4.23(土)に、映画『かば 〜 西成を生きた教師と生徒ら 〜 』上映会とトークがあります。ぜひ、ご覧になっていただきたいとご案内します。
在日・部落・沖縄。差別とその暮らしのなかで、必死にもがく中学生と家族・地域。そして、子どもたちに心の底から向き合う教員たち。
1985年。大阪の公立中学校に実在した生徒たちと教員のストーリー。とてもリアルで引き込まれていきますが…。
今の私たちにも。新型コロナも含めて閉塞感のある暮らしのなかで、シンドさや生きづらさの根っこは何か、人と向き合うとはどういうことかを、リズミカルな「熱血青春学園ドラマ」を通して問いかけてくれます。
監督は、40代の川本貴弘さん。『ある精肉店のはなし』監督の纐纈(はなぶさ)あやさんなど、私の次の世代の皆さんが「差別」を通して「生」や「私たちの道しるべ」を描きだす力に感心をしています。
4.17は、民団県本部で上映会がありました。参加できませんでしたが、川本監督に会いに行きました。写真の中央の方です。
醸し出すオーラに、たくさんの魂を受け取られてきたんだろうなぁと、ますます当日が楽しみです。
◎ 映画『かば』公式サイト
* 映画『かば〜西成を生きた教師と生徒ら〜』上映とトーク Facebookイベントページ より↓
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2022年4月23日(土)開催
13:30 開場
14:05 『かば』上映(1回目)
16:30 トークライブ(60分)
17:40 『かば』上映(2回目)
20:00 終了
参加費 1,500円(中・高・大学生 1,000円)
(障がいをお持ちの方 800円)
※ドリンク代(500円)が別途必要です。
※予約不要・全席自由席・入替え無し
場所 ブルーブルース
岡山市北区表町3丁目12-12(千日前センタービル2階)
主催 岡山で『かば』を観る会
お問合せ shinya99@do4.enjoy.ne.jp
080-4325-7192 (山本真也)
上映作品紹介
日本映画『かば』(2021年/135分)。1985年の大阪・西成を舞台とした「青春学園ドラマ」でありつつ、民族的ルーツや出生地による差別と偏見の問題を一貫して描いた骨太な傑作。当時の教師や生徒たちから聞き取った実際のエピソードやセリフは生々しく、迫力に満ちている。作品中では直接的な差別用語も飛び出し、被差別地域が特定されかねない場面もある。よって本作はソフト化・配信などを行わず、監督が同行する自主上映で全国に広がっている。
トークライブ
テーマ「在日、部落、沖縄〜差別を見逃さない生き様」
ゲスト 李 信恵 & 川本貴弘
ゲストプロフィール
李 信恵(り・しね)
1971年生まれ。東大阪市出身の在日朝鮮人2.5世。大学在学中から記者としての執筆活動を始める。近年はヘイトデモに反対する中で、インターネット上で殺害予告など脅迫や差別を受けたが、裁判を闘い勝訴。現在も「解放新聞」など様々なメディアでの連載を続けながら、日本国内の差別問題、「日本軍」慰安婦問題、教育問題等に取り組んでいる。
川本 貴弘(かわもと たかひろ)
映画『かば』制作総指揮・原作・脚本・監督。1973年京都市生まれ。映画制作を独学し商業ディレクターとして活動した後、2012年に自身初の長編映画「傘の下」を公開。2014年に『かば』製作に着手。7年以上の年月を経て完成させ高い評価を得る。「人と人が向き合い理解する大切さ」を描くこの作品は、未来を変える力があると信じ、全国で上映会や講演を行なっている。
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