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岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

2月12日 京都市に視察にいきました

2009-02-12 | おにき日記



 京都市役所はレトロでした。建築されてから80年間、ずっと現役の市役所。市役所前の広場はフリマに利用されるのだとか。“ゴミ”視察への期待が持てますね。
 京都市は2006年10月からゴミ有料化スタート。その目的を「地球温暖化」・「循環型社会」の実現のためと明確に位置づけています。だから、分別・リサイクルではなく、ゴミそのものを減らすこと。雑紙に回したから、燃やすゴミが減ったというのではなく、総量として減らす。ゴミをできるだけ出さない、そしてゴミは出たところ(スーパー、電気店など)に返す。スローガンでいうのではなく、業者もまきこんできめ細かい事業を展開しています。プラスチックを燃やすと温室効果ガスにカウントされるので、容器包装プラスチックのリサイクルを行い、そこに収益9億円のうち4億円が使われています。家庭ゴミの40%を占める生ゴミ・リサイクルではモデル事業を展開中。そして……、京都市は政令市のなかで一番ゴミの量が少ないということです。
 2008年からは“まごころ収集”(ごみ収集福祉サービス)をスタートさせ、高齢者やしょう害のあるなどの生活支援の一つとして、自宅の玄関先までいって、ゴミを週に一度、回収しています。9割以上が単身高齢者。細い道の多い京都市内を軽トラが走っているそうです。美的にも京都のシステムのなかでは費用的にも問題がなかったとのこと。監視カメラは不法投棄対策に非常に有効であるそうです。


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 写真は京都駅から徒歩7~8分、柳原銀行記念資料館。またまたレトロ。1899(明治32)に設立された被差別内にあった唯一の銀行で、町内の人が出資しました。差別のために資金を得られなかった町内の皮革業者に融資をして、産業の育成・振興に大きく貢献。その利子は地元の小学校の運営資金や道路建設資金など差別克服に向けて使われました。その志と営みは全国創立へと受け継がれていきます。コミュニティセンター(元隣保館)の事業で、NPO法人による運営。
 春祭りに繰り出される写真の船鉾は、この地区の歴史を今に受け継ぎ、まちづくりに生かされているものです。歴史が生かされるまちづくりをしていきたいものですね。

 

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