今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

中国の車両埋設は死体の隠蔽か?

2011-07-29 16:09:09 | 幸福の追求
 23日午前7時に発生した中国の高速鉄道事故で40人の死亡が確認
されている。高架上で停車していた後から追突した。追突した先頭4車
両は、25m下の地面に落下した。その規模からしても、死者数が少な
いような気がする。その翌日には、先頭車両が現場に埋設されてしまっ
た。日本では考えられないことである。埋設の理由は何なのであろうか。
単純に推測すると、その車両に公表以外の死体を入れて、埋設したので
はないか、という疑問を抱くのは野僧だけなのであろうか。
 その後、「私の兄弟が行くえ不明と発表されているのに、帰ってこな
い、どこに行ったのか」、という一部遺族の叫んでいる姿が報道された。
どうも中国は人権を無視する傾向にあるのではなかろうか。天安門事件
の際も、「たとえ10万人が死んでも構わない」、と云った国家主席が
いると報じられたことがある。また、チベット侵略の時も、人権無視で
押し通した経緯がある。
 しかし、これだけマスメディアが発達すると、もはや国民に内密で通
すことは不可能になりつつある。そのことを中国政府は悟らないと、政
権政党や為政者に対する国民の不信を増大させることになるであろう。
 これは野僧の考え過ぎなのかもしれない。しかし、中国国民ばかりで
なく世界中が注視していることを忘れるべきではない。中国はすべてを
公表すべきであると考える。犠牲者のご冥福を祈るのみである。

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