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31%
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僕らの頃と違って、昨今の就活、やたら大変なのでしょうけど、せっかく入社できたとしてもそのほぼ3分の1が3年以内に辞めてしまってるという恐ろしい数字です。
『早期離職者』の増加。
苦労して必死で就活して、やっとのことで決まった職場。
企業も学生もお互いお金も労力もかけ、必死に最善を尽くして頑張った結果がこれではあまりにも空しい気がする。
お互いの期待値のギャップ。
最初から歩留りを計算してということであれば仕方ないけど、想像していたのと明らかに違った、ということであればインターン制度を含め何か改善策を考えていかなければいけないのではないだろうか。
どちらも3年ももたずに後悔することになる現実。
何が原因なのでしょうか?どうしたらもっといいマッチングができるんでしょうか?
『「早期離職者」を生む2つの原因』という記事ではこう分析しています。
・入社前の企業のイメージと、実際の仕事内容や労働環境の間の大きなギャップ。
・若い人の忍耐力欠如の問題。
・会社における教育研修の在り方・新入社員の育て方といったところの問題。
・会社において、その人は非常に大切なものだというふうに認識し、大変な選択をして採用した者について精魂込めて育てて行く、という部分が時代と共に薄らいできている。
これは結婚と近い話かもしれないですね。
この記事にも出ているフランスの金言集です。
「人は判断力の欠如で結婚し、忍耐力の欠如で離婚し、記憶力の欠如で再婚する」
判断力と忍耐力、ですか。
でも、会社側の立場で改善、工夫することはいろいろあると思うのだけど、この話で一番思うのは『自分の居場所』という問題。
自分が自分らしく、素の自分をさらけ出せる場所。
自分があてにされたり存在感があったり輝きを放てると思えるような場所。
もちろん職場で居場所が持てればいいわけだけど、家庭でも、趣味でも、仲間でも何でもいいので、小さくてもいいので、自分が自分らしくいられる場所さえ見つけられれば何とかしのげるのだと思う。
ゲームでもネットでもアニメでも何でもいいので自分の居心地のいい小さな場所さえあればどんなに辛いことがあってもどうにかなるのだと思う。
それが見つけられないでいると、昨今続々と起こる暗い事件の加害者のように、悶々として、ストレスが溜まって爆発せざるを得なくなってくるのだろうと思う。
自分の大学時代とかを振り返って考えてみるに、暗い青春時代だった。
楽しく充実していた高校時代と比べて、時代背景もあったけれど自分がいる場所、いてもいい場所だとはなかなか思えない、そんな大学のキャンパスだった。
自分が思い描いていた場所とは違った失望感。
特に勉強したいテーマがあったわけでもない。
何かのサークルをすごくやりたかったわけでもない。
たくさんの学生が楽しそうにキャンパスを歩いているけど、その中に入りこむことができなかった。
ごく近い少数の友人たちと過ごす以外は、気持ちがいつもふわふわしていてどこか落ち着かなかった。
自分の将来を漠然と考えつつ、焦燥感や挫折感の中で何とか居場所を見つけようとしてもがいていた。
大学にはなかなか足が向かなくなって、いろいろなバイトをしてお金溜めてはふらふらと一人旅に出かけていた。
夜行列車、高速バス、ヒッチハイク、ユースホステル、友人宅などを駆使して、貧乏旅行を繰り返し、日本中だけでなく海外も含めて自分の居場所を探してうろついていた。
あの頃、根無し草、デラシネという言葉もあった。
自分が根を張れる場所。
根を張ろうとしても、根が生えない。
スカスカのままで結局ちっとも土と同化できない。
就職したての新社会人もそうだし、家庭の中で発言権のないお父さんもそうだろうし、誰しもホッとできる、癒される、馴染める場所を持てることがとても大切だと思う。
この前高校の先生をしてる友人と話したのだけど、やはり生徒たちは皆大変だと言っていた。
受験を控えて、親の期待やプレッシャーがのしかかる。
勉強もうまく行かず、部活にもなじめずに、自分の居場所を見つけられずに心の病気になる子供も多いらしい。
家庭、学校、会社、地域、友人、など、それぞれの重なり合うコミュニティの中で、皆がうまく自分の居場所を作れるようにするにはどうしたらいいのか。
もっと視野を広げて、とか、忍耐力をつけて、とか、個々の問題はあるにせよ、この課題を解決できるような社会システムをどう作ったらいいのか、ということを身近なところから、足元で簡単にできるようなところから考えていきたいと思っています。(なんか今日は真面目だぞ。。)
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いつも楽しく読んでいます。
今回は、わたしなりに思ったことを書きます。
>・若い人の忍耐力欠如の問題。
一部の若者には当てはまりそうですが、
大半の若者は、今の就活システムで
結構『忍耐力』を使っていると
思うんですよ。
ネットやスマホを駆使しての
就職活動なんて、私の時代では考えられなかったし。
なので、就職した瞬間
『抜け殻』になってしまい、
本来の『忍耐力』も、そこで抜けきってしまうのでは
ないかと・・・・。
まっ、わたしの想像なんですけどねっ。(笑)
PS・まっ、今の上司が、今の若者の就職活動で
やらせてみたら、恐らくは大半が、
途中でドロップアウトするに
違いないと思うくらいに、
はたからみると異様に見える『就活』だなぁ~~~~
と思ったこてくんでした。
>いつも楽しく読んでいます。
いつもありがとうございます。
>一部の若者には当てはまりそうですが、大半の若者は、今の就活システムで結構『忍耐力』を使っていると
思うんですよ。
ほんと、忍耐力もそうだけど、お金も時間もすごく使っているようです。それだけしても全然報われないというのがどうにも空しい気がしてなりません。
>ネットやスマホを駆使しての就職活動なんて、私の時代では考えられなかったし。
今はオープンエントリーと言って、条件のマッチするところに自動的にエントリーできちゃうような仕組みもあるとのことです。
>なので、就職した瞬間『抜け殻』になってしまい、本来の『忍耐力』も、そこで抜けきってしまうのではないかと・・・・。
そういう読みですが。つまりそこで忍耐力使わなければ、3年で31%の離職率がどんどん下がるのではということですね。そうなのかもしれません。
どちらにしてもなにか根本的なところが狂っているのではと思っています。
います。彼(彼女)らの場合は「早い時点でよかった」と
思います。ブラック企業に入った人もいましたし、周囲
が祝福する良い職場(銀行など)でも本人には合わなか
ったということもありします。
数年たつと転職は難しくなりますし、転職後の待遇は
大きく下がります。
もちろん入ったところに長く務めるのが一番ですが、
変わるなら3年以内とも言える気がします。
>数年たつと転職は難しくなりますし、転職後の待遇は
大きく下がります。もちろん入ったところに長く務めるのが一番ですが、変わるなら3年以内とも言える気がします。
そうですね。終身雇用が当たり前の世の中ではないですから、そういう考え方も今の時代筋がいいとも言えますよね。
企業側も学生もそれくらいの軽い気持ちでお見合いしているのであればいいのだけど、そのあたりどうなんでしょう?両者が裏切られた感がそんなにないのならいいのだけど、そこがいまいち読めません。
とりあえず半年で辞めちゃったのでなく、石の上にも3年やってそこで判断して、次のステップに進むなら進むというのは合理的な考え方ですね。
このあたりの考え方、例に挙げた結婚ということともリンクしてくるし、時代とともに変遷しているのでしょう。
拝見してすぐにコメントすればいいのに、
放ってしまいました。
この記事、とってもnanaponさんらしくて、
ちょっと胸に「ジ~ン」と来るものがありました。
それが言いたくて・・・。
すみません、すっかり放置してしまいました。
>拝見してすぐにコメントすればいいのに、放ってしまいました。
僕もです。
>この記事、とってもnanaponさんらしくて、
ちょっと胸に「ジ~ン」と来るものがありました。
それが言いたくて・・・。
ありがとうございます。何のひっかけもなくそんな素直に褒めてくれたりしないssayさんのこのコメント、胸に「ジ~ン」と来てしまいましたよ。
そんなに僕らしい?全然意識してなかったですけどこんな風に昔の自分のこと、正直に語ったりしてなかったかもですね。