福島第一原発、今後の重大問題！

　福島第一原発事故は、現在も進行中である。一部完了したかのように
報道されなくなった部分を含め、大問題を列挙してみよう。

①汚染水の浄化は６３％と公表されているが、本当であろうか。水素爆
　発等によって汚染水は瓦礫やコンクリ－トなどの破片などによって濁
　った状態にあるのは確実と思われる。したがって、浄化装置のフィル
　タ－などが目ずマリして浄化装置が思い通り作用していない状態では
　ないかと推測される。それなのに、汚染水処理問題はすべて解決した
　かのようにマスコミが取り上げないのは問題である。

②現在は台風の真っ盛りである。原発地区が集中豪雨などに襲われると、
　汚染水があふれ出す可能性が大きい。海に出れば、魚介類が汚染され
　ることになる。国民の健康問題が浮上してくるであろう。と同時に、
　漁民が出漁できなくなる可能性が出てくるかも知れない。漁民の生活
　と生きがい、すなわち漁民の生存権をを失わせる結果だけは避けなけ
　ればならない。しかし、それを避ける方法がないのが実情であろう。

③原子炉の格納容器などの水漏れが完全に修復されたとは思えない。し
　たがって建屋の中や地下などにたまった汚染水を浄化中ということで
　あろう。外部からの注水は現在も継続中のはずである。注水を止めれ
　ば、収納容器ごと爆発するだろう。もしもそうなれば、日本のどこに
　も避難する場所はなくなるだろう。経済的な事情より、国民を守るこ
　とを第一に考える時期にきているのではなかろうか。

④現在、建屋を覆う作業をしている最中である。しかし、巨大台風が来
　れば、そのカバ－ではもたないはずである。吹き飛ばされる可能性が
　高い。

⑤大きな地震（余震）が起きた場合、大爆発を起こす可能性がある。

⑥大津波に再び襲われれば、大爆発を起こす可能性がある。

⑦大竜巻に襲われれば、大爆発を起こす可能性がある。

⑧落雷に遭えば、大爆発を起こす可能性がある。

⑨現在、使用済み核燃料棒だけでも約５０００本あるといわれている。そ
　れらが全て爆発すれば、チェルノブイリを超える事故になるだろう。

　経産省や東電ばかりでなく、内閣全体が真剣に取り組まなければ取り返
しのつかない状態となるだろう。