る有様でした。

どうしてもこの音質を上回るには同等のアンプが必要と考え、Trail仕様の管球アンプを3セット揃えて交換するしか有りません。やっとの事で3セット揃えて交換した現在、「オリンパスシステム」が1番の高音質になっています。(現在)

Trail仕様の管球アンプに交換して一番変わったのは「低域」の鳴り方です。箱臭さがほとんどなくなり、LE15Aウーハーの「重い低音」がD130の様な「軽い反応の良い低音」に変わりました。再生帯域はそのままですのでLE15Aのポテンシャルに目を見張るばかりです。

こうなると次は707Jシステムで「音の重心」を下げる事がテーマとなって来ます。・・・とこんな風にテーマを次から次と解決していかないと「追い越す事」は出来ません。進歩は「立ち止まることを許さない」厳しさが有ります。

これからはRCA箱システムも加わり三つ巴の「音質アップ」競争です。頭の中で考えているだけでは解決はできません。今できる最善の方法から手を付けて行きます。実践しないと「変わり」ません。

毎日事務所と自宅に帰ってからも聴きますので、辛くなるシステムを早く解決しないといけません。


一番「エポック」なシステム

2008年10月25日 | ピュアオーディオ

200810251 SP内配線の「ルシファー化」とTrail仕様管球アンプのシステムが続々と出来上がりつつあります。現在はそれらの鳴らし込みに専念しています。

オリンパスシステムも管球アンプにして更に良くなりました。RCA箱システムもTrail仕様のプリ+パワーアンプで良くなっています。それらより更に良い出来上がりが SP-LE8Tのシステムです。

200810252_2 サンスイ SP-LE8T-Hの内部配線は「ルシファー」です。これに組み合わせているシステムはCDP:SD-9200+Trail仕様マランツタイププリ(XLR出力)+Trail仕様6L6シングルアンプでXLR入力とSPケーブル:SCS-34です。CDPからパワーアンプまではSCR-15とSCX-23の「化け物シリーズ)を使っています。

200810253 このシステムのサウンドには私もチョッとビックリです。シンバルの音などはオリンパスの#375のサウンドと間違う程です。スケール感も音量をちょっと上げれば後ろのRCA箱システムが鳴っているんではないかと思うくらい。低音の伸びも量感も信じられないくらいのサウンドです。日頃LE8Tを使っている方が聴いたら目を白黒させる事間違いありません。

200810254 LE8Tを使ったサウンドの最大の特徴は「バランスの良さ」です。このバランスの良さをそのままに38cmクラスのサウンドがすると想像いただければご理解できると思います。それで先ほど述べましたシンバルの質感などコンプレッションドライバーを彷彿とさせるサウンドです。これが1セット有れば大概の音楽をこなせます。高域もツィーターの追加が不要だと思うくらい伸びています。

これから先の当社のTrail仕様のSPは「小型で超高性能」なモノに特化して進めてまいります。


Trailラインのサウンド

2008年10月23日 | ピュアオーディオ

M100 RCA箱システムは従来は左の写真に有るようにパワーアンプにアキュのM-100を使っていました。これはこれでなかなかのサウンドでしたがオリンパスシステムでTrailパワーアンプに負けて追い出された代物です。マッキンのMc2600も似たようなサウンドで同じくらいのグレードでした。

Trail1 今日は短いSCX-24(ルシファー)を2セット作り、自宅のシステムの長すぎるSCX-24と交換しました。その長い(1mと1.1m仕様)をRCA箱システムに投入しました。投入のついでに長らく懸案となっていたTrail仕様のプリとパワーを組み合わせて見ました。

CDP:SD-9200 → ST-5 → WE310Aプリ → KT66ppパワー → RCA箱システム(ネットワーク方式)のラインです。(Trail使用のアンプとSP+ルシファーケーブルの組合せ)

Trail2 さて出てきたサウンドですが、M-100の音に比べますと「音数」、「余韻」、が全く違います。SN感や押し出し感も十分です。バランスの良さが際立ちます。多彩な音色と「さりげなく生演奏」の雰囲気が出ています。シンバルやギターの音色がリアルです。もうM-100に戻ることはないですね。音の鮮度は完全にグレードが違います。音が弾んで楽しくなります。

これでようやく自宅の707Jシステムやオリンパスシステムと伍していける音質になりました。その結果、Tr型パワーアンプはすべて除外されてしまいました。

起業して4年、毎日コツコツと「音質改善」をしてきましたが、それらが積み重なって今のサウンドが有ります。現在出ているサウンドは「音質改善」の枠を当に超えてしまったようです。デスクワークと実践の組合せが私の仕事のスタイルです。常にプリンシプルを頭の中に浮かべています。


マッキンのC40のイコライザー

2008年10月23日 | ピュアオーディオ

マッキンのC40を導入した頃は、これに付いている5バンドのイコライザーの音質に非常に関心ていました。「音質の劣化が極めて少ない」と。

しかし、その他の部分をグレードアップ(ルシファー化)して来ると、このイコライザーは「使えない代物」である事が判って来ました。音がやはり「くすみ」ますし「痩せ」ます。もう「耳」が受け付けません。突き詰めて行くと「原理」がモノを言います。信号は余分なパーツを通さない事が一番です。音のバランスも鳴らしこんで行くと「自然」に取れてくるものです。イコライザーを触る必要もないくらい良いバランスで鳴ってくれます。

ipodのサウンドも当初非常に驚くものでしたが、メインと比較するとやはりこちらも「耳」が受け付けません。

PCを使ったソースも含め「中途半端な」装置ではCDPと比べPC等のサウンドが良く聴こえる事も有るのも事実経験していますが、本当に追い込んだシステムでは評価は歴然としています。本格的に作られたCDPには勝てません。「個体メモリー」に優位性が有るのかも知れませんが、使用できる「伝送ケーブル」に大きな制約がかかる為、「伝送ロス」の比率が高まり結果として「使えない」モノになっています。この他にもプリント基板や内部素子のサイズ、配線材と構造自体を否定する内容にもつながります。

半導体の進歩は認めますがその反面「失っている部分」も感じます。