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岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

12月23日 インド仏教僧・ボディ・ダルマさんと久しぶりにお会いしました

2009-12-23 | おにき日記




 インドでヒンズー教から仏教への改宗を進めるボディ・ダルマさんとの出会いは、もう15年近く前になります。ボディさんご自身は、改宗ではなく回帰という言葉を使われていますが、年に2~3ヶ月、曹源寺での修行をしながら、南インドでの改宗活動を精力的に展開されています。禅塾も建設し、子どもたちを受け入れ、育てています。
 インドのカースト制度のもとで不可触民(ダリット)として虐げられてきた人々を解放するために、1956年、アンベードカル博士が50万人の人たちと仏教への集団改宗を行ったことが、全インドで広がる改宗運動の原点です。
 改宗運動の中心地ナグプールがボディさんの出身地。私もボディさんの案内で、10年余り前にナグプールを訪れたことがあり、ナグプールの皆さんが温かく受け入れてくださった感動は、今も鮮やかに甦ります。
 ナグプールには、岡山・ナグプール連帯の会の活動により、地域の方の活動の場にと土地を購入し、センターが建てられました。今日、ボディさんが写真を見せてくださり、その後、2Fを増築したこと、幼稚園として機能しているご様子を聞かせていただきました。

  

 流暢な日本語での説得力あるお話はいつも私を魅了します。信念に基づいた精力的な取り組みに裏打ちされているからだと思います。& 茶目っ気たっぷりで、憎めないボディさん。被差別解放とは何か。これからも、ボディさんとつながっていきたいと改めて思いました。




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12月22日 11月議会閉会/美味しい韓国家庭料理

2009-12-22 | おにき日記


 11月議会閉会日。議案、陳情、意見書などの賛否で、公明党・共産党、ゆうあい・市民ネット・共産党、共産党単独、市民ネット単独、いろんな組み合わせのバリエーションで立ったり座ったり。
 市民ネット単独で反対したのは、30年時限立法で切れる電源立地地域対策交付金(水力発電ダム)の恒久的な交付と原発並増額への意見書。何か具体的に課題が残っていての交付金延期・増額ならまだ分かりますが、恒久的に交付というのは、その目的からも、まち作りにおいても、いかがなものかと思います。
 公明党から提案があった「議員の議員報酬などを人事委員会勧告に基づき1.23%引き下げる条例改正案」には反対しました。今、議会のあり方検討委員会で広く議論をしているところで、そこで話し合われることになるからです。
   *        *        *
 今年もいろんな方との嬉しい出会いがありましたが、Kさん(韓国人)もその一人。ランチにご招待を受けました。韓国の家庭料理がたくさん並びました。野菜をいっぱいいただいて、健康的ですよね。Kさんのお料理上手を利用して、何かできないかしら……。子どもに母国語を育むために、とても努力をしてこられたKさん。アイデンティティを育む上でも、言葉はとても大切な要素だと思います。


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12月20日 『解体新書』ー近代医学の再確認/知を智に変えて

2009-12-20 | いのち・人権


 東京での部落史フィールドワークのなかで、南千住回向院にあるレリーフ「観臓記念碑」も見に行きました。写真がないのがすごく残念ですが、杉田玄白による『解体新書』(『ターヘル・アナトミア』翻訳)出版にあたって欠かせない場所で、このレリーフは、1771(明和8)年にここで行われた刑死者の腑分け(解剖)を、杉田玄白・前野良沢・中川淳庵らが見学したことを記念するものです。
 『ターヘル・アナトミア』に載っている人体解剖図が正確かどうかを、腑分けに参加して確認したものですが、このとき執刀にあたったのが、被差別民であり、90歳の老人でした。彼は、医者が行ったことのない解剖を行い、その上で、心臓、肝臓、腎臓、胆嚢、胃などを正確に切り分けて名前を述べて示し、さらにその他の血管や筋など複数の器官についても「これらの名前は分からないが、どの人体内部も必ずこのようになっている」と語っています。執刀した「虎松の祖父」は、系統だった人体解剖技術を持っており、しかも主要な臓器の名前・位置まで知悉しており、この知識が、杉田玄白らがまだ十分に知らなかった西洋医学の基礎知識と完全に一致していたのです。
 説明してくださった浦本さん(東京解放研究所)が、「近代医学発祥の地だと言われるが、すでにそれだけの知識・技術を被差別の人が持っていたので、〈再確認〉したところとすべき。本来、この肝臓記念碑にこのことが触れられるべきであるが、まったく触れられていない」と。
 杉田玄白は、『蘭学事始』のなかで、「虎松の祖父」のことを「すこやかなる老者なりき」と、深い感動と敬意をもって書き残しています。被差別民が暮らしのなかで果たしてきた役割、歴史を正しく知ろうとするとき、「虎松の祖父」のことは欠かせませんが、その現場に立ったのは初めてで、感慨深かったです。ともに参加をした方から、「知を智にかえて、行動を」と私を励ましてくださいました。
   *        *        *
 岡山に帰ったら、とても冷え込む夜にびっくり。夫がゆず風呂と湯たんぽを用意してくれていました

 
 

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12月19日 石井昭男・明石書店社長と

2009-12-19 | おにき日記


 明日の部落史フィールドワークに備え、土曜日に東京入り。お久しぶりに明石書店の石井社長とお会いしました。人権問題を学ぶために、私は若い頃から、「明石書店」の書籍に親しんできました。私の石井さんの印象は、ご自身を語ることを原点に、ずばっずばっと差別問題の本質を心に投げてこられる方
 その石井さんが、昨年(2008年)、3000点を数える日本やアジア各地域の差別や貧困など人権問題に関する今日までの出版活動が評価され、「ラモン・マグサイサイ賞」 を受賞されました。ラモン・マグサイサイ賞は「アジアのノーベル賞」といわれ、フィリピンのラモン・マグサイサイ賞財団によってアジアで社会貢献に功績のあった個人、団体に贈られるもの。そういえば、フィリピン大好きな私は明石書店のフィリピン関係書籍も読ませていただきました
 出版活動だけでなく、子どものシェルターや里親活動などにも深く関わっておられます。写真をご一緒できなかったのが残念


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12月18日 岡山市が、「平和市長会議」に加盟をしました

2009-12-18 | 平和




 待っていました~。菊地農園(愛媛県)から減農薬栽培のキウイフルーツが届きました。甘みと酸味のバランス絶妙。ジューシー&しっかりとした味わいです。天然にがり(海から取れるミネラル分)を土壌灌水と葉面散布を合わせて散布したので、味わいがいいのだと。大切に育てておられる話を聞いていたので、菊地さんの愛情が伝わってきます
   *        *        *
 さて、昨日のブログに書いた〈嬉しかったこと〉は、すでに新聞で報道されていますが、岡山市の「平和市長会議」への加盟です。広島市長が会長の平和市長会議は、核兵器のない平和な社会の実現を目指しており、134カ国3396都市(うち国内479自治体)が加盟しています。オバマ大統領の「核なき世界を目指す」としたプラハ宣言をはずみに、自治体の加盟が急増しています
 実は、広島市、長崎市からの働きかけの他、10月21日に市民団体「Yes! キャンペーン」が全国キャラバンのなかで岡山市を訪問。平和市長会議の加盟とともに、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への署名を呼びかけました。まだかまだかと待っていましたから、朗報です
 この議定書は、2020年までに、核兵器廃絶に向け各国政府等が遵守すべきプロセスなどを定めたもので、核兵器廃絶にむけて、この議定書が来年のNPT再検討会議で採択されるか否かがとても重要なのです。岡山市はこの議定書にもサイン
 時代は変わるものだと、実感しています。来年のNPT再検討会議を具体化の一歩にと

 〈ももっち〉たちがしている、キャンドル・ナイト。協力してくださっているお店にいきました。猫が気持ちよさそうです。キャンドル・ナイト・キャンペーンは20日までです




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