今週の週刊将棋、ご本人のブログでもPRされていたので、早速読みました。
マイナビ女子オープンの準決勝。
清水・岩根戦の観戦記です。
タイトルは、
『破った壁の向こう側。』
全体読んでの第一感は、
「書くことが好きなんだなあ。
書いていて楽しくて仕方ない感じ。」がしました。
まあ、毎日のようにブログを書いてるわけなので、当たり前かもしれないけど、書くこと、表現する事について、前々回、前回に比べても、明らかに進化しているように思いました。
(ちょっと偉そうな書き方ですみません。)
これから先、こういう機会が与えられれば与えられるだけ、凄い勢いで進化していくのだろうと思いますし、かなりの可能性を感じています。
今回も、「元奨」の岩根初段について、戦友としての思いを込めて、臨場感たっぷりに書いている。
圧倒的に高い壁として立ちはだかっている清水女流王将に対して、どのように切り崩していくのか。
二人の戦いの様子を描いていく中で、このあたりの表現が印象的だった。
「一瞬、天秤の針は清水に傾いていたのだ。」
「針の傾きを感じながら読みが空を切り、・・・」
「ここで針は清水から岩根に大きく振れ、一度傾いた分その傾きは大きなものとなった。」
「そして、傾いた針を戻さぬよう、一分将棋の岩根は・・・」
「針の振れ幅の大きさと岩根の堅実な差し回しに・・・」
ドラマチックです。
奨励会時代からのいろいろなエピソードを織り交ぜながら、崩した事のない高い壁にぶつかっていく戦友の果敢な姿勢を、とても暖かい視線で描いています。
終局後、今後の展開に向けての応援メッセージもさわやかで清清しい。
書いている方の楽しさが伝わってくるので、思わずこちらまで楽しくなる。
単に指し手の解説に終始するのでなく、本当に遠山四段らしい作品に仕上がっていると思います。
マイナビ女子オープンに関しては、以前、片上五段初観戦記について書きました。
そして、遠山四段については、
親愛なるファニースペース様
遠山雄亮論
遠山四段の名人戦解説
などなど書きました。
shogitygooさんは銀河戦の解説について、下記のように絶賛しています。
「解説は遠山四段が、銀河戦解説デビュー。「まるごと」に出た時もそうだったが、とにかく立て板に水の喋りである。ブログの十倍おしゃべりな感じを想像していただければよいというところだろうか(笑)。」
僕が好きなのは、観戦記も解説もそうなのだけど、
絶えず将棋ファンの目線でものごとを捉えようとしている、
そこの部分を大切にしようとする姿勢です。
書くことに関しては、先ちゃんの後を追うポジションにもなれるだろうし、
解説する事に関しても、木村八段並みの期待値が持てるのではと思います。
棋士としての研鑽ももちろんだけど、
今後の棋界の発展に向けて、
ますます自分らしい貢献をしていって欲しいと思っています。
マイナビ女子オープンの準決勝。
清水・岩根戦の観戦記です。
タイトルは、
『破った壁の向こう側。』
全体読んでの第一感は、
「書くことが好きなんだなあ。
書いていて楽しくて仕方ない感じ。」がしました。
まあ、毎日のようにブログを書いてるわけなので、当たり前かもしれないけど、書くこと、表現する事について、前々回、前回に比べても、明らかに進化しているように思いました。
(ちょっと偉そうな書き方ですみません。)
これから先、こういう機会が与えられれば与えられるだけ、凄い勢いで進化していくのだろうと思いますし、かなりの可能性を感じています。
今回も、「元奨」の岩根初段について、戦友としての思いを込めて、臨場感たっぷりに書いている。
圧倒的に高い壁として立ちはだかっている清水女流王将に対して、どのように切り崩していくのか。
二人の戦いの様子を描いていく中で、このあたりの表現が印象的だった。
「一瞬、天秤の針は清水に傾いていたのだ。」
「針の傾きを感じながら読みが空を切り、・・・」
「ここで針は清水から岩根に大きく振れ、一度傾いた分その傾きは大きなものとなった。」
「そして、傾いた針を戻さぬよう、一分将棋の岩根は・・・」
「針の振れ幅の大きさと岩根の堅実な差し回しに・・・」
ドラマチックです。
奨励会時代からのいろいろなエピソードを織り交ぜながら、崩した事のない高い壁にぶつかっていく戦友の果敢な姿勢を、とても暖かい視線で描いています。
終局後、今後の展開に向けての応援メッセージもさわやかで清清しい。
書いている方の楽しさが伝わってくるので、思わずこちらまで楽しくなる。
単に指し手の解説に終始するのでなく、本当に遠山四段らしい作品に仕上がっていると思います。
マイナビ女子オープンに関しては、以前、片上五段初観戦記について書きました。
そして、遠山四段については、
親愛なるファニースペース様
遠山雄亮論
遠山四段の名人戦解説
などなど書きました。
shogitygooさんは銀河戦の解説について、下記のように絶賛しています。
「解説は遠山四段が、銀河戦解説デビュー。「まるごと」に出た時もそうだったが、とにかく立て板に水の喋りである。ブログの十倍おしゃべりな感じを想像していただければよいというところだろうか(笑)。」
僕が好きなのは、観戦記も解説もそうなのだけど、
絶えず将棋ファンの目線でものごとを捉えようとしている、
そこの部分を大切にしようとする姿勢です。
書くことに関しては、先ちゃんの後を追うポジションにもなれるだろうし、
解説する事に関しても、木村八段並みの期待値が持てるのではと思います。
棋士としての研鑽ももちろんだけど、
今後の棋界の発展に向けて、
ますます自分らしい貢献をしていって欲しいと思っています。
木村八段に優るとも劣りませんね。
「将棋版:生テレビ」については、微妙だと感じます。
幅広く意見収集するのはよいのですが、そこから何らかの方針を見い出して問題解決に結び付けないと意味がありません。
瀬川問題のとき。
連盟HPでファンの意見を募り、それを集約して問題点を絞り込み、その結果をファンに発信して。それを新制度(三段リーグ編入試験など)に結び付けた・・・。あのときの森下さんのやり方はひとつのお手本だと思います。
意見収集の方法は、ネットか、(生テレビのような)公開討論か・・・それぞれ一長一短があると思います。
ただ、理事会(会長?)に対する不信感が高まっている現状を考えると、公開討論のような透明性の高い方法がいいかも知れませんね。
いずれにしても。
大きな声で議論するのが目的ではなく、問題を解決して前に進むのが目的である、という点は強く認識する必要があると思います。
苦吟して書いた甲斐がありました(笑)
でも岩根さんとは付き合いもありますし、楽しく書けた事も事実でした。
木村八段と並べて言っていただけるのも嬉しいですね(くろわっさんもありがとうございます)。
どちらも今後も腕を磨いていこうと思いますので、ご声援よろしくお願いします。
>昨年の名人戦解説会(朝日または毎日の6回)のうち、一番おもしろかったのは遠山四段でした。木村八段に優るとも劣りませんね。
くろわっさんさんも行かれてたんですね。
僕もあれですっかり遠山四段のファンになりました。ほんと、堪能させてもらいましたよね。
稀代のエンターティナー!言いすぎ?(笑)
★けいすけさん、こんばんは。
>リンクされている過去エントリーも含めて拝読しました。
ありがとうございます。自分で読むと、昔は馬鹿なこと書いてたなあ、と反省しきりですけど。
>「将棋版:生テレビ」については、微妙だと感じます。
はい、半分は冗談だし、実現するわけないだろうという頭で、アイディアをどんどん膨らまそうとして書いたものです。
>ただ、理事会(会長?)に対する不信感が高まっている現状を考えると、公開討論のような透明性の高い方法がいいかも知れませんね。
そうですね。透明性、そして、ファンの目線、ということがキーワードだと思っています。
★とおやまさん、こんばんは。
あれ、ご本人ですか?
こりゃまた、遠山先生、わざわざありがとうございます。
>こんなにも褒めていただけて光栄です。苦吟して書いた甲斐がありました(笑)でも岩根さんとは付き合いもありますし、楽しく書けた事も事実でした。
技術的なこともあったけど、今回の観戦記で一番感じたのは、楽しそうだなあ、楽しんで書いてるなあ、と言う印象です。
>木村八段と並べて言っていただけるのも嬉しいですね(くろわっさんもありがとうございます)。どちらも今後も腕を磨いていこうと思いますので、ご声援よろしくお願いします。
はい、どんどん精進を重ね、口も筆も将棋も、A級八段になってください。応援しています。