凡師は常々「楽しみ」を作れる人、「楽しさ」を感じられる人になりたいと思っている。その場その場で「楽しみ」を見出し、「楽しさ」を感じられる人というのは、きっと人生を謳歌できる人に違いない。
今年も残り2ヶ月ちょっととなったが、まもなく迎える「冬の時期」。
今年の冬の「楽しみ」は、なんといっても義父から譲り受けた「除雪機」。真冬の寒空の下「ザッシュ、ザッシュ」と汗を流していたのが、今年は「ブルルルルル」に変わるかと思うと、もう居ても経っても居られない。まだ雪も降っていないのに除雪機のエンジンに火を入れたくなる。鉄の質感、エンジンの塊感、油くさい香り、スロットルワイヤーの張り…。全てが凡師のDNAに語りかけてくるのだ。バイクを手放した凡師にとって(No21参照)「除雪機」は、単なる「除雪機」では無い。もはや、新たなモータースポーツの相棒としての地位を築き上げている。
今年の冬は降り積もった雪とともに、大黒柱(自称)として、社会人として、男として日頃吐き出せない「何か」を一緒に吹き飛ばしたい。もちろん、革ジャンとヘルメットを着用して…。
バイクは無くとも、ライダー凡師は不滅なのだ。
真っ暗な中、ブルの音を聞いて目覚め、慌てて防寒着を着込み外へ飛び出すことも何度もある。
それがとってもつらい。雪かきの必要ない夏にはとっくに起きている時間なのに何故か冬には起きられない。