岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

12月13日 若者たち自身による「STOP!こどもの貧困!! 岡山ユースミーティング」 & NPO法人ポケットサポート設立記念パーティ

2015-12-13 | おにき日記





 アツい日曜日でした。
 はじまりは、「STOP!こどもの貧困‼︎ 岡山ユースミーティング」。高校生・大学生の若者たちを中心に、子どもの貧困対策を自治体に具体的に提言をし、求める活動です。
 私は母子家庭、4人きょうだいの一番上でした。母が赤ちゃんを家であずかりながら、私たちを育ててくれました。学校から帰ると、オシメを干したり、哺乳瓶でミルクをあげたりの毎日。母は凛としていて、私自身もシンドイって思ったことはなかったけど、言葉をのみこんで自分なりに頑張ってきた面も振り返るとありました。母もだっただろうなぁ。
 でも、今回の主催者の若者たちは、当事者の彼ら自身が、それを言葉にし、周りに伝え、勉強もし、社会的にのりこえようと提案をする。辛い体験を大きな場で子どもたちに言葉にさせないと施策が前に進まないというのは、大人としては申し訳ないばかりですが、同じ年代の頃の私には考えられない、私からみればまぶしいばかりでした。会場も若者たちでいっぱいでした。
 私の頃と今は時代や課題は異なっているのですが、ミーティグ内のいろんな言葉に自分を思わず重ねていました。そして、意識して見ないと見えない、現在の子どもの厳しさを教えていただきました。超党派で議員も参加していましたので、しっかりと受け止め、施策を前進させたいです。

 クスッと思い出しておかしかったのは、ある支援団体が、自分のスペースがないと勉強できないと、子どもの机を用意していると言われたこと。私の母は、4人の子どもに机を一つずつ用意をしてくれ、部屋の端に4つ並べていました。唯一のプライベートスペースですね。私は早起きをして、マイオンリータイムを楽しんでいました。



 夜は、「病気の子どもたちの未来を支える!~NPO法人ポケットサポート設立記念パーティ」でした。私は一番の新参者なのですが、会場に入ったとたん、大きな家族のような温かな空気にほっとしました。
 ポケットとは空白ということ。早く退院を求める今の医療で、自宅療養の子どもが増え、院内学級にもいけず、地元の学校にもいけず、ポケット状態の子どもが増えているということ。代表の三好祐也さん(写真)は、ご自身の当事者としての体験をもとに、お兄さん的存在で学習サポートなどをしておられます。そしてそれを支える関係者の皆さん。
 関係者の重鎮の方に、「鬼木さん。子どもに大切なのは、遊ぶことと、学ぶこと。今必要なのは、院外院内学級です」と一言。学びつつ、手をとりあっていきたいです。

 この日は、敬愛する石田米子さん(岡山大学名誉教授)の傘寿のお祝い会をしたり、避難者の皆さんを中心とする忘年会があったりと、よく学び、よく食べ、よく語り合った1日でした。そして、明日の委員会の準備や原稿書き。がんばらねば。




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