波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

危うさの時に

2024年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム

に何も入っていなかったからもう一度確かめてくれないかと言われた。札と硬貨を数えて入れて渡したのをありありと覚えていたから相手側の間違いでは無いかと思ったが、お金のことだからザワザワする感情を抑えて「わかりました」と電話を切った。不思議なことがあるものだ、いや、老いのせいで自分の気づかない間違いかもしれないと思った。理屈抜きに、絶対に相手を悪く思わず自分が悪いと決めた。何度確かめても「何も入っていない」理由は見つけられなかったが。

い頃に出来たピアノが老いてから出来なくなったことを、周りの人たちの助けで授かったことを返すときが来たのだ、という話を知った。お金の話の次の日に。生きる術を身につけられた感謝と、それを手放すときがきたことを率直に認める潔さを感じた。「返す」相手は自分より若い人だと思った。電話が来て、自分の勘違いだったと謝罪があった。一晩、俺も年貢の納め時かなとウンザリしていたが息を吹き返した気分になった。あらためて、渡すときにお金を見せて確かめなかった自分が悪いと思った。同時に、これから1つずつ出来なくなるのは、1つづつ返すことという言葉を反芻した。


画像は庄野潤三著『プールサイド小景』(新潮文庫)、いつか読もうと思っていた小説家。平凡で穏やかな日常に隠れている危うさを描く洗練された小説。戦後すぐの作品が今も読み継がれているのがわかるな。畑仕事のない雨の日に読む 記事中のピアノの話は、美智子上皇が残されたもの。

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屋外園芸用具棚つくる

2024年08月01日 | 図工・調理

やブリキの如雨露(中が錆びて使用不可)を置く棚つくる。画像では小さく見えるが180×90㎝ある。波風食堂の横のスチール製物置の灰色金属の壁を隠すのも目的。近所の知人から貰った船のデッキ古材が役に立った。グリーン色の防虫防腐剤で塗装。手前の横木もプロパンガスボンベを隠す塀。古材が足りなかったので新材に墨汁を薄めて塗り調子をあわせた。食堂の椅子やテーブルも同じように塗装し時間経過感の渋さを面白がっている。

や庭の作業は土いじりだけでなく、煉瓦道や用具置き場などのモノづくりを楽しまなくては損。画像の煉瓦小広場は紫陽花の手前の煉瓦道に続く作業場。雨上がりで地面が濡れていても作業ができる。作業台を置き、園芸と木工の作業。今、胡瓜やミニトマト、豆類や朝顔などの支柱立てを作っている。支柱は冬囲いにも使うから園芸の重要アイテム。これも「どう使いやすく、合理的に、頑丈に作るか」を寝ても冷めても(笑)

野ファーム(旭川永山の見事な花壇)の花や草(雑草も活躍!)に心躍り、歩道や野外用椅子、そして野外用道具棚や小屋に踊る踊る。旭川から帰り寝ても覚めても「さて、どう波風的にやるかな」の思案。誰にも遠慮せず自分の好きな『空間』を自分で作れる贅沢。ママヨさんの「なかなか良いね、☆☆☆」評価めざして。


退職して加入した国保保険料の高さに驚いている。公費投入しなければ国民皆保険制度は崩壊するね。保険証のマイナンバーカード化もそうだが、庶民が困るよう困るよう持って行かれる 名前の知らない豆をもらい旨い旨いと食べ少し残しておいて植えたらクリーム色の花が咲き豆みたいな実がったなった。嬉しいなあ、面白いなあ。小松菜の跡地に秋大根とルッコラの種蒔いたら芽を出した。朝顔は咲いてくれる前兆も未だ無い。

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平均寿命で思うこと

2024年07月28日 | 日記・エッセイ・コラム

女性87.14歳、男性81.09歳の平均寿命と昨日の新聞記事。日本人の亡くなる年齢は70〜80歳が1番多いらしいが、この手の数字は心をさっさと素通りする。残りの生存年数を教えてくれるわけでなく、そう遠くない「もしもの時」をちょっと意識させるけれど一昨日の夕飯何食べたかと同じぐらい記憶に残らない。平均寿命なんてたかがそれぐらいなもの。平均は平均、自分は自分なのだ。逝くのは100%間違いなく、少し遅いか早いかだけの問題。そう思うのは、7年前に耳下腺腫瘍手術して以来、比較的平穏に過ごすようになってから。

 

80歳にもなれば誰でもほぼ病気持ち。72歳の今だって不意の通院・入院を覚悟しながら遊んでる。願いはママヨさんより早く逝くことだが、それは手前勝手なわがままだし、平均寿命が保証してくれるわけでない。昨日ママヨさんに、「最近までずうっとあなたは病人と思ってました」と真面目な顔で言われたが、この頃は波風氏の方が体調よろしく2択の結果は予想つかない。
思うのは、逝くことを日常の話題にして暮らすこと。躊躇なく口に出せる人との縁を大事にしたい。残る寿命を健全な笑いの種にできるなら人生は悪くない。


画像はたくさん実ったエンドウ豆。あそこの家の豆はもう花が咲いていた、日陰で風が強いから実らないのかなとぼやいていたママヨさん、今日はニッコニコ。花と野菜が隣どうしで生きている畑が好みの波風家 早朝に2時間弱の昆布干し作業、午後から畑の道具置き棚DIYと図書館通い、夕方パチンコ(勝利)、働きづめだったから、今日の読書交流会は急遽中止。気分は絶好調だが身体は休息を求めてる(涙)。

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724 50

2024年07月24日 | 日記・エッセイ・コラム

の保険証がつかえなくなるので、マイナンバーカードで受診しなさいのお達し。封筒に『特定記録』の朱印が禍々しい。メタボリックシンドロームの通知忘れてましたの再通知の時もこれがあった。

のカードはおいそれと持ち歩くものでなく家の奥深くに隠して保管すべきもの。最も他人に知られてはならない個人情報の塊だからね。年に1回こわごわカードのコピー貼り付けて確定申告するだけの。それがどうだ、何の安心担保も示さず、完全上から目線いや問答無用命令、腹立つ〜。この一点だけで、政権与党退場の暴挙中の暴挙。国民に分かるように再度国会で話しあえよな。問答無用の『赤紙』を墓場から呼び覚ましたような怖さがある。

 

タイトル『724 50』は、今日の裏ブログ記事に書いたが、「なによ!」の日に来たとんでもない「これ」のこと。


5000円の餌でマイナンバーカード作ったが返しても良いんだよ。こういうやり口で来るのなら畑の草花がやっとものになりだしたが昨年より10日ぐらい遅い。葉物だけが例年並。

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7月の元気模様

2024年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

れたてのレタスとパセリ、それにキュウリと酢玉ねぎで100グラム、野菜1日350グラム摂取は生では無理。煮たり焼いたり分で帳尻合わせ。ヨーグルトがけの果物も半分足りない。大事なのは「足りないんだね」を忘れないことだが、嫌いな野菜が食べられる食物(未だ完全好きでは無い)に変わったのはママヨさんの躾け。美味しかった豆の花がエンドウ豆に続いて咲いてくれた。 画『90歳、何がめでたい!』(90歳の草笛光子さんが現94歳の佐藤愛子さん役)見てくる。想像通りのコメディだったけれど、暗くなって始まる映画館に出かけてワクワクしながら映画を観る楽しみが大事。前回が『老後の資金が足りません』(笑)、もし「素敵な亡くなり方」とか「認知症前後の楽しい道のり」のコメディあったならなら是非見に行きたい。 チンコ5連勝。勝ったと言っても小学生のお年玉ぐらいだからたいしたことないが「これで運を使い果たしたりして・・・・」と若干不安。波風氏3大事故の「運転と階段と熱湯」に注意しなければ。ウンコも踏まないように歩かねば。畑仕事はしてもブログ更新しなかった理由がこれ。大谷さんのHR、日ハム勝利、パチンコ勝利が〇〇〇と揃うと機嫌良く寝られる。 ガネをレンズ交換したのも、痛さが少し続いていた右足首も、起きる時に膝が頼りなく感じたのも、足裏と地面や床との間に何かある感じも(靴下や靴底と違う)原因は『老い』。今一番恐れているのは『歯』。来年には通います、きっと、と歯医者さんに依頼済み。


久しぶりにブログ更新。宿題を終えたというか、便秘解消したというか、スッキリし身も心も軽くなった感じ(笑) 今月の読書交流会を7月28日(日)14時間から波風食堂で行います。都合のつく方ご参加下さい。参加費200円、読んだ本の内容と感想を一言。「聞くだけ参加」もOK。

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