即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

いよいよラストスパートのA級順位戦

2010年01月16日 17時34分43秒 | 将棋
王将戦第一局二日目、佳境に入ってきたようです。現時点では久保挑戦者がリードしている模様です。

前回、かなり煮詰まってきたA級順位戦について「どんな春を迎えるのだろうか」という記事を書きました。

そして、今週までの対局で全員7回戦が終わりました。
残すはいよいよあと2局です。

ずっと先頭を走ってきた谷川九段が、もう後のない藤井九段に破れ、高橋九段との2敗同士対決に勝った三浦八段とついに並んでしまいました。

トップタイ二人に続くのは、4勝3敗の郷田九段、森内九段、丸山九段、高橋九段。

昨日の3勝3敗同士の対局で破れた木村八段、井上八段が3勝4敗。

そして、もうひとつも負けられないのが、
2勝5敗の藤井九段。
1勝6敗の佐藤九段。

まずは挑戦権争い。
次の8回戦は谷川・三浦の直接対決です。
当然ここで勝った方が一歩抜け出し、王手をかける。
そして最終局は、谷川の相手が高橋、三浦は郷田。
順当に8回戦を勝った方が、最終局も勝ち抜いてそのまま行くのか。
それとももつれて3敗の4人までも絡んでくるのかどうか。
前回書いたように、今年は谷川・羽生戦を見てみたい気持ちが強いので、
しばらくタイトル戦はご無沙汰の谷川九段にここはぜひがんばってもらいたいです。

次は降級争い。

こちらも皮肉なことに次が藤井・佐藤の直接対決。
将棋の神様はなんといたずら好きなんでしょうか。

一昨年の深夜までかかった一番。
髪の毛をかきむしり必死の形相で際どく降級をくい止めた佐藤九段のあの木村八段戦は多分一生忘れられないです。

一番長い、かつ素晴らしい一日、そしてA級順位戦が終わってで詳しく書きましたし、僕と同じようにあの苦悶の表情にショックを受けたshogitygooさん将棋界の一番長い日の佐藤康光に詳しく書かれています。

あの佐藤九段が降級候補一番手とは誰もが信じられないわけだけど、棋王戦挑戦者になった勢いであと2局勝って、2度目の6連敗3連勝ということになるのか。

佐藤九段はもう全部勝つしかない。
他の人のことを考える必要はないのでとてもシンプル。

ということで一気に4敗の二人は落ち着いてられない状況になってきた。
特に順位最下位の井上八段は、最低でも1勝はしないとやばい。

さて、将棋世界のA級順位戦クイズも出さないといけない。

そして、注目の直接対決2局を含む2月3日の8回戦、3月2日の一番長い日に向けて、
A級順位戦は4コーナーを回っていよいよ直線の勝負に差し掛かりました。
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