Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質アップ」にはパーツの選定は欠かせない

2023年09月30日 | ピュアオーディオ

もうかれこれ20年前にオリンパスシステムを入手した。それからSPユニットのアセンブリー(どのユニットを組み合わせるか?)や組み合わせるアンプをどの様にするか?SPのセッティングは?・・・等々、同時に進めていた時期が5年ほど続いた。写真に見えているオリンパスシステムのSPユニットやホーン、ツイーター等全てが、「バラバラで購入」したもので、1から作り上げたシステムです。古いユニットを使っているので、ユニットも最低2セットを合わせないと、望んだ美的外観にならない。1970年以降のJBLユニットも試したが「コストダウン」が激しくて、「音質」が落ちている。代表的なのは#LE375 vs #2440だろう。一聴して#2440では音数が少なくなっている。SS誌のオーディオ評論家のS氏さんも、プロ用#2440に交換したと喜んで投稿されていたが、3ヶ月後にはもとのLE375に戻されていた。戻された理由はとうとう書かれなかった。おそらく音質ダウンするなんて書けなかったのだろう。


音質アップさせる一番手っ取り早いのが「ヒューズ」交換だろう。一般的には「ガラス管ヒューズ」(¥50/本)が数百万円のアンプでも使われている。これをオーディオグレードヒューズの替えると、音数の増加やマイルドさが出て来る。但し、短期で評価するものではない。ヒューズの先にはトランスが有り、電子回路が有る。それらが活性化しないと本当の実力は出てこない。また使う電源ケーブルのグレードが低いとそれなりの効果しか出てこない。


電源ケーブルのプラグ・線材・半田材等も「音質」に関わる重要なアイテムです。電源ケーブルが変わると使っている機器の性能が変わります。出来るだけ高級なものを使われることをお勧めします。私はフルテックのFI-50を40本ほど作って使っています。


XLR端子、RCAソケット・RCA端子、SP端子等のパーツ類も比較試聴して、音数が多く、「ヌケ・キレ・ノビ」の良いサウンドを出すものを選んでいます。これらパーツ類への交換は非常に地味な作業です。コツコツやれる方でないと出来ない事だと思う。そしてそれらを「標準化」させて、使い勝手を揃えるのも大事です。各オーディオメーカーで使っているパーツ類や方式が違うので、当然音質の違いますし、互換性のない使い勝手の悪いシステムになります。

SP端子の処で「バナナプラグ」を使っている方をよく見かけますが、グラグラしたりしている様では「音質」は確保できません。ここも色々なメーカーのモノを比較試聴して使うべきです。

オーディオシステムは全ての機器が「グランドライン」で繋がっています。何処か1ヶ所でも「悪い」(音質の低い)パーツや半田付け、ケーブル材を使ってあれば、その「悪い」処のグレードで音が出て来ます。

「音質アップ」はコストパフォーマンスが悪い

2023年09月29日 | ピュアオーディオ

ステレオの「音質アップ」はコストがかかる。「見える部分」より「見えない部分」にお金がかかる。高級な機器を並べて有る写真をよく見かけるが、一歩進んで裏面のケーブル類を見るとショボイケーブル類や、SPのセッティングの工夫も見られないモノが非常に多い。見掛け倒しのシステムが多い事も事実である。


メーカー製の機器は「制約」を伴って作られたものが殆どである。万能な機器などない。それらの機器を私は「素材」と思っている。一から作るのは素人や個人ではまず資金的に無理である。時間も人材もスキルも足りない。「素材」を生かしつつ、「どうやったら性能アップ出来るか?」を考える事が必要になる。

従来のオーディオに足りなかったのは「ケーブル類」の性能アップであろうと思う。機器の電源や機器間の接続ケーブルにも目を向けるべきであろう。

毎日サブシステムを聴きながら眠っている・・・

2023年09月28日 | ピュアオーディオ


オーディオ趣味も完成し後は楽しむだけ。毎日メイン2セットを楽しみ、夜はサブシステムで眠りについている。朝まで電源入りっぱなしである。


自宅のシステムは、メインもサブも重さに拘っている。スピーカーを除けば重量10Kg前後の単体を使っている。アンプやCDP・MD機の重量は10Kg前後のモノばかりにしている。若い頃は70Kgのスピーカーも一人で抱えたものだが、年齢を重ねて来ると、重いものを持つ機会が少なくなって来る。そうなると自然と筋力が衰えて来る。高齢になっても「レイアウト変更」が出来る様に意図的に軽い機器で構成して来た。それと共に「電力を食わない機器」にして来た。パイオニアのM4を残さなかったのもこの辺に理由が有る。

軽く電気を食わない機器でも「音質」目標は下げていない。十分な高音質を確保している。

20才の頃に夢見た生活

2023年09月23日 | ピュアオーディオ

毎日午前中は自宅のメインシステムを2時間ほど鳴らしている。最近音の線が太くなって来た様に感じる。良いトレンドです。


午後2時くらいから2時間は音楽部屋のメインシステムを鳴らしています。良くも飽きもせずに20年近く続いています。最近はソース類を買わなくなりました。手持ちのソース類だけでも聴き切れないほど有ります。


夜は22時頃から寝ますが、1時間はこのサブシステムを聴きながら寝ます。朝まで電源が入りっぱなしが多いです。

20才頃に夢見た生活を実現している。メインシステムを作り上げ、それも2セット以上を持ち、音楽三昧の日々を送れて幸せこの上ない事だと思う。


表現力はスピーカーユニットや箱の大きさで決まるが「質感」は・・・

2023年09月22日 | ピュアオーディオ

演奏をフルサイズにするか?ミニサイズにするか?等のスケール感はスピーカーで決まるが、「質感」はアンプやケーブル類で決まる様だ。


Tr型アンプや管球式アンプではその質感が大きく変わる。良い所取りを狙って組み合わせて使うのも面白い。


KT88やKT66と云ったビーム管の音も一つの世界だと思う。


70年以上前の「ナス球」の古典管を使った管球アンプの音も非常に素晴らしい「質感」を出してくれる。



色々なデバイスを知る事も必要だと思う。それは使って実際に体験しないと分からない。人から聞いた話では実感は出ない。




モニタースピーカーを目指して

2023年09月21日 | ピュアオーディオ

26才の時にJBL#4343を手に入れた。20才頃の憧れのスピーカーであった。このSPを当時「終のスピーカー」として考えていた。



51才で会社を希望退職しサラリーマンを辞めた。オーディオ関連で起業し、「モニタースピーカー作り」を開始した。特にALTEC社の「同軸2ウェイユニット」については興味が深かった。雑誌を穴の開く様に眺めて既に30年以上経っていた。実際に実物を聴いたのも初めて・・・と「初めてだらけ・・・」で有った。

(604E)

(605A)

(604-8G)

#612銀箱に#604E、605A、604-8Gを入れて比較試聴をしたりしていた。


#612箱より小さい#614箱に604系のユニットを入れたりと「モニターSP作り」を楽しんでいた。


#604系のユニットを使ったSPで自分が合格点を出したのは、#620A箱システムで有った。ただ「モニタースピーカー=検聴用スピーカー」では「プレイバックモニター」の世界に届かない。


最高のプレイバックモニターはこの「オリンパスシステム」だと思う。それなりに苦労して作り上げた「オンリーワン」のシステムだと思う。


オリンパスシステムがプレイバックモニターだとすれば、こちらの自宅システムは「個人的な好みの世界」を表現するシステムです。好きなサウンドを作り上げて、後は楽しむだけ。モニターSP作りももうお仕舞にしても良いと感じています。

夜はサブシステムで遊んでいる

2023年09月20日 | ピュアオーディオ


退屈な夜はサブシステムで遊んでいる。どんなことをしているかと云うと、SP-LE8TvsD208システムの比較試聴や、2セット一緒に合奏させたりして、どの組み合わせが自分の感性に合うかを探っている。


SP-LE8Tも本領発揮を始めた様で、ツイーターなしでも十分聴ける。完成度ではD208システムが上。合奏させると、音数がち密になる。中々悩ましい判断をしなければならないだろう。

次は眠っている特製アンプを鳴らして見ようと思っている。

「オーディオ趣味」もオーナーの思考が違えば別な趣味になる

2023年09月19日 | ピュアオーディオ

外見的には、同じ「オーディオ趣味」でも、オーナーのアプローチ方法が違えば別な趣味になる。一般にオーディオマニアでなされているのは「機器の組み合わせ」で有って、出来合いの機器を組み合わせて、音の良し悪しを計っている。


「能動的なアプローチ」(自力本願)と「受動的なアプローチ」(他力本願)の大きく2つに大別できると思う。前者は「創造的に実践して行く方」であり、後者は「他人の作ったモノにおんぶに抱っこされている方」であろう。後者は一般的に「評論家的発想」をする様だと感じている。良い事は自分の選択であり、悪い事は他人のせいにする。根本的にこの「良い・悪い」の基準がない。

写真の2セットは、私の2つのメインシステムで有るが、その描き出す世界は全く異なる世界を持っている。それぞれに「オンリーワン」の世界なのだ。「最後は1セット」と云ってもう5年以上になるが、未だにどちらを残すのか?決め切れていない。スピーカーのアセンブルや機器のアセンブル、ケーブル類のアセンブル、スピーカー等のセッティング、アンプ内部や機器内部の仕様の統一化や標準化・改善の仕方は同じでも、同じサウンドにはならない。自分は「能動的なアプローチ」をして行く方である。創意工夫を積み重ねている。それは「コツコツ」と地味な作業を積み上げて行く事だと思う。

「音質アップ」をテーマとしているが、たった1本のアンプ内配線でも劇的に「音質」が変わる事を経験している。実戦と経験が無い方は「頭の中」で考えるしかない。「頭の中」で考える事は「現実」で捉えれば10%ぐらいしか網羅出来ていない事を知らなければならない。

テレフンケンRB46スピーカーのサウンド

2023年09月18日 | ピュアオーディオ

2011年頃、2セットのテレフンケンRB46スピーカーを鳴らしていました。サランネットが違いますが、内部構造は全く同じでした。オリジナルの状態では、細い直出しSPケーブルが付いていて、SP端子は使ってありません。最初の音出し音は「ラジオの音」でした。



さすがに「ラジオの音」では使い物にならないので、SP端子を取り付け、内部配線を交換して使える様にしました。2セット準備したのは「4ch」で鳴らしたかったからです。2chより4chにすれば振動板の面積が2倍に増えるので「臨場感」が上がるのでは無いか?と考えていました。ついでにYAMAHAのサブウーハーも追加して、4ch再生の可能性も探って見ました。・・・こんな風に色々な可能性を探って来ました。



テレフンケンRB46の内部配線交換とのサウンドは、まさにドイツの音ですね。乾いたサウンドでALTECのサウンドにも似てボーカルが非常に良かったです。高域が伸びていないので現代的な音ではなく、管球アンプとの組み合わせで暖かいサウンドを狙った方が良かった様に思います。形状的にDITTON15と良く似ている関係で、このサイズとは思えないスケール感を出して来ました。箱鳴りを利用して、小さいサイズで大きなスケール感を出してくれます。


オリジナルの箱内は、吸音材が袋に入って押し込んで有りました。


3ウェイ構造なので、オーバルコーンのウーハーに中域用と高域用のコーン型ユニットが使ってありました。SP端子は元々空いていた穴に取り付けていました。

眠ってしまったDAT機

2023年09月17日 | ピュアオーディオ

DATの音の良さに気付いて4~5台の機器を集めました。現在2台のDAT機を所有していますが、完全に眠ってしまいました。


4セットのシステムのお守りでもCDとMDとFMチューナーの3種類が精々お守りできる範囲で、DATまでは手が回らない。音楽部屋のシステムに組み込んでいるので、一応電源だけは入れているが、ソースを再生して聴く事が殆どない状況。「お守り」出来ないのであれば手離すしかないのかな?

眠った原因は「使い勝手」の悪さだと思う。CDやMDの様に一発選曲が難しい事と、テープの保存が大変な事である。チョッと油断するとテープがDAT機内で絡みついてしまう。