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まだ解決には遠く:エセ聖者の教義とザル法

(前回の続き⇒)
統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題による、
「被害者救済新法」に対し…。
2022年11月22日のTB〇の番組では、

(統一教会:世界平和統一家庭連合の…)元、信者の女性が…、
「被害者は、マインドコントロールで操られているので、
そこを定義しないと、“ザル法”になる可能性がある」
…と、語っており。
それを、番組のゲストが…、
「“ザル法は困る”、当然、被害者は、そう言うと思うんですよね」
「ザル法の怖いのは、(悪いことを)やろうとするものが、
いくらでも“悪さ”することができるんですよ」
「決して、被害者の救済でなくて…。」
「悪い人たちに、“こういう方法ならOKですよ”
…ということを教える効果がある」とあった。

さて…。
“他にも、ヤバい宗教(宗教カルト)や政治団体(政治カルト)があるのに、
何故、統一教会ばかり叩かれるのか?”…という書き込みが、
ネット上にあった。
「今更、こんなバカなことを!!」という気分にもなる。

日本国内における宗教法人数は、18万1400以上あり、
そのうち、どれがカルト団体であるかなどは分かりようもなく。
それらの団体を、片っ端から、叩くには、人員や時間も、
ケタ違いのものが必要となる。
どこかで、“線引き”をするためにも、
誰が見ても、明らかな問題をもつ団体から対処しなければ、
同じような問題ばかりが、引き起こされてしまう。
それに、統一教会から、宗教法人格を取り上げたとしても、
この国(日本)には、「信教の自由」があることから、
任意の宗教団体として活動できてしまう。
つまり、宗教法人格を取り上げた“だけ”では、問題解決とならない。
それに…、
以前にも記しているけど、
カルト団体(宗教カルトや政治カルト)に所属していた人間(信者)は、
そのカルトから抜け出せても、自身の居場所もなく。
結果として、元のカルトに戻ることもあれば、
別のカルト団体へと取り込まれることも少なくないとも聞く。
実用性もない新法を設けて、時間稼ぎに勤(いそ)しむ人々がいるように見え、
どれも、ウンザリしてしまう。



選挙期間中には…、
「この国を、一緒に支えていきたいと思っています!」
「是非とも、清き一票を、お願い致します」などと、
熱く語ってきたであろうセンセイ方が…、
“戦前及び戦時中における朝鮮半島支配から贖罪すべき!”
…という強い反日性をもったカルト団体と、
長年、ズブズブの関係にあったと聞けば…。

自分の国(の政府)は、何も考えていないのではないか?とも感じて、
不安や不信にも思う。
それとも、尊い教義のもとであれば、
現世(うつしよ)の物事など、些末なこと…にでも思えたのだろうか?
ちょっと話が外れてしまうが…。
日本は、歴史的に、戦争へと、突き進んだことへの反省があり。
その反動で、学校教育では、極端に平和主義的な教育が行われてきた、
…とまでは言わないけど。
戦時中に関わってきた国々に対し、“敗戦の負い目”があったのかも知れない。
統一教会は、このような日本の反戦教育と、
自分たちの教義をダブらせてきたようにも思え。
そのような組織体質にも、反社会性を感じさせる。
このような存在が、政権に寄生していれば、
消費税率が、どんどん上がるのも、当たり前である。



追記:
かつて、統一教会の教祖、文鮮明(ムン・ソンミョン)は…、
韓国人の男性への教え…として、

「国を盗んだ“敵(かたき)”(=日本人妻)から生まれた、
息子や娘を愛せる人こそ、天国に自動的に行けるのです」
日本人女性への教え…では、
「昔の“敵(かたき)の国”(=韓国)の男性と結婚しなければ、
天国に行けません」…と語っていたと聞く。
これらの言葉から、悪意を感じるのは、“気のせいだろうか?”
以前にも記したけど…。
独裁国家やブラック企業にとって、自分たちの下で働く“労働者”たちは、
貧しければ、貧しいほど、都合がいい…と聞いたことがある。

ちょっと不道徳な考え方ができれば、すぐに分かること。
生活水準が低く、社会環境にも恵まれていなければ、
生活の糧を得る手段や頼りとする人も限られていくこととなり。
自分たちの生活や尊厳を貶めている元凶を、
自分たちが支えていると理解できても…、
そこから脱出することは、不可能に近く。
そのような状況への支援や救済活動は、不毛な結果となることも多い。
“信者”は、“労働者”ではないが、同じものに思える。
(続く⇒)
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