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今、言葉にすべきこと。そのひとつ。


組織社会において、立場と言うのは、
その実力以上に、大きな影響力をもつことも少なくない。

2024年8月30日(金)
兵庫県庁にて、齋藤元彦知事のパワハラ疑惑で、
百条委員会が開かれ、知事への証人尋問が行われるものとなった。
この百条委員会とは、
地方自治法100条に基づいて設置され、
虚偽の陳述をすれば、3ヶ月以上、
5年以下の禁錮と刑罰が課される可能性もあるもの。
兵庫県知事、齋藤元彦(46才)は、東大卒で、
総務省に入庁している、元、総務官僚。
地方知事は、選挙で選ばれるものだけど、
総務省出身の人物が兵庫県知事となることは続いており。
ちょっと引っかかるものを感じてしまう。
パワハラの対象は、特定の人物だけに限らず、
複数の職員に及んでいたと聞く。
このパワハラ問題は、知事個人のパワハラ行為だけが、
問題視されているのではなく。
本来、公益通報制度で守られるべき、
匿名の告発者を、齋藤元彦知事が、“誰”なのか?を特定するため、
職員に指示する(犯人探し)などの行動をしており。
結果、告発者が自殺しているなどの悪質性も注目されている。



2024年3月12日
兵庫県元幹部職員は、告発文書を報道機関などに送付。
3月27日
兵庫県は、内部調査を進めていると公表。
4月4日
元幹部職員は、公益通報制度を用いて、県の窓口に通報。
5月7日
兵庫県は、内部調査の結果、
「告発文は、核心的部分が事実と異なる」として、
公益通報制度の調査結果を待たずに、元幹部職員を懲戒処分とする。
(3か月の定職処分)
7月7日
元幹部職員は、
「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージを残し、
死亡(自殺と思われる)。



先日、記事のトップの画像に、この人物の画像を用いていたもの…。
その画像が、いつの間にか外されていた。
おそらくブログの規約において、
ブログの管理者(NA)の知らないところで処理されていたのだろうか?
今度は、このブログ自体が、閲覧できなくなっているかも知れない。
さて、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発し、
先々月(2024年7月)、亡くなったのは、
兵庫県西播磨県民局長。
この告発は、匿名であったが、
県は、この告発者を特定するため、
“告発者を見つけ出すためのマニュアル作成”
(“庁内調査手順”というもの)まで準備しており。
告発者の特定が、組織的、計画的に行われていたものとなる。
この告発内容は、パワハラ疑惑だけでなく、
贈答品の受け取り問題などもある。
齋藤元彦知事は、視察先を訪ねると、
兵庫県知事として贈答品を要求しており。
このことから視察先からクレームが出ているだけでなく。
今後の視察訪問を、ハッキリと拒否(拒絶)されるまでとなっている、
…とも聞く。
この行為を、一部、報道番組やワイドショーなどでは、
“知事のおねだり行為”などと、軽い言い回しをしていたけど。
どう考えても、立場を利用してのカツアゲ(恐喝)としか思えない。



追記:
齋藤元彦知事の所属する政党“維新の会”についても、
以前に記したけれど。
統一教会の創始者、文鮮明が、昭和の時代に設立した、
政治団体、国際勝共連合の初代会長、笹川良一は、
東條内閣時代には、衆議院議員であり。
財団法人、日本船舶振興会の元会長にして、
右翼の大物だったとも言われている。
名称は違っても、“勝共連合”と“統一教会”は、同一の組織でしかなく。
笹川良一は…、
「自分は、(統一教会の創始者)文鮮明の犬だ」と言ったとも聞く。
この日本船舶振興会は、現在の公益財団法人、日本財団であり。
虎ノ門に、大きなビルをもつ団体になる。
この笹川良一の運転手だったのが、元大阪府議会議長、松井良夫であり。
この松井良夫は、維新の松井一郎の父親になる。
ここまでの話は、単なる昔話ではなく。
2022年7月31日、日本維新の会、議員13人が、統一教会と接点。
藤田幹事長ら党幹部も、関連団体イベントに参加している。
そして、笹川良一が、競艇や競輪などの「公営ギャンブル」で、
莫大な富を欲しいようにしてきたこともあり。
同じような“うまみ”にありつきたいと、
松井や橋下らが思いついたのが、「カジノ」計画になる。
そのためには、地下鉄やガス、水道などインフラを整備する必要もあり。
維新が、大阪万博に固執し、誘致したのは、
夢洲(ゆめしま)に、IRカジノを建設するためのもの。



政治の世界に“維新”を名乗る政党が登場したとき。
なにか新しいことが起きるような期待感があり。
その維新の主導によって、関西万博が行われると知ったとき。
あまり深く考えもしなかった気がする。
しかし、維新は、野党側であっても、
事実上、与党の補完勢力でしかなく。
自民党や公明党が、ダメだから…といって、
維新を応援しても意味もなく。
しかも、万博を誘致したものの、失敗しそうになると、
「万博は、国の事業」と、責任逃れしようとするし、
赤字になっても、補填すらしない無責任な政党でしかない。

蛇足:
8月24日のツイッター上(現、えっくす)の投稿より…。
「県としてもらったが、個人で食べた」
これまで、カニとカキ、個人的な受領はない…と言われてましたが?
「県産品については、あくまで県として受領した」
「賞味するものなどは、個人で食べたり、味わうことはあった」
“あくまで県としての受領ということ”
 ⇨ 珍回答。
県としてもらったものを、個人で費消(ひしょう)したら、
横領ないし、背任、あるいは“窃盗”ではないのか?
業務の一環として、費消したと言わないといけない場面。

8月30日のツイッター上(現、えっくす)の投稿より…。
「公益」に対する言葉には「私利私欲」がある。
この意味で言えば、
公職にある人が「私利私欲」に走ったと告発する文を、
公に通報することは「公益通報」の意味になる。
取り敢えず言っておくと、
不祥事を起こした人間に「職責を果たす」資格はありません。
だから、不祥事を起こした人間が、
「職責を果たすことで責任を果たす」と言っても、
責任をとっていることにはなりません。

8月30日のツイッター上(現、えっくす)の投稿より…。
本日(2024年8月30日)開催される百条委員会、証人喚問において、
弁護士の同席を申請。
この行為が、パワハラの事実を裏付けているものにも思える。
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