岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
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8月30日 保健福祉委員会 & 島村敏明展へ & 災害支援ネットワーク岡山のミーティング

2018-08-30 | インポート


 今日は9月議会前の各常任委員会でした。私は保健福祉委員会です。どの委員会でも、7月豪雨災害の状況と対応について報告がありました。そして、第6次総合計画前期中期計画などの中間評価が出されました。概ね順調、8割の指標が上昇・改善傾向ですが、市民の実感は果たしてどうでしょうか。
 保健福祉委員会は、保健福祉局と岡山っこ育成局とに分かれています。

 保健福祉局では、障がい者・生活困窮者・生活保護・難病・高齢者の被災確認状況が報告されました。
 また、福祉避難所が7/6~8/16に開設され、127人の避難受け入れ(倉敷・総社からの受け入れもあり)をしています。ニーズがある方全員の調整ができたということです。一般避難所を経由して福祉避難所という流れが基本となっていますが、要介護5で自宅で過ごされている場合など、一般の避難所を介さずにすぐ福祉避難所につながる仕組みも必要だと思います。
 罹災証明書は3,550件申請があり、8/17時点で3,478件の交付をしているということです。罹災証明書がないと様々な支援を受けることができません。質疑を聞いていて、罹災証明の判定の仕方には整理すべきことがあると感じました。
 福祉避難所にしても、罹災証明書にしても、今回はじめて知った方がいらっしゃったと思います。その役割や仕組みを多くの市民の皆さんが理解しておく必要があります。

 岡山っこ育成局では、まず、被災した放課後児童クラブや保育園・幼稚園についての報告がありました。大きな被害としては、2保育園、1幼稚園、1放課後児童クラブがありました。
 岡山市では、特別警報・暴風警報・大雪警報・暴風雪警報が出されているときは、小中学校・幼稚園は臨時休校となり開けませんが、保育園にはそういう規定はありません。働いている保護者から預かってほしいという要望があります。しかしながら、その園自体が危険な場合はどうするのか。今回、避難指示がでていた地域において保育園と担当課の協議の上で開けていましたが、質疑のなかで、子どもの安心・安全のために、開けない勇気もいるという答弁がありました。
 被害が大きかった上道地域では、民間と岡山市と2箇所において、子どもの居場所が開設されました。遊び場を確保して心身のケアをするとともに、片付け等に追われる保護者の負担軽減を図るためです。災害においては、こうした居場所づくりも防災計画のなかに入れていく必要があります。
 第6次総合計画前期中期計画の2016年評価で、「子育て支援・児童福祉の充実に対する満足度」が、2015年に16.7%、2017年が13.9%と下がっていました。2020年の目標値は30%です。目標自体の設定も高くはありませんが、岡山市の政策がこれでいいのかが問われていると思います。
 なお、幼児教育・保育の無償化による影響をみるために、岡山市は保護者アンケートを行いました。今の1歳児が3歳児・4歳児になったときにどういう選択をするのかというアンケートです。現在の3歳児では家庭保育等をしている家庭は1,784人(27.9%。うち約300人は認可外保育所等)ですが、2年後の3歳児の動向は159人(2.6%)でした。多くは保育園・幼稚園に入園希望で、3歳児受皿整備をする必要があることが浮き彫りになりました。

 保健福祉委員会のあと、島村敏明展 painting works「sameness」にいきました。会期中にいけるのはこの15分だけでした。わずかな時間だったけど、行ってよかった。彼の絵は落ち着くのです。
 at pieni deux(岡山市北区出石町1-4-6)で、9月2日(日、12時~18時)までしています。

 そして、災害支援ネットワーク岡山のミーティングに。支援状況が少しずつ変化してきています。この週末からの9月いっぱいの予定で、岡山市で被災した高齢者等へのニーズ調査に岡山市からの委託で岡山NPOセンターが入ります。私はとても期待しています。




 

 

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