卒業の季節なのに・・・その２

見事昇級を果たした片上五段のブログ、こんな記事を書いています。

以前も書いていますし、組織の中にいる棋士として、書きにくいと思いますが、しっかりと自らの意見を書いています。
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「女流棋士全員に二者択一を迫るということは、彼女たちを二分させようとすることに他ならない」と私は思います。同じ心配をされている棋士・女流棋士も多いようです。意図がどこにあるか釈然としませんが、大分裂だけは将棋界全体として避けるべきことと思います。

以前女流棋士のことについて書いてからはだいぶ状況は変化していますが、基本的に独立を応援する気持ちは変わりません。何よりもそれが、お互いの発展にとってより良い形だと考えるからです。そのためのプロセスにおいて、おや？と思うようなことはもちろんいくつかありましたが、大きな目標に向かって努力している委員会の方々の態度には好感が持てます。

将棋ファンにとっても女流棋界の発展は望むところだと思いますので、なんとか頑張って良い形で新法人が立ち上がってほしいと願うばかりです。
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全く同感です。
連盟内部の棋士としてはとっても勇気のある発言だと思います。

女流棋士新法人設立準備委員会ブログ で、下記のコメントがあり、理事会のやり方がおかしいと主張しています。
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①貴連盟と準備委員会との協議の成果（３回にわたる正式協議で円満合意を積み重ねてきたこと）を踏みにじる信義則違反の行為であり
②女流棋士会総会決議に基いた準備委員会の団体自治権を侵害するもの
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しかし米長会長のＨＰでは、
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しかし12月1日の独立のための準備委員会設置まで、私を含めた理事は誰一人として相談されたことはありません。いきなり12月1日の夕方に女流棋士総会の決議を聞かされた次第です。
その後も相談も何もなく、将棋指しの常識では全く何も知らなかったとお答えするよりありません。法律的にはどうかは私にはわかりません。
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と言っています。
ここのところが明らかにギャップがありますね。

言った言わない、報告した、報告がない、ということかもしれませんが、
１２月１日の棋士総会の決議にしても、聞いた時点でおかしいと思ったのであれば、それは認めない、と言えばよかったのではと思います。
なんで相談もなく、そんなこと決めてしまうのか、ってその時点で言わなかったのは何故なんでしょう？
その後の３回にわたる正式協議にしても、今更それは聞いてない、知らなかった、認められない、というのでなく、その時点で、おかしいことはおかしい、ここは違うんじゃないか、と言うべきだったのではないでしょうか。

その都度都度での修正であれば、準備委員会側にしても、一緒に議論、検討したのでしょうけど、これだけステップを踏んで進んできた今になって、あれは全部勝手にやったみたいなことで、個人個人に踏み絵させられても、なんだかなあ、って思っちゃいます。

またいろいろ書いてしまいましたが、なんとしてもうまく着地してほしいです。
心からそう願うばかりです。

桜も咲き始めています。

いい卒業の時期を迎えています。

♪仰げば尊し、わが師の恩。♪

別るる後（のち）にも　やよ　忘るな。
身を立て　名をあげ　やよ　励めよ。♪

感謝の気持ちと励ましの心。

将棋ファン一人一人が、素晴らしい卒業式を迎えられるよう、祈っています。

前途が厳しいのは予想されるけど、新たな旅立ちを皆で祝えるよう、期待しています。