岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

9月15日 9月議会、私の個人質問日でした

2022-09-15 | おにき日記
 
 私の個人質問日でした。
 コロナ配慮で、質問時間は15分間と短くなったため、項目は2つです。
 1.御津産業廃棄物最終処分場について
 2.個人情報保護について
 ここでは、まず、御津産業廃棄物最終処分場について。
 御津虎倉に建設をされている管理型産業廃棄物最終処分場が、住民の皆さんによる反対の裁判が続いているなかで、10月には稼働をするのではという話を聞いて、びっくり‼️
 初めの写真で、私が持っているのは、山間に遠くから臨んだ西日本最大級の処分場です。市議会では反対の陳情が採択をされた経緯もあります。
 処分場の安全性について聞きたいことは、「裁判中であるために答弁を控えさせていただきます」と。議会の場で議員として質問をしているので、答えていただきたいです。
 •計画では、稼働を始めて埋立地が産廃でいっぱいになるまで20年間。その後、廃止になるまでは、それから10年間という処分場です。もっと長くかかるかもしれません。
 地元住民の皆さんは、これまで20年間余り反対をしてこられ、廃止まで、これから30年間は必要。その先も心配はつきません。
 私自身、今回の質問でも安全性への心配は拭えませんでした。
 これまでの皆さんの労苦、これからの心痛に、市長は何某かの言葉があってもいいかと促しましたが、安心安全な施設になることが何よりも重要で法律に基づいて手続き、確認をしている等々。残念ながら、住民への言葉はありませんでした。
 •稼働後の安全性の担保についての質問もしました。水や排気ガスについて、常時、どんな状態なのかを見えるようにしてほしい。河川の水質検査を岡山市自身でもしてほしいなど。
 岡山市には、これから30年以上にわたり、許可をした責任があります。答弁の内容だけでは不十分なので、これからも確認をしていきたいです。
 災害が起きたときの対応は、災害マニュアルへの記載を早急に検討するということです。内容は確認をします。
 
 ✳︎質問に使ったパネルの説明は、パネルのところに入れています。
 
 
【産業廃棄物の全国の最終処分量の推移です。

この処分場の話が持ち上がったのは2001年です。
住民が業者に起こした建設差止訴訟は、高裁で最終処分場と焼却炉の建設差止を命じる判決が出され、2015年に最高裁で確定しました。いったんは住民側が勝利。その後、事業者が差止判決の内容から計画見直しを行ったことを受け、岡山市は2009年に行った許可を、職権消除。事業者が出した変更届を2017年に再び許可しました。

処分量が計画当初より1/4になっていることを、再び許可をした時に加味したのか? という再質問をしました。

私が尋ねたことには直接答えず、焼却施設や破砕施設という中間施設を用する複合施設なので、収益に影響を及ぼすのかどうかは判断が難しいと答弁。

これは加味していないとも聞き取れます。廃止になるまで経営が成り立つかどうかも、許可にあたっての重要な判断材料です。もっと質問をしたかったのですが、時間がありませんでした。実は、裁判中なので、答弁を差し控えられるかと思っていました。】
 
 
 
 
【岡山市内には、当該処分場も含めて、産業廃棄物最終処分場が10あります。そのうち5つがピンクの○の御津のなかにあります。そのうち4つが北部、高速道路インターチェンジからつながる吉備新線があるからだと思います。
これ以上、このエリアに処分場が増えていいのか。環境を守るために、自然公園でも水源条例でもつくって、このエリアにこれ以上、処分場を増やさないという市の姿勢を示すことが求められるのではないか。環境をこれ以上に汚染させてもいいのかと質問。
処分場の位置を制限することはできない。安全安心の施設であることが重要であるとの答弁。
何かいい知恵はないのか。アドバイスをお願いします。】
コメント
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