考えないヒント―アイデアはこうして生まれる小山 薫堂幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
この本、いろんな共感ポイントがあったので、再度取り上げます。
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一つのことだけやっていると、その世界の枠組みの中でのアイディアしか思い浮かばない。
なので、いろいろ複数のことをやる、考える、ことが大切。
いろんなチャネル、世界、興味、人脈を持っていることで、違うものが結びつくことで、新しいものが生まれる。
アイディアの化学反応が起こる。
アイディアは、人そのもの。
なので、広く浅く、いろんなところに首を突っ込んで、多種多様な人と会うこと。
いつも第三者の目線で面白いものを探していたい。
一番の理想は旅人のような生活。
一つのところに根を張りたくない。
アイディアがそこで固まってしまう。
不安定だけど、落ち着かないほうがいい。
座り心地のいい椅子に座ると、どっしりしてしまい、筋肉を使わなくなる。
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小山さんのこの話、とっても共感しちゃいます。
どれだけできているかは別として、僕もほんと、ずっと前からそう思って暮らしています。
どっぷりつかるのはいや。
固定された頭で考えていると、何かが見えなくなる。
新たな、自由な、フレキシブルな、発想や判断ができなくなる。
この年齢の人だから、多分こういう考えだろう。
この会社の人だから、こういう人に違いない。
営業マンだから、こんなことは当たり前。
都会に住んでいるから、こうなんじゃないか。
この学校出たのなら、こういう人だよね。
家庭があるのなら、こういう生活なはず。
スポーツが趣味だったら、これも好きなはず。
単純にこういう発想をしたくない。
すべてのこういうことに、あまりあてはまりたくない。
いい意味で期待や予想を裏切りたい。
帰属したくない。
群れたくない。
自分は自分。
疑ってみる。
反対から見る。(加藤一二三流?)
違うものをつなげてみる。
相手の立場、人の立場で考えてみる。
好きだったドリフの「もしも○○だったら」コーナーってあったけど、
あれですね。
もし、自分が10代で、高校生だったら、この商品について、どう思うだろうか?
もしも、自分が若い女性だったら、このレストランに来るだろうか?
もしも、自分がいっぱいお金があったら、この車欲しいだろうか?
もし、自分が経営者だったら、こういう判断をするだろうか?
○○の立場だったら、どう捉えるのか、どう感じるのか。
極力、頭の中で、シミュレーションしてみる。考え抜いてみる。
新たな視点。違う角度の見方。新発見。
昔、設定ごっこ、したことあります。
(くだらない遊びではあるけど、ある意味トレーニング。
タモリも昔仲間とよくやったって、聞いたことあるけど。)
何かの設定をして、それになりきって、できるだけ想像力を働かす遊び。
例えば、誰かと飲む時。
今日は、中学の教員になって、いじめについて真面目に話し合っている、同僚、という設定。
と決めたら、完全になりきって、話しをする。
(まわりに聞こえるように。)
『nanapon先生、そっちのクラスはまだいいけど、うちのクラスはねえ、
あの鈴木ってやつ、知ってます?あいつはね、悪い奴じゃないんだけど、やっぱり、父親がいろいろあってね。』
『鈴木って、背の高い緑町の奴ですよね?やっぱり家庭の問題があるんですか。』
『いつもイライラしている感じで、成績も前から見たらかなり下がってきてるしね。』
なんて、やるわけですね。
想像力が豊かでないと、会話が進まない。
これは酔っ払った方がうまくいく。
こんなにまで膨らんだ会話ができちゃって、すごいな、俺たち、みたいなことになれば最高。
そして、ここに、聞いていたまわりの人が絡んできたら、さらに盛り上がる。
もうひとつ、カニングアウトってほどでもないけど、
昔、本当に馬鹿なことしました。(あー恥ずかしい!!)
ほんと、若い頃、大学の頃かな、
仲間と、『はとバスって、乗ったことない、一度乗りたいね。』
ってことになって、希望者多数、皆で乗ることになった。
普通に大勢で乗っても面白くないので、
《青森から出てきた青年団の東京見物。》という設定にした。
いわゆる、田舎っぺツアー。
もっと細かい、設定、
下北の脇野沢村の青年団で、誰が団長、とか、昨夜の○時発の夜行で来た、とか、今夜はどこに泊まる、とか、
細かい設定も全部決めて、
仲間20人は、はとバスに乗った。
当然、ファッション、持ち物、言葉使い、などなど、
各自の想像力の勝負。
ハンテン、とか、綿入れ、とか、おじいちゃんから昔の背広借りてきたやつ、とか、各自思い思いのアイディア満載で。
当然、方言は勉強して。
これも、
もしも自分が田舎っぺで、はとバスに乗ったとしたら、
って、あのシリーズの発想の実践です。
こんなことをしたりしてると、知らないうちにアイディアの化学反応が起こるのだ、と、いまだに信じています。
このエントリー記事…実に耳が痛いですが、小生の携わる現業とも関連性があるので、ブログウォッチングという趣味をしながら、実益を兼ねた気がしています。
小生も読んでみる価値ありの本かもしれません。
嬉しい悲鳴なのでしょうけど、読みたい&読まなくてはいけない本…たくさんできました。
でも、言葉は力…です。金八先生もそうおっしゃっています。
読めば読むほど、力になると信じます。
(いやぁ~読書がだんだん面白くなってきました。nanaponさんに、本当に感謝ですね。)
>嬉しい悲鳴なのでしょうけど、読みたい&読まなくてはいけない本…たくさんできました。
はい、僕も同じで、読みかけ、買ってあって読みたい本、山積みです。困ってます。
一ヶ月くらい休みとって、読破したい気持ちです。
>いやぁ~読書がだんだん面白くなってきました。
これもブログ効果なんですかね?
本屋行っても、買いたい本がたくさんありすぎて、やばいです。
時に声を出して読んでみるのですが。
物事は、いろんな形で頭の中に入ってきますよね。
nanaponさんのブログも読んでいて、
とても勉強になりましたよ。
本って、読み出すと、次々!って
読みたくなりますよね。
コメント、ありがとうございました。
>覚えたい事がのっていたりする本って、時に声を出して読んでみるのですが。物事は、いろんな形で頭の中に入ってきますよね。
へー、声出して読む。
すごい、僕はしたことないですよ。
確かにその方が頭に入りますよね。ふーむ。
>nanaponさんのブログも読んでいて、とても勉強になりましたよ。
ありがとうございます。そう言われるとうれしいです。
>本って、読み出すと、次々!って読みたくなりますよね。
はい、もう時間なくて、意欲満々で、調整つかずに。
本もストレスも溜まる、みたいな。