波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

続けるということ

2015年03月03日 | 日記・エッセイ・コラム

   ひな人形が好き。正面向きの行儀良さ(付かず離れずの距離感)、静かな親しき関係(本当のところは知らない)、期間限定(始まりと終わりで季節感)が良い。
             
 ふと新年度を考え、人生全体に及び、あれもしたい、これもしたいと思いつつ、やり遂げたものを思い出せない。やめなかったものが浮かぶ。今年で4年のこのブログ、10年の禁煙。辞めたら負い目になりそうで続けてる。積極的達成には遠い。こんな類いで長期的なのを考えると…辞めなかった教員生活、「出て行く」「出て行け」は未だない結婚生活がある。だが一番は、初級老人にまで到達できた寿命だ。今年度、お世話になった床屋さん、珈琲屋さん、中高の先輩がほぼ同年齢で亡くなった。当たり前と思ってたもののありがたみを知る。自分の命を強く意識する。
 老いるほど持続が難しく、大事なものが2つある。古い人間関係と若い頃からの志だ。失うと孤独へ転落する前者、負い目と弁解を意識する後者。この2つは裏表の関係で始末に悪い。若い頃と違い失うと再生は難しい。ここらを自ら断ち切った身近な方たちを知り、その辛さや苦しさはいかばかりか、それで楽になったのなら嬉しいが…と思う。胸中複雑だ。
                               
 運と偶然で何とか続いてる立男の人生。無数の支えがあってこそだが、少なくない女性の支えもあったりして(笑)そんなこんなで、ママヨさんを筆頭に全女性の息災を祈る3月3日。


  画像はあのチロルチョコの雛人形セット三月の甘納豆のうふふふふ (坪内稔典) 教科書の俳句から。今日の陽気で思い出したりして。

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【その204】 雪山

2015年03月02日 | 【保管】一寸凡師コラム
  雪山 
 
 久しぶりの荒天に、私事的出張を断念。職場に駐車していた車の前も、暴風雪により雪山が。
 短時間での変わりように凡師もびっくり。知らない人が見たら「どうやって雪山の後ろに駐車したの?」とか「なんでわざわざ雪山の後ろに駐車したの?」などと言われそう。本当に自然の力はすごい。
 いよいよ3月。年度末の忙しさが始まる。天気予報ならぬ仕事予報にアンテナをはりながら、雪山をスコップで除雪するかの如く、地道に仕事を進めたい。
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