「キミのSOS 〜 子どもから大人にお願いしたいこと 〜」@ぐるーん岡山。
〝悠々ホルン〟(シンガーソングライター)さんをお招きしての、ライブ&トークに参加をしました。
ご自身も不登校や自殺未遂などを経験したホルンさん。
「学校行かなくても、生きていれば取り返せる」。子どもたちと向き合いながら、子どものシンドサを歌にして、YouTubeでも発信。子どもたちから、8000通の手紙やメッセージなどが届いているそうです。
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ホルンさんからのメッセージ。
・人が怖くなる経験、人が信じられなくなる経験をしてきた子は、人にかかわることに慎重になります。
・その子はある意味、人=自分を傷つける危険なもの、人=簡単に信じてはいけないもの。という風に学んだのでしょう。
・何かつらい学びをせざるを得なかった子が、これから生きていくにあたって、まわりの大人が何をできるのか。
・辛いことばかりではないんだよ。なかには信頼できる人がいるよ。……。実際に体験をして、学びの上書き経験ができるように、大人の方にお願いできたらと思います。
・どんな体験かというと。
①ホッと安心できる体験
②自分に関心をもってもらえる体験
③人から必要とされる体験
④こんな大人になりたいなと思える体験
・そして、大人にお願いしたいことは、柔軟であることです。アップデートをすること。
・生きることに絶望している子には、「話を聴いてあげる」、「相談相手になる」がすべてではない。誰かにとっての「今日しなない理由」になることです。
・(それは、私にとってはどんなことなんでしょう。先ほどの4つの体験はヒントですね)。
・ホルンさんは、ご自身の高校時代の軽音楽を通じての先輩をあげられ、その時は自覚はなかったが、振り返ると、自分にとっての大切な人であったと。
・学校を卒業したその先の人生においても、寄り添ってもらえた記憶が本人を支えていくかもしれません。
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ステキなメッセージは書ききれません。
ホルンさんの誠実で飾らないメッセージと音楽。若い皆さんたちが、心を寄せて、明日への希望をもつのでしょう。
優しい時間が流れるなかで、自分の頑なさを自覚し、わたし自身もアップデート、常に上書きが大切なこと。誰かにとっての「今日しなない理由」になること。大きな宿題をいただきました。
ホルンさんとの時間で、今から30年前、「鬼木さんは、私を利用しない人だと思った」と言われて、「そんなことを思いながら、暮らしている若者もいるのだ」と、ギョッとしたことを思い出しました。
ホルンさん。ありがとうございました。また、岡山にいらしてくださいね。