即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

いよいよ将棋界で一番長い日

2010年03月01日 21時40分07秒 | 将棋
さあ、いよいよ明日です。
A級順位戦最終局。

郷田 真隆 九段 VS 三浦 弘行 八段(過去対戦成績11-5)
佐藤 康光 九段 VS 丸山 忠久 九段(30-25)
森内 俊之 九段 VS 藤井 猛  九段(16-5)
木村 一基 八段 VS 井上 慶太 八段(2-5)
谷川 浩司 九段 VS 高橋 道雄 九段(30-26)

今期の長い戦いの最終決戦です。
面白いカード満載です。
過去対戦成績を見てください。
うーん、それだけ見たら、三浦八段、一気に決めるのは大変か。
降級の決まった佐藤vs.挑戦に踏みとどまりたい丸山戦は長くなりそうな予感。
藤井九段は、あっさり斬られないようにできるのか。
井上八段、負けたら即降級ですよ。
おー、谷川・高橋戦はドロドロですね。あの頃よくタイトル戦でやってたもんです。

2月に行われた、A級順位戦8回戦の記事を書きましたが、前回は全局先手勝ちという結果。

今回ももし全部先手が勝つとしたら、ということで、前の記事に予想(?)を書きました。

もしもそうなると、
挑戦争いは三浦、丸山が負け、谷川が勝ち三浦八段と谷川九段のプレイオフ。
そして、降級は井上勝ち、藤井負け藤井九段、
ということになります。

何度も書きましたが、このチャンスを生かして、
谷川九段にぜひ挑戦者になってほしいと思っています。

そして、もう一人の降級は、ssayさんもふもふさんを始め藤井九段贔屓が多いこともあり、井上八段には申し訳ないけど、やはり来期の久保、渡辺も入ったA級には、藤井九段の個性がいてくれた方が絶対に楽しい。

さあ、深夜までの男たちの運命を賭けた戦い、
これは自分だけでなく、人の運命まで左右するし、
指し手や展開に伴って、複雑に絡み合った人間関係、棋界勢力図などをあれこれ読み解いていくことがまた大きな楽しみでもある。

あのいつかの佐藤九段の深夜の降級を賭けた戦い
顔を赤らめて、頭を掻き毟って、身体を揺すり、悲壮な表情で己のすべてを賭けて戦っている映像は、
一生忘れられないほどのインパクトがあった。

と同時に、将棋の素晴らしさ、醍醐味、を強烈に味わった瞬間だった。

興奮とかそんなレベルでなく、
テレビの画面を凝視しつつ、しばし呆然としている自分がいた。

ということで、毎年この日は僕にとってはスペシャルで、
ある意味タイトル戦よりも面白いと正直思っています。

明日は立ち見を覚悟で大盤解説会に行くしかないと今から興奮しているそんな自分が好きです。
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