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結末はカッコ悪く、気分最悪。仕

(前回の続き)
時代劇「水戸黄門」には、“ニセの黄門様御一行”が出てくる逸話が、
毎シリーズごとにある。
ヒーローのニセモノが出てくるというエピソードは、
時代劇だけでなく、色々なドラマのシリーズ作品においても多く。
どれも楽しませてもらった記憶がある。
自分に、そっくりなヤツが悪事を働いているなどと聞けば、
荒唐無稽にも思えるけど。
これと同じようなことは、現実にも存在する。
もちろん、自分と同じ顔したニセモノが、
自分に成りすまして生活をするような非現実的なことではない。
例えば…。
販売や飲食業などのサービス業では、同じ制服を着ていることが多い。
チェーン展開している店舗なら、店の看板だって、同じデザイン。
「隣町の系列店でハンバーグを食べたお客様が病院に担ぎ込まれました!?」
「食中毒かも知れません」…となれば、当店は関係ありませんでは済まない。
職場(お店)も、格好(服装)も同じ。
名刺に刷り込まれた会社名までも同じ、
そんな職場の同僚が、身勝手で横暴なマネをしていれば、
自分もタダでは済まない。
素行の悪いマネをしている同僚(素行不良社員)は、
まさに自分のニセモノと同じ。

(関連する過去の記事↓)
「労働賛美:喚」
「労働賛美:愚」
(迷惑な新入社員の過去の記事「愚酷醜齢(前編)」)

世の中には、どうしても仲良くできない相手というのがいる。
そんな相手が、職場の”同僚”ともなると難しくなる。
それでも、自分自身の問題であれば、解決は難しくても、
対処できないわけでもない。
職場における人間関係なら、
単に好き嫌いなどの個人的な感情を抑えるくらいはできる。
問題は、相手側が自身の問題を認識せず、解決もできない場合。
自身で収拾もできないほど、顧客とのトラブルを起こしながら、
責任を感じていないようなとき。
1人でも、職場に、いい加減な仕事をするものがいると、
全員でフォローしなければ、悪い印象は拭えない。
営業やサービス業の場合は、特にそうかも知れない。
いい加減な仕事への評価は厳しく、
そして、対応も冷たいものになる。
自身の評価にもつながることだけに、
職場における人間関係は、
単に好き嫌いだけでは済まないものも少なくない。

ニセモノの存在は、何故、脅威なのか?
それは、本物(自分)の存在を貶めていくから…。
他人には、本物とニセモノの違いなど、どうでもいいこと。
本物もニセモノも、まとめて見限ってしまうだけのこと。
所詮、他人事だから、ね。

<続く:2020年7月改編>
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