赤岩明さん(和気町議会議員)が1月30日に亡くなられ、今日、葬儀がありました。赤岩さんとはじめて会ったのはもう26~27年前。私が学生のときでした。その時、彼はたぶん裁判中だったと思いますが、なぜかパリッとしたスーツを着ておられ、向かい合って話を聞く私に、世界情勢を滔々と懸命に話され、「いったいこの人はなんだ?」と思ったのをよく覚えています(最近はつなぎ姿が多く、スーツ姿をみることはほとんどないのですが)。
以来、いろんなことでお世話になり、私が市議に挑戦すると決めてからは、「どこにいるんだ?空いているなら来いや」、「必ず顔を出せよ」、と心配してよく突然電話をくださいました。市議になってからは、「どうなっているんだ」と、気になるトピックごとによく電話をかけてこられ、いろいろと教えてくださいました。最近では、11月議会の農業振興ビジョン。皆さんが言われるように、世話見がいいというか、信念が通っているというか。
家の裏山で木を切っているときに、木が倒れてきて、首を直撃して即死。愛犬がウロウロして隣の家の方に教えたのだそうです。赤岩さんの死を聞いたときには、あんまりにも信じられなくて言葉が出ませんでした。
お葬式は多くの方でいっぱい。和気町在の私の友人が、このホールでこんなに人が大勢なのは初めてみたと言ってました。また、「赤岩さんは、子どものことを一生懸命がんばってきたから、学校で勉強中だけど、子どもたちを1時間の葬儀に参加させてくれたらよかったのにね」と。お母さんたちからそんな言葉が自然にでて、赤岩さんの普段の様子が目に浮かぶようでした。そういえば道で会う子どもたちに、「お兄ちゃんと呼ぶように」と無理な注文をつけていました(^^)。農業、環境、人権、福祉と地域に根ざして一生懸命してこられたことが、弔辞からもしっかり伺えました。
「おにきー」と、携帯電話が突然かかってきて、赤岩さんの声が聞こえてきそうです。感謝。そして、がんばりますね。